瀬戸内紀行 事務局長 池田良穂 先週、呉に行く用事ができて、急遽、大阪南港から「おれんじ 7」に乗船して東予港に上 がり、しまなみ海道を走って、瀬戸田で建造中の津軽海峡フェリーの「ブルードルフィン」 の姿をみてから、三原までフェリーで移動して、呉まで海岸線を移動して、竹原港、安芸 津港で、芸予諸島へのフェリーや高速旅客船をみてまわることにしました。梅雨には入っ ていましたが、この金曜と土曜は晴れ間もでるとの天気予報もあって、久しぶりに瀬戸内 の船たちに会えると期待してのことでした。 木曜日の夜に大阪南港に着くと「おれんじ 7」が停泊しており、20 時から乗船が始まり、 レストランもたくさんのお客が入っていました。家で軽く夕食を食べてからの乗船だった のですが、つまみに 2 品の料理をとり、生ビールでまず喉を潤し、同社自慢の焼酎セレク ションの中から 2 つ選んで飲むうちに、22 時の出港となりました。デッキにでると海風が 心地よく、大阪、そして神戸の夜景がきれいでした。これこそ、船旅の醍醐味です。 翌朝 6 時に東予港に到着。まずは来島海峡を展望台から見てからしまなみ海道に入りま した。しまなみ海道は時々霧がかかっていましたが、次第に晴れて、生口島の瀬戸田に到 着する頃にはよい日差しになっていました。艤装中の津軽海峡フェリーが運航する 2 代目 「ブルードルフィン」が陽光にまぶしく光っていました。 内海造船の瀬戸田工場で艤装中の「ブルードルフィン」 。 瀬戸田で出会った高速旅客船「シトラス」。 瀬戸内クルージングの運航船。 瀬戸田から三原まで乗船した「第 7 かんお ん」。航海時間は 30 分。 高速旅客船「シーホーク」 。ほうらい汽船の 三原~生口島航路に就航。 内海造船の船台上で建造中の小型フェリー 「ななうら丸」の姿が見えました。 忠海港 忠海港では、大久野島と大三島島へのフェリーと高速旅客船に出会いました。ここの港 では、こじんまりとしていますがモダンな切符売場兼売店が印象的でした。 忠海港の桟橋に停泊する「第三おおみしま」 と旅客船「ホワイトフリッパー」 。 出港する「第三おおみしま」。大三島フェリ ーの運航で、航海時間は 25 分。 マリンラビットⅡ。休暇村大久野島が運航 する旅客船。 忠海港の旅客ターミナル。 「ホワイトフリッパー」も休暇村大久野島 が運航。 竹原港 竹原港からは、沖合の契島(ちぎりしま)と大崎上島への航路があります。ターミナルは「海 の駅」になっていて、お土産屋さんや喫茶室、そしてレストランもあり、ゆっくりとフェ リーの出入を眺めながら過ごすことができます。 竹原港の海の駅。 391 総トンの「ないすおおさき」。この航路 は山陽商船と大崎汽船の共同運航で、6 隻 のフェリーが就航しています。 「第七さんよう」 土生商船の「かがやき 1 号」 「ないすおおさき」 契島海運のフェリー「とうほう」 契島海運の旅客船「けいよう」 安芸津港 安芸津港からは大崎上島の大西港とを結ぶフェリー「第十五やえしま」の姿を見ること ができました。 で、安芸津港と大崎上島の大西港を結ぶ。 「第十五やえしま」 「第十五やえしま」 。安芸津フェリーの運航 安芸津港のターミナル 呉港 呉港の旅客ターミナル周辺には、大和ミュージアムをはじめ、自衛隊の潜水艦、深海調 査潜水船などたくさんの見どころがありますし、目の前には JMU が建造中の巨大なコンテ ナ船の姿も見ることができました。小一時間いただけで、広島、松山、江田島航路のたく さんのフェリーと高速旅客船がつぎつぎに入っては出ていくのを眺めることができました。 瀬戸内海汽船の広島~呉~松山航路の「石 出川」 呉~江田島航路の「古鷹」 潜水艦と深海潜水船が並ぶ 「和加」 「はやしお」 「翔洋丸」 瀬戸内海汽船の「宮島」 まさにビジーポート!! KAGOMEⅡ 川尻地区 帰りに川尻地区にある神田造船を覗いてみました。ドックの中では、神戸~小豆島~高 松航路の「りつりんⅡ」がドック中でした。また沖合には航路が休止となった中国航路の 「ゆうとぴあ」の姿も少しかすんで見えました。さらに沖合にはもう一隻係船されていま したが、この正体については現在調査中です。おわかりになる方はぜひご教示を!! 係船中の「ゆうとぴあ」 霞んでいますがもう一隻の係船中のフェリー
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