Press Release 厚生労働省 岩手労働局 【照会先】 岩手労働局労働基準部健康安全課 課 長 小田 昭信 課長補佐 若月 敏幸 (電話) 019−604−3007 岩 手 労 働 局 発 表 平 成 28 年 6 月 15 日 平成 28 年(5月まで)の労働災害発生状況を公表します。 ∼平成 28 年(5月まで)の死傷者数は、前年同期比 13 人(2.9%)増加∼ ∼同死亡者数は、前年同期比2人増加∼ く ご たに 岩手労働局(局長 久 古 谷 とし ゆき 敏 行 )は、平成 28 年5月までの県内の全業種に おける労働災害による死傷者数(休業4日以上)及び死亡者数の状況を取りま とめました。 平成 28 年5月までの死傷者数(5月末現在の速報値)は 462 人で、前年同期 比で 13 人(2.9%)の増加となっています。また、死亡者数は9人となってお り、前年同期比で2人増加となっています。 (業種別等の発生状況は以下のとおりとなっています。) 1 死傷災害(休業4日以上) 【表1】 (P.3) 、 【グラフ1】 (P.6) 、 【グラフ2】 (P.7) (1)全業種合計 全業種合計の死傷者数は 462 人で、前年同期比で 13 人(2.9%)増加とな っています。 1 (2)業種別の状況 ① 前年同期比で増加した業種は、「商業」74 人(前年同期比+22 人、 +42.3%)、「建設業」91 人(同+11 人、+13.8%)、「農林業」29 人 (同+9人、+45.0%)、「保健衛生業」33 人(同+4人、+13.8%)、 「接客娯楽業」30 人(同+3人、+11.1%)などとなっています。 ② 前年同期比で減少した業種は、 「運輸交通業」43 人(同−12 人、−21.8%)、 「製造業」96 人(同−11 人、−10.3%)、「畜産水産業」14 人(同−9人、 −39.1%)、「鉱業」3人(同−1人、−25.0%)などとなっています。 (3)事故の型別の状況 全業種において、最も多い事故の型は「転倒」によるもので、139 人(30.1%) となっています。次いで、「墜落・転落」で 84 人(18.2%)、「はさまれ、巻 き込まれ」で 53 人(11.5%)の順となっています。 2 死亡災害 【表2】(P.4) 、 【表3】(P.5) (1)全業種合計 全業種合計の死亡者数は9人で、前年同期比で2人増加となっています。 (2)業種別の状況 業種別では、「農林業」で3人、「製造業」と「建設業」で2人、「商業」 で 1 人などとなっています。 2 【表1】 平成28年 1月∼5月 労働災害発生状況(休業4日以上の死傷者数) 岩手局 業 種 食料品 28年 水産食料品 上記以外の食料品 繊維・衣服その他繊維製品 木材・木製品、家具・装備品 パルプ・紙、印刷・製本 化学工業 窯業土石製品 製 造 業 鉄鋼業、非鉄金属 金属製品 ① 一般機械器具 電気機械器具 輸送用機械製造 電気・ガス その他の製造業 小計 ① ② 鉱 業 土木工事 ① 鉄骨・鉄筋家屋 3 建 設 業 建築 工事 木造家屋 ① その他の建築工事 その他の建設 小計 運輸 交通 業 ② 道路貨物運送業 その他の運輸交通業 貨物取扱 農林業 畜産 水産 業 農業 林業 畜産業 水産業 商 小売業 業 その他の商業 通信業 保健 衛生 業 接客 娯楽 業 その他 ① ② ① 社会福祉施設 その他の保健衛生業 旅館業 飲食店 その他の接客娯楽業 ビルメンテナンス業 その他(上記以外の業種) 合 計 ① ⑨ 9 28 3 10 1 6 4 1 16 2 4 7 0 5 96 3 32 6 34 5 14 91 40 3 0 5 24 12 2 59 15 9 24 9 9 11 10 9 31 462 27年 (1) (1) (2) (7) ③ ① (1) (8) ④ (1) ② (6) (2) ① (2) (1) (2) (24) ⑦ 10 37 2 14 