施設経営情報 No.121 - 社会福祉法人 富山県社会福祉協議会

社会福祉法人 富山県社会福祉協議会
社会福祉施設経営相談室
TEL 076(432)6219
FAX 076(432)6532
平成 28 年 6 月 20 日 No.121
中小企業退職金共済制度の助成金
中小企業退職金共済制度(以下、中退共制度)の助成金として、次の助成制度があります。助成期間中は、
助成金を支給する方法ではなく、掛金月額から助成額を控除した額が口座振替されます。但し、同居の親族
のみを雇用する事業主や、社会福祉施設職員等退職手当共済制度などに加入されている事業主は、助成対象
になりません。
1.新規加入の掛金助成
新規に中退共制度に加入される事業主に対し、加入後 4 カ月目から 1 年間、国から助成されます。
(助成
期間中加入されている従業員の、掛金月額の 2 分の 1 で、従業員毎に上限額は 5,000 円。
)
短時間労働者の特例掛金月額者(2,000 円、3,000 円、4,000 円)は、掛金月額の 2 分の 1 に上乗せして、
(1)掛金 2,000 円で⇒2,000 円×1/2+300 円=1,300 円、
(2)掛金 3,000 円で⇒3,000 円×1/2+400 円=1,900 円、
(3)掛金 4,000 円で⇒4,000 円×1/2+500 円=2,500 円が、それぞれ助成されます。
2.掛金月額を変更し増額の掛金助成
掛金月額が 18,000 円以下の従業員の掛金を増額する場合は、増額分の 3 分の 1(助成額の 10 円未満端数は
切り捨て)を 1 年間、国から助成されます。
【詳細は、中小企業退職金共済事業本部(ホームページ「中退共」
)等にお問い合わせ下さい。
】
-----------------------------------------------------------------------市町村も、新規に中退共制度に加入された事業所に、補助金や助成金などの名称で支給対象としている場合も
あり、詳細は各自治体の担当課に、お問い合わせ下さい。
(参考)
1.富山市(商業労政課(勤労福祉→中小企業退職金共済契約掛金補助金)
)
、2.高岡市(商業雇用課)、3.魚津市(商工観光課(中小企業
退職金共済制度加入助成金)
)
、4.氷見市(商工観光・マーケーティング・おもてなしブランド課(雇用支援→中小企業退職金共済契約
掛金補助金)
)
、5.滑川市(商工水産課→くらしのガイド(中小企業退職金共済制度加入促進補助金)
)
、6.砺波市(商工観光課(中小
企業退職金共済制度掛金助成)
)
、7.小矢部市(商工立地振興課(中小企業退職金共済制度掛金助成金)
、8.南砺市(商工課)
、
9.射水市(商工企業立地課)
、10.上市町(産業課)
、11.立山町(商工観光課)12.入善町(キラキラ商工観光課)など
社会福祉施設経営相談の利用状況
平成 28 年 4 月~平成 28 年 5 月
区分
種
別
4
5
施 設 経 営
2
相 施設利用者処遇
職 員 待 遇
談
会 計 ・ 税 務
3
2
項 安 全 ・ 衛 生
の
他
1
目 そ
合
計
4
4
累 計
2
5
1
8
区分
種
別
社会福祉協議会
利 児童福祉施設
老人福祉施設
用
障がい者施設
施
設 そ
の
合
4
1
1
2
5
3
1
累 計
1
区分
4
3
談
の
手
他
計
相
4
4
8
段
累計は 28 年度
種
別
4
5 累 計
文
書 3
4
7
電
話 1
1
来
所
訪
問
グループ相談
そ の 他
合
計
4
4
8
Q & A
「会計基準省令」の適用について
Q
A
従来の社会福祉法人会計基準に代わり、
新たな「会計基準省令」が制定されたとの
ことです。
もう一度、移行処理等の複雑な処理が必
要になるのでしょうか。
確かに、ご質問の通り「会計基準省令」
が制定されました。平成 28 年 3 月 31 日に
成立した改正社会福祉法により従来局長
通知として制定されていた社会福祉法人
会計の基準を厚生労働省令としていわゆ
る「格上げ」することとされ、その結果平
成 28 年 3 月 31 日に「会計基準省令」が発
せられました。
その結果、平成 28 年 4 月 1 日を境とし
てそれぞれ次の基準が適用されます。
(1)平成 23 年 7 月 27 日 厚生労働省局長
連名通知(以下「23 年会計基準通知」)
平成 27 年度(27.4.1~28.3.31)以前の
会計年度に係る計算書類等の作成について
適用。
(2)平成 28 年 3 月 31 日厚生労働省令第 79
号(以下「会計基準省令」)
平成 28 年 4 月 1 日から施行し、平成 28
年 4 月 1 日以後に開始する会計年度に係る
計算書類等の作成について適用。
ただし「会計基準省令」及びその省令を
補足する諸通知を見る限り、若干の表現や
記載箇所、並び順の相違等はあるものの
内容的には「23 年会計基準通知」及びそ
の関係諸通知等をほぼそのまま引き継い
だ形となっています。
その為、原則として再び移行処理等の複
雑な処理が必要になる事はありません。
但し、細かな部分では対応が必要になり
ますので、
「会計基準省令」を自法人にあて
はめて検討する事は必要となります。
・6月20日(月)~21日(火)
・7月 7日(木)
・7月14日(木)~15日(金)
・7月23日(土)
・7月24日(日)
・8月 6日(土)
・8月25日(木)~26日(金)
昨年度の有給、今年度の有給
Q
A
雇入れ日から起算して 2 年 6 カ月間継
続勤務し全労働日の 8 割以上出勤し、前年
度の有給休暇(11 日)に、今年度の有給
休暇(12 日)が付与された場合、今年度
分の有給休暇から消化する旨、就業規則を
変更し、
「年次有給休暇は、翌年度に繰り
越してはならない。
」と定めることは可能
ですか。
就業規則を変更し、
「年次有給休暇は、
翌年度に繰り越してはならない。
」と定め
ることは可能ですが、そもそも、今年度
の有給休暇(12 日)が付与された時点で
前年度の有給休暇(11 日)の請求権が消
滅するわけでありません。
有給休暇の取得促進のため就業規則を
変更し、
「付与された年次有給休暇は、翌
年度に繰り越してはならない。
」と定める
ことは可能ですが、計画年休、時間単位年
休制度等を活用し、取得促進をすると良い
でしょう。参考までに、関連する通達をお
知らせします。
▼「出来るだけ年度内に年次有給休暇を取
らせる趣旨で規定を設けることは差支
えないが、就業規則に規定しても、年度
経過後における年次有給休暇の権利は
消滅しない。」(昭和 23.5.5 基発 686
号)
▼「労働基準法第 115 条の規定により 2 年
の消滅時効が認められます。」(昭和
22.12.15 基発 501 号)
うごき
東海北陸ブロック老人福祉施設研究大会
愛知県名古屋市
富山県老人福祉施設大会
氷見ふれあいスポーツセンター
東海北陸保育研究大会「石川大会」
石川県金沢市
福祉職場説明会第1回(福祉・介護分野)
富山国際会議場
福祉職場説明会第2回(福祉・介護分野)
富山国際会議場
福祉職場説明会第3回(児童分野)
富山国際会議場
富山県保育所・認定こども園リーダー研修会
オークスカナルパークホテル富山