下関市一般廃棄物処理基本計画策定業務 仕 下 様 関 書 市 第1章 1 総 則 委託業務の目的 下関市一般廃棄物処理基本計画は、廃棄物の処理及び清掃に関する法律第6条第 1項の規定により策定されているものであり、ごみ処理基本計画と生活排水処理基 本計画とから構成されている。 下関市(以下「本市」という。)の現在の計画が平成29年度に終了することに 伴い、平成30年度から平成39年度までの10年間を計画期間とする新規計画を 平成29年度に策定することを目的とする。 業務の実施に当たっては、「ごみ処理基本計画策定指針(環境省大臣官房廃棄物・ リサイクル対策部廃棄物対策課。平成25年6月)及び「廃棄物の処理及び清掃に 関する法律第6条第1項の規定に基づく生活排水処理基本計画の策定に当たっての 指針について(厚生省生活衛生局水道環境部環境整備課。平成2年10月8日)」 に準拠したものとするほか、本市における上位計画(総合計画及び環境基本計画) やその他の関連計画の内容との整合に留意し策定するものとする。 2 業務の内容及び範囲 本業務の内容及び範囲は、第2章の業務内容のとおりとする。 ただし、仕様書に明記なき事項であっても業務遂行上必要な事項が生じた場合は、 その内容を明記し提案すること。 3 技術者等 受託者は、業務の円滑な進捗を図るために、充分な経験を有する技術者を複数配 置するものとする。特に主任技術者については、業務の全般にわたり技術的監理及 び指導を行える者とする。 なお、本業務を受託者以外の技術者に請け負わせないこと。 4 計画対象地域 下関市全域 5 関係法令等 受託者は、業務の遂行にあたり、関係する法令、条例、規則、細則、通知等を遵 守しなければならない。 6 資料の貸与 本業務の遂行上必要な資料等の収集、調査検討等は、原則として受託者が行うも のであるが、本市が所有する調査資料又は文献等で業務に必要なものは貸与するも のとする。ただし、資料の貸与は所定の手続きによるものとし、貸与した資料は業 務完了後速やかに返却するものとする。 6 秘密の保持 受託者は、コンサルタントとしての中立性を厳守するとともに、業務の遂行上知 りえた秘密事項について第三者に漏らしてはならない。 7 議事録 受託者は、関係する官公庁との協議を必要とするとき、又は協議を求められた場 合には誠意をもってこれにあたり、打合せ及び協議の都度、その内容に対する議事 録を作成し、遅滞なく本市に提出するものとする。 8 委託期間 本業務の委託期間は、契約日より平成30年3月30日までとする。 9 提出書類 受託者は、業務の着手及び完了にあたって、本市の契約約款に定めるもののほか、 下記の書類を提出しなければならない。 (1)着手届 (2)工程表 (3)主任技術者届 (4)完了届 (5)納品書 なお、提出した事項を変更しようとする場合は、その都度承認を受けるものとす る。 10 成果品の検査と納品 受託者は、業務の完了に際し、本市による成果品検査を受けるものとし、検査合 格をもって本委託業務の完了とする。 なお、納品後、成果品内容に誤記・違算等の不備があった場合は、受託者の負担 において速やかに訂正し、再提出しなければならない。 11 疑義の解決 受託者は、業務の着手に先立ち、本市と充分な協議を行うものとするが、業務遂 行上疑義が生じた場合は適宜連絡を取り合い、協議を行った上、本市の指示に従う ものとする。 12 成果品 受託者は、業務完了に際し、次の成果品を提出するものとする。なお、成果品の 作成にあたっては、編集方法等について、あらかじめ本市と協議の上作成するもの とする。 (1) 平成28年度 ア 一般廃棄物(ごみ)処理基本計画基礎調査報告書 A4版製本 40部 イ 一般廃棄物(生活排水)処理基本計画基礎調査報告書 A4版製本 40部 ウ 上記原稿(電子データ CD‐ROM 等による) 1 式 エ その他資料(本市の指示する図面、資料等) 1 式 (2)平成29年度 ア 一般廃棄物(ごみ)処理基本計画書 【本編】 A4版製本 200部 イ 一般廃棄物(生活排水)処理基本計画書 【本編】 A4版製本 200部 ウ 一般廃棄物(ごみ)処理基本計画書 【概要版】A4版製本 300部 エ 一般廃棄物(生活排水)処理基本計画書 【概要版】A4版製本 300部 オ 上記原稿(計画書、概要書 カ その他資料(本市の指示する図面、資料等) 電子データ CD‐ROM 等による) 1 式 1 式 第2章 業務内容 ○一般廃棄物処理基本計画(平成28年度業務) 1 実施方針 本業務は、「一般廃棄物処理基本計画」を策定するものである。