2 5 6 1 9 6 6 2 0 7 107 4 27 4 20 18 11 80 50 5 1 0 20 16 7 44 8 10 21 8 10 11 6 11 30 449 増減数 (1) (1) (2) (1) (3) (6) (6) (2) (4) (1) (6) (29) -1 -9 1 -4 -1 1 -2 0 7 -4 -2 5 0 -2 -11 -1 5 2 14 -13 3 11 -10 -2 -1 5 4 -4 -5 15 7 -1 3 1 -1 0 4 -2 1 13 増減率 盛岡署 3 -10.0% -24.3% 50.0% -28.6% 宮古署 14 1 1 4 釜石署 2 1 1 -50.0% 20.0% 1 -33.3% 0.0% ① 2 77.8% -66.7% -33.3% 250.0% -28.6% -10.3% 1 1 3 21 -25.0% 18.5% 50.0% 70.0% -72.2% 27.3% 13.8% -20.0% -40.0% 11 2 8 1 10 32 20 2 1 1 8 1 6 2 8 2 ① 8 4 2 1 1 8 岩手労働局 花巻署 1 8 2 1 1 2 1 1 8 2 1 4 1 33 1 3 1 4 3 一関署 1 大船渡署 2 1 1 3 2 二戸署 1 3 2 1 6 1 1 ① 1 ① 15 2 5 1 2 6 1 ① 11 ① 4 1 7 11 9 1 3 4 3 ① 16 1 1 ① 13 4 1 2 2 1 2 14 5 6 1 2 3 -100.0% 20.0% -25.0% 1 8 6 3 1 ① 1 1 1 -71.4% 34.1% 87.5% -10.0% 14.3% 12.5% -10.0% 0.0% 66.7% -18.2% 3.3% 2.9% (注)平成28年 5月末の速報値である。 前年同期 ○数字は死亡者数(内数)、( )数字は交通労働災害(内数)である。 増減数 増減率 25 6 5 8 5 4 6 6 5 12 172 ① 150 22 4 1 1 30 ① 28 2 1 ② 26 ① 29 -3 14.7% 7.1% -10.3% 1 3 1 1 2 1 6 3 3 1 2 2 ① 8 ① 104 ② 95 9 9.5% 1 2 2 5 ① 47 ② 59 -12 -20.3% 3 1 1 1 2 1 ① 1 ① 7 3 2 ① 4 3 1 1 ① 34 38 -4 4 ④ 49 50 -1 -10.5% -2.0% 【表2】 平成28年 死亡災害発生状況 ( 5月31日 現在 ) 番号 署別 業 種 発生月 曜 性 日 別 1 二戸 商 業 (燃料小売業) 1月 日 男 2 一関 製造業 (その他の製造業-その他) 2月 3 大船渡 建設業 (木造家屋建築工事業) 4 二戸 5 年 齢 岩手労働局 起因物 災害発生の概要 30歳代 (10年以上 20年未満) 破 裂 トラック ダンプトラックにタイヤを取り付ける作業中、タイヤの チューブが破裂、サイドリングが吹き飛び、被災者の頭部に 激突した。 水 男 30歳代 (1年以上 10年未満) はさまれ、 巻き込まれ コンベヤー チップふるい機の始業前点検中、ベルトコンベヤーのテー ルローラー部に巻き込まれた。 2月 水 男 70歳代 (50年以上 60年未満) 墜落、転落 作業床、 歩み板 資材を覆うブルーシートをロープで縛る作業をしていたと ころ、よろけて敷地端部の土止擁壁から足を踏み外し、約 1.8m下の道路に墜落、アスファルト路面に頭を打った。搬 送先の病院で2週間後に死亡した。 農林業 (木材伐出業) 3月 水 男 60歳代 (30年以上 40年未満) 激突され 伐木等機械 民有林の皆伐作業現場で、原木(長さ約14m、末口直径約 15cm)を移動させるため、グラップル機で原木を掴んで旋 回させたところ、歩いていた被災者の頭部に原木の末口が激 突した。 