「摩尼山」の国登録記念物(名勝地関係)答申について

資料提供
平成28年6月17日
担当課
文化財課
担当者
佐々木 孝文
電話 20-3359(内線 5135)
「摩尼山」の国登録記念物(名勝地関係)答申について
所有者の申し出により、国に登録記念物として意見具申していた下記の記念物について、平成28年
ま ぶ ち あ き こ
6月17日に開催された国の文化審議会(文部科学大臣の諮問機関、会長馬渕明子)において、国登録
記念物(名勝地関係)としての登録が答申されました。
記
1
登録された記念物
摩尼山(鳥取市覚寺)
2
登録の種別
登録記念物(名勝地関係)
3
所有者等
宗教法人
4
連絡先
所有者:摩尼寺住職
摩尼寺
田尻光照氏
(大雲院・電話番号
学術調査:公立鳥取環境大学
(電話番号
(
0857-22-5608
浅川滋男教授
090-1449-9213
メール
)
[email protected]
)
)
概要
摩尼山は、鳥取県東部を代表する霊場であるとともに、20~30年前まで鳥取砂丘に近接する
県内有数の観光地として知られていた場所です。
既に仁王門が県指定文化財、本堂・山門・鐘楼は国登録有形文化財となっています。
登録記念物(名勝地関係)としては、鳥取市では1件目、鳥取県では3件目の登録となります。
指定範囲等
別添資料参照
今後の予定
官報告示を経て正式に登録されます。
鳥取県東部に位置する喜見山摩尼寺の境内を成す摩尼山( 標高3 5 7 m )は、大山・三徳山
と並ぶ天台宗の拠点的霊山として信仰を集めてきた。旧参道と歴代住職等墓所、山腹の境内地に建
立された堂宇群、自然環境などから成る風致景観が良好に保全されており、巨巌・岩窟等から成る
奥の院の奇景に優れている。山内に点在する多くの石仏群も独特の風致を添え、日本海・鳥取砂丘
等を一望する鷲が峰(立岩)はこの地域を代表する展望地点として親しまれてきており、自然の名
勝地として意義深い事例である。
奥の院遺跡の巨巌
摩尼寺本堂