策定に際し ては、本市の廃棄物処理の内容を充分把握し、速やか且つ円滑な廃棄物処理体 制の構築を目指し、工夫・検討を行い、計画策定に係る基礎資料を収集・整理 するとともに、計画の素案を策定すること。 また、今後の社会情勢や様々な法整備の動向を勘案し、次の項目に注意して 策定するものとする。 (1)ごみ処理システムやごみ質の特性把握(既定計画による) (2)長期総合計画との整合 (3)国、山口県で推進されているごみ減量化計画及び広域化計画との連携 (4)廃掃法政省令改正に伴う今後のごみ処理施策との整合 (5)計画の広報・周知 2 地域特性の整理 計画の策定にあたり以下の基本事項について、既存資料等により把握、整理 するものとする。なお、地域特性については、ごみ処理及び生活排水処理基本 計画両方に係るものである。 (1)自然環境 (2)社会環境 (3)生活環境 (4)都市環境 (5)上位計画 3 ごみ処理等の現状整理 ごみ処理等の現状については、以下の項目を整理するものとする。 なお、ごみ組成調査は平成26年度実施したデータ並びに定期的調査を基に とりまとめるものとする。 (1)ごみの発生量と性状 (2)ごみの減量・再生利用の実態 (3)ごみ処理の実績 (4)ごみ処理体制 (5)ごみ処理の評価 (6)ごみ処理行政の動向 (7)課題の抽出 4 生活排水処理等の現状整理 生活排水処理等の現状については、以下の項目を整理するものとする。 (1)水域環境、水質環境に関する事項 (2)生活排水処理の実態 (3)その他動向 (4)課題の抽出 5 市民意見等の集約 現行計画に基づく取組や次期計画に期待すること等をはじめ、一般廃棄物処 理(行政)に対する効 果的 な 市 民 ・事 業 者 意見 の 調 査 を次 の 方 法に よ り 行 い、 分析すること。 (1)市民向けアンケート(約2000人を想定)を実施するに当たり、設問 の検討、アンケート用紙や宛名ラベルの準備・貼付、発送、回収、集計、意見 集約及び解析を行い、本計画への反映方法等を提案すること。なお、送返信用 封筒、対象者の抽出及び宛名ラベルの印刷は本市が行なう。 (2)事業者向けアンケート(約300社を想定)を実施するに当たり、(1) と同様に設問の検討、アンケート用紙や宛名ラベルの準備・貼付、発送、回収、 集計、意見集約及び解析を行い、本計画への反映方法等を提案すること。なお、 送返信用封筒、対象者の抽出及び宛名ラベルの印刷は本市が行なう。 (3)上記(1)、(2)の他に、市民等の意見を集約できる効果的な方法を 1つ以上提案すること。 6 ごみ、生活排水処理の現状報告 一般廃棄物(ごみ、生活排水)処理等の現状。市民、事業者の要望等をまと めた、「一般廃棄物(ごみ)処理基本計画基礎調査報告書」及び「一般廃棄物 (生活排水)処理計画基礎調査報告書を作成すること。 ○一般廃棄物処理基本計画(平成29年度業務) 7 ごみ処理基本計画策定 ごみ処理基本計画の策定については、以下の項目を整理し本計画への反映方 法を提案すること。 (1)基本的事項(計画策定の趣旨、位置付けなど) (2)ごみの発生量及び処理量の見込み(人口予測、ごみ量予測、減量化等 目標設定) (3)ごみの排出抑制のための方策に関する事項 (4)分別して収集するものとしたごみの種類及び分別の区分 (5)ごみの適正な処理及びこれを実施するものに関する基本的事項 (6)ごみ処理施設の整備に関する事項 (7)その他ごみ処理に関して必要な事項及び計画推進のための事項として 以下にあげるような事項。 ①計画の推進体制 ②環境行政広域連携 ③漂着ごみ・災害ごみ ④計画の進行管理 8 生活排水処理基本計画策定 生活排水処理基本計画の策定については、以下の項目を整理し本計画への反 映方法を提案すること。 (1)基本的事項(計画策定の趣旨、位置付けなど) (2)処理形態別人口の予測 (3)し尿及び浄化槽汚泥の発生量の予測 (4)生活排水処理計画 (5)し尿・汚泥の処理計画 (6)その他必要な事項 9 廃棄物減量等推進審議会の運営支援 本計画策定にあたり、下関市廃棄物減量等推進審議会にて審議を行なうもの とし、スケジュール・審議内容等の提案、審議会用資料の作成を行うとともに、 アドバイザーとして審議会にも同席すること。 なお、審議会の開催は、平成28年度に4回、平成29年度に4回を予定し ている。 10 パブリックコメントの運営支援 市民の意見を広く聴取し、計画に反映していくためのパブリックコメントの実施 支援及び意見の計画への反映等に対する提案を行う。 以上
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