釜石 製造業 (その他の金属製品製造業) 3月 金 男 50歳代 (30年以上 40年未満) はさまれ、 巻き込まれ 掘削用機械 作業中のドラグ・ショベルの脇で鉄柵を番線で結束する作 業を行っていたところ、ドラグ・ショベルが旋回し、ドラグ ショベルの上部旋回体と鉄柵の間に挟まれた。 6 二戸 農林業 (農業) 4月 木 男 40歳代 (1年以上 10年未満) 飛来、落下 立木等 事業場の敷地内において、木の伐採作業中、地上4mの高 さに切れ目を入れた状態で伐倒方向を選定していたところ、 伐倒木(長さ16m、胸高直径29cm)が倒れてきた。 7 花巻 その他の事業 (その他) 5月 月 男 50歳代 (1年以上 10年未満) 交通事故 (道路) 乗用車、 バス、バイク 業務により車を運転中、被災者の運転する車が対向車線に 進入し、対向車の大型トラックと正面衝突した。 8 二戸 建設業 (トンネル建設工事業) 5月 金 男 60歳代 (10年以上 20年未満) はさまれ、 巻き込まれ 整地・運搬・ 積み込み用 機械 トンネル内において、被災者が発破後の切羽を点検した 後、切り羽から坑口に向かって歩いていたところ、切り羽か ら坑口方向に後進してきたホイールローダに轢かれた。 9 釜石 農林業 (木材伐出業) 5月 金 男 60歳代 (30年以上 40年未満) 激突され 立木等 樹高20m、直径26cmの松の木をチェーンソーで伐倒した ところ、伐倒した木が、既に倒していた木の上で跳ね上が り、被災者の腹部に激突した。 4 事故の型 (経験期間) 発注者 【表3】 平成28年死亡災害発生状況 (事故の型別等) 製造業 2 人 鉱業 0 人 建設業 2 人 運輸業 0 人 農林業 3 人 商業 平成28年5月31日現在 左記 以外 1人 業種別 ( 0 人) 盛岡 0 人 ( 0 人) 宮古 0人 ( 4 人) 釜石 2 人 ( 2 人) 花巻 1 人 ( 0 人) 一関 1 人 ( 1 人) 大船渡 1人 1人 ( 0 人) 二戸 4 人 監督署別 5 ( 1 人) 墜落・ 転落 1人 ( 1 人) 転倒 ( 0 人) 事故の型別 破裂 1 人 注 : ( )内は前年同期 飛来・ 落下 ( 0 人) 高温の物 との接触 ( 0 人) 0人 ( 1 人) 1人 ( 2 人) 崩壊・ 倒壊 ( 0 人) ( 0 人) ( 0 人) 激突 され 0人 ( 2 人) 0 人 激突 0 人 感電 0 人 ( 2 人) はさまれ・ 巻き込まれ ( 0 人) 有害物 等との 接触 ( 0 人) 2人 ( 0 人) ( 0 人) 切れ・ 3 人 こすれ 0 人 ( 0 人) ( 0 人) 0 人 交通事故 1 人 その他 0 人 ( 1 人) ( 3 人) ( 1 人) 9人 (前年同期7人) 【グラフ 1】 平成28年 (1∼5)月 労働災害発生状況 (事故の型別) 岩手労働局 激突され 22人② 4.8% その他 35人① 7.6% 交通事故 (道路) 24人① 5.2% 6 転倒 139人 30.1% 飛来・落下 32人 6.9%① 動作の反動・ 無理な動作 35人 7.6% 墜落・転落 84人① 18.2% 切れ・こすれ 38人 8.2% はさまれ、 巻き込まれ 53人③ 11.5% 平成28年5月末の速報値である。 ○数字は死亡者数(内数)である。 【グラフ2】 平成27∼28年 事故の型別労働災害発生状況 500 480 460 その他 35人,7.6% 440 420 400 その他 46人,10.2% 激突され 22人,4.8% 激突され 22人,4.9% 交通事故(道路) 24人,5.2% 交通事故(道路) 29人,6.5% 飛来・落下 32人,6.9% 340 飛来・落下 28人,6.2% 320 動作の反動・ 無理な動作 22人,4.9% 動作の反動・ 無理な動作 35人,7.6% 380 360 300 280 切れ・こすれ 38人,8.2% 