医療イノベーション事業における 「医療機器三者連携開発モデル構築

医療イノベーション事業における
「医療機器三者連携開発モデル構築事業」業務委託仕様書
1 委託事業名
医療機器三者連携開発モデル構築事業における業務委託
2 目的
医療機関から医療現場の課題・ニーズ等を広く調査・抽出し、その開発テーマを医師、
看護師等の医療従事者と連携しながら、新たな医療機器・介護機器等を研究開発するた
め、埼玉県内のものづくり企業と医療機器メ-カーとの取組みを強化することを目的
とする。
3 委託期間
委託契約締結日から平成29年3月24日までとする。
4 委託条件
埼玉県及びさいたま市による「医療イノベーション埼玉ネットワーク」事業に、積極
的に連携している実績があり、広域医療機関にネットワークをもつ「医療機器支援調査
コンサルティング会社」であること。
また、医療機器メーカーとのネットワークを有し、当該ネットワークを活用した地域
の医工連携支援について過去2年以内に10件以上の受託実績があること。
5 委託業務内容
(1)広域医療機関におけるニーズ抽出
受託者は、県内外の医療機関を対象に、医療機器等の開発・改良ニーズ(医療機器等
開発により解決すべき臨床現場の問題点)を調査するとともに、医療従事者と県内企業
との連携による医療機器等の開発に向けたマッチングを促進する。
①医療機器等の開発・改良ニーズの調査票の策定
受託者は、広域医療機関の医療従事者を対象に、医療機器等の開発・改良ニーズを調
査するための調査票を策定する。調査票の内容は、委託者と協議をおこなう。
②課題・ニーズ等の調査書の提案募集及び受付
受託者は、上記①で策定した調査票を用いて、広域医療機関(5病院以上)の医療従
事者から医療機器等の開発・改良ニーズを広く募集し、その受付をおこなう。
委託要件【1】医療機器等の開発・改良ニーズ件数
50件以上
③医療機器等の開発・改良ニーズのとりまとめ
受託者は、医療従事者から提案された医療機器等の開発・改良ニーズについて、診療
科や医療機器の種類等の観点から傾向を整理し、調査報告書としてとりまとめる。
④医療機器等の開発・改良ニーズに基づくマッチングの促進
受託者は、提案された医療機器等の開発・改良ニーズに基づき、提案者である医療従
事者と医療機器メーカー又は埼玉県内ものづくり企業等が連携して研究開発をおこな
うことを目指し、マッチング会をおこなう。
なお、医療機関及び医療機器メーカーは受託者が調整し、埼玉県内ものづくり企業は
委託者が検討する。マッチング会の会場は、委託者と協議のうえ、受託者が手配する。
委託要件【2】医療機器メーカーリストの提出
300社以上
⑤報告会の開催
提案された医療機器等の開発・改良ニーズについて、開発・改良ニーズの傾向やマッ
チングの成果を発表するための「報告会」を開催する。
報告会は、本委託事業である埼玉県と文京区が連携して開催する本郷地域との医療
機器展示会でおこなうものとする。
⑥開発ニーズの結果報告
受託者は、提案された医療機器等の開発・改良ニーズの50件について、マッチング
成果をとりまとめた報告書を提出する。
⑦委託期間終了後の支援について
提案された医療機器等の開発・改良ニーズについては、委託期間終了後においても、
提案者である医療従事者、医療機器メーカー並びに、ものづくり企業が引き続きマッチ
ング及び研究開発を推進できるものとする。
(2)展示・商談会に係る企画・運営業務
受託者は、文京区等の医療機器メーカーを対象とした本郷地域との展示・商談会を開
催するにあたり、委託者と協議・調整しながら業務をおこなうこと。
仕様書に定めのない事項については、その都度、委託者と協議のうえ決定する。
①展示会の開催
受託者は、埼玉県内ものづくり企業が持つ医療機器等の開発・改良への活用が見込ま
れる技術や製品の展示をおこなう。
展示会の当日には、埼玉県内ものづくり企業と医療機器メーカーとの医療機器に関
する意見交換の機会をつくる。
展示会の会場に来場する医療機器メーカーは受託者が調整し、埼玉県内ものづくり
企業は委託者が検討する。
展示会の会場は、委託者と協議のうえ、受託者が手配する。
委託要件【3】展示ブースの設営 30小間 ・ 商談スペース 4箇所
②商談会の開催
受託者は、医療機器メーカーに出展企業を紹介し、個別面談を設定する。医療機器メ
ーカーに埼玉県内ものづくり企業を紹介するにあたっては、効果的なツールを検討す
る。医療機器メーカーは受託者が調整し、埼玉県内ものづくり企業は委託者が検討する。
委託要件【4】医療機器メーカーとの個別面談 60件
③結果報告・とりまとめ
受託者は、展示・商談会の開催結果をとりまとめる。
6 実施スケジュール
(1)広域医療機関におけるニーズ抽出
① 医療機器等の開発・改良ニーズの調査票の策定
平成28年7月
②
医療機器等の開発・改良ニーズの募集および受付 平成28年7月~8月下旬
③
医療機器ニーズ説明会 in 埼玉(会場:本郷周辺) 平成28年9月下旬
④
医療機器等の開発・改良ニーズのとりまとめ
⑤
医療機器等の開発・改良ニーズに基づくマッチングの促進
平成28年10月30日
平成28年7月~平成29年2月
⑥ 報告会の開催(展示商談会と同時開催)
平成29年3月 3日
⑦ マッチング成果報告書の提出
平成29年3月24日
(2)展示・商談会に係る企画・運営業務
① 展示会の出展募集
平成28年9月上旬
② 展示・商談会の設営検討・準備
平成28年9月~12月
③ 出展企業と医療機器メーカーとの商談内容検討
平成28年9月~12月
④
⑥
医療機器展示商談会 in 埼玉
(会場:文京シビックホール)
平成29年3月 3日
展示・商談会結果報告書の提出
平成29年3月24日
7 個人情報の保護
(1)本事業を実施する過程で知り得た個人情報は、本事業の実施以外の目的で使用しては
ならない。
(2)受託者は、本事業の実施の際に得られた情報等に関し、事業終了後も含め、守秘義務
を徹底しなければならない。
8 その他
(1)受託者は、委託者と常に密接な連携を図り、事業を効果的、効率的に実施すること。
(2)事業の実施に当たって疑義が生じた場合又は業務上重要事項の判断に当たっては、
委託者と十分協議の上、その指示又は承認を受けること。
(3)受託者は、受託業務の処理を他に委託し、又は請け負わせてはならない。ただし、書
面により、委託者の承認を得たときはこの限りではない。
(4)委託者は、受託者に仕様書等に定める事項に逸脱する行為が認められた場合は、再実
施を命じ、あるいは、契約の解除、契約額の一部又は全部の返還請求等をなすことがで
きるものとする。
(5)本業務にあたり作成された資料等の著作権は、委託者に帰属するものとする。ただし、
受託者が著作権を有する企業情報や技術的なノウハウ等を含む知的財産の権利は受託
者にとどまるものとする。
(6)この仕様書に定めのない事項については、双方協議のうえ定めるものとする。
9 問合せ先及び書類の提出先
〒338-0001
さいたま市中央区上落合2-3-2 新都心ビジネス交流プラザ3階
公益財団法人 埼玉県産業振興公社
新産業振興部 先端産業振興グループ
主任調査役
高橋 法幸
TEL 048-711-6870
FAX 048-857-3921