瀬戸内国際芸術祭 2016 春会期 見学記

瀬戸内国際芸術祭
春会期
2016
見学記
③ 平尾成志・他「feel feel BONSAI」女木島
盆栽の美しさを再認識しました。
④ 三分一博志・柳幸典「犬島精錬所美術館」犬島
二回目でしたが、やはり感動しました。
犬島の自然が良いです。海水浴場の関西の芸術大学
日程:4月13日 小豆島、4月14日豊島・犬島
4月15日 男木島・女木島、4月16日 沙弥島
の石の作品も良いです。
⑤ 高橋治希「SEA VINE」男木島
男木島は自然が素晴らしいです。
瀬戸内国際芸術祭は、3年毎に開催され、今回が3回
目の開催である。第2回目の春会期に初めて見学して回
りすっかり嵌ってしまい、2013年の秋会期に続いて、
今回の春会期の見学となった。
豊島に初めて行ったのは、だいぶ昔、産業廃棄物の視
察で行き、大量の廃棄物並びに船で運搬する設備の説明
を聞き、直島の三菱マテリアルの製錬所で無害化する処
理工程を見せて頂いた。
その後、ベネッセの美術館や家プロジェクトを見に何
男木灯台からタンク岩とジイの穴を見学。
この人の磁器の作品が実に繊細です。
⑥ 大竹伸朗「針工場」豊島
宇和島の造船所で見つけた木型と
豊島の戦後の地場産業だった針工場
作品の背景を知ると面白い。
⑦ 大竹伸朗「女根」女木島
改めて見て、この木を良く見つけたと思う。
しかも生きているのが良い。
回か直島を訪問した。大竹伸朗さんの歯医者や銭湯を楽
しんだ。
兎に角、
外国人と見学のお客さんが多いのにはビックリ
豊島へは、2010年に地中美術館が開館した折に再
である。瀬戸内国際芸術祭が定着したことを実感しまし
訪し、電気自転車を借りて島内を一周し、壇山に登った。
た。他にも沢山の面白い作品がありました。美術館で有
美しい海と素晴らしい自然を発見し、豊島のイメージが
名な作家の作品を鑑賞するのも良いですが、自然を楽し
180度変わり、何回も訪れるようになった。
みながら、沢山の芸術家の作品を見て回り、元気を貰い
2013年の春会期は、小豆島を回り、美都半島の美
ました。
しさを知った。神浦で赤坂有芽さんの作品に感激したこ
とを思い出す。
今回は、新たに展示された作品を中心に、小豆島・豊
島・犬島・男木島・女木島・沙弥島と見学をして回った。
幸い、天気に恵まれ、それぞれの島の美しい風景を堪能
できた。瀬戸内国際芸術祭の展示物も面白いが、自然が
素晴らしい。
作品で興味をひかれたものを列記する。
① スプツニ子「豊島八百万ラボ」豊島
圧巻でした。名前は知っていましたが
この人の生き方が面白い。
「はみだす力スプツ二子!」
豊島で見た、マイク+ダグ・スターン「Big Bambu」
という本も買ってしまった。
この作品だけ、今回の展示の中で唯一、遠くから眺める
http://sputniko.com/2016/04/redsilkfate/
作品であった。当初、この作品を見るために周辺を自転
② 笹岡由梨子「Atem」小豆島
車で何度も探し回った。作品を紹介する掲示板とスタンプ
一人何役もこなすミュージカル風物語ですが私は最
を押す場所に戻り、振り返ったら、竹林の上にこの巨大な
後まで彼女がすべての登場人物を演じていることに
舟が展示されていた。豊島の甲生の自然の中に作品が
気がつきませんでした。
溶け合っていて面白かった。