修士課程修了生・在学生からのメッセージ

修士課程
知 的 世 界 の 広 がりと探 究 の 旅
私が大学院への進学を決めたのは、
社会学との出会いがきっかけでし
た。
人と人との
「つながり」
やコミュニケーションを研究対象とするこの学
問は、
私の知的関心に合致しており、
その魅力にどんどん引き込まれてい
きました。
そして、
学部3年から始まったゼミでの活動を経て、
「教員となっ
たときに社会学の考えを活かしたい。
そのために社会学をもっと学びた
い」
と考え、
大学院への進学を決めました。
進学後は専門分野に限らず、
社会科学の諸分野について学び、
理解を
深めました。
各分野の専門の先生方や、
それぞれ別々の知的関心を持つ
院生仲間たちとのディスカッションや話合い、
普段の会話すべてが、
私の
知的世界を広げてくれたと感じます。
また、
専門の社会学についても、
自身
の課題を持って探究し、
考えを深化することができました。
修士論文の執
筆では、
1つのテーマについて探究し、
自分なりの考えを形として残すこと
ができたのは、
私にとって大きな自信となりました。
私は大学院を修了した2014年の春から、念願の中学校教員として働
き始めました。現場で働き始めてからも、
日々学びの毎日だと感じていま
す。
教員になる夢を叶えた私の次の目標は、
自己の学びを生徒たちに還元
していくことです。
大学院での学びと、
現場での学びを結び付け、
どのよう
な還元が可能か、
今後も探究を続けていきたいと考えています。
修了生からのメッセージ
平成26年3月修了
教科教育専攻社会科教育専修
郷 古 優 香
加美町立小野田中学校
修
士
課
程
MESSAGE
じっくりと学 べ る2 年 間
私は大学院で理科の各分野について学んでおり、
特に地質学を専門に
しています。
修士論文のテーマとして、
岩手県の大船渡地域の地質につい
て研究しています。
大船渡地域には白亜紀の地層が広く分布し、
その堆積
した当時の環境や、
年代などを明らかにすることが目的です。
当初、私は大学院への進学はまったく考えておらず、大学を卒業しその
まま高校の教員として働きたいと思っていました。
しかし、学部4年生のと
き、
卒業研究を進めていくにつれ研究の楽しさ・奥深さに魅了され、
自分の
興味のある分野についてさらに研究したいという思いが強まりました。
ま
た、
高校の教員になるため、
理科に関してより専門的な知識を身に付けた
大学院生からのメッセージ
教科教育専攻
理科教育専修 2年
本 郷 栄 大
いとも思い、
大学院への進学を決めました。
大学院で過ごすことのメリットは、
自分の時間を多く作ることができるこ
とだと感じています。
大学院では学部のときよりも授業数が少ないため、
自
分の研究や他に興味のある分野について向き合える時間を多く取ること
ができます。大学院ではこういった研究や勉強がしたいという自分なりの
目的があれば非常に有意義に過ごすことができます。
学部生のときに得たことをベースに、
より専門的な知識や技術を身に付
けることができ、
興味ある分野について追究できることが大学院の魅力で
はないでしょうか。
26
MIYAGI UNIVERSITY OF EDUCATION