切れ・こすれ 31人,6.9% 260 240 はさまれ・巻き込まれ 53人,11.5% はさまれ・巻き込まれ 69人,15.4% 220 200 墜落・転落 84人,18.2% 180 160 墜落・転落 77人,17.1% 140 120 100 80 60 転倒 139人,30.1% 転倒 125人,27.8% 40 20 0 平成27年(1∼5月) (平成27年5月末現在) 平成28年(1∼5月) (平成28年5月末現在) 7 【参考】 平成28年 業 種 28年1∼5月 増減数 増減率 10 37 2 14 2 5 6 1 9 6 6 2 0 7 107 4 27 4 20 18 11 80 50 5 1 0 20 16 -1 -9 1 -4 -1 1 -2 0 7 -4 -2 5 0 -2 -11 -1 5 2 14 -13 3 11 -10 -2 -1 5 4 -4 -10.0% -24.3% 50.0% -28.6% -50.0% 20.0% -33.3% 0.0% 77.8% -66.7% -33.3% 250.0% 7 44 8 10 -5 15 7 -1 -71.4% 34.1% 87.5% -10.0% 24 21 3 14.3% 9 8 1 12.5% ① 9 11 10 9 31 10 11 6 11 30 -1 0 4 -2 1 -10.0% 0.0% 66.7% -18.2% 3.3% ⑨ 462 449 13 2.9% 水産食料品 上記以外の食料品 繊維・衣服その他繊維製品 木材・木製品、家具・装備品 パルプ・紙、印刷・製本 化学工業 窯業土石製品 鉄鋼業、非鉄金属 金属製品 ① 一般機械器具 電気機械器具 輸送用機械製造 電気・ガス その他の製造業 ① 小計 ② 食料品 製 造 業 鉱 業 土木工事 8 鉄骨・鉄筋家屋 建築 建 木造家屋 工事 設 その他の建築工事 業 その他の建設 小計 運輸 道路貨物運送業 交通 その他の運輸交通業 業 貨物取扱 農業 農林業 林業 畜産 畜産業 水産 業 商 業 水産業 小売業 その他の商業 ① ① ② ① ② ① 通信業 保健 衛生 業 社会福祉施設 その他の保健衛生業 接客 旅館業 娯楽 飲食店 業 その他の接客娯楽業 ビルメンテナンス業 その他 その他(上記以外の業種) 合 計 月別労働災害発生状況 9 28 3 10 1 6 4 1 16 2 4 7 0 5 96 3 32 6 34 5 14 91 40 3 0 5 24 12 2 59 15 9 27年1∼5月 ③ ① ④ ② ① ⑦ (注)平成28年5月末の速報値である。 ○数字は死亡者数(内数) である。 -28.6% -10.3% -25.0% 18.5% 50.0% 70.0% -72.2% 27.3% 13.8% -20.0% -40.0% -100.0% 1月 (休業4日以上の死傷者数) 2月 3月 4月 5月 3 7 1 5 1 5 1 1 2 9 1 6 2 1 1 2 1 2 2 1 1 2 7 4 ① 3 1 3 2 2 2 1 ① 1 29 ① 19 1 2 11 6 2 2 8 ① 6 1 3 4 24 ① 19 13 4 1 1 20.0% -25.0% 7 3 2 ① 20 3 1 1 1 1 ① 22 3 2 10 2 2 19 10 1 3 ① 6 4 1 1 1 1 1 2 18 7 6 2 4 19 9 ① 2 5 3 13 2 4 14 1 3 10 5 1 9 8 3 4 7 2 4 2 2 3 11 2 2 3 3 4 2 1 4 2 2 2 9 ① 132 ② 100 ② 100 ① 82 1 1 1 8 ① 5 4 1 ① 10 4 ① 6 2 2 4 3 1 3 5 ③ 48 6月 7月 8月 9月 10月 岩手労働局 11月 12月
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