柳井市水道料金窓口業務等包括業務委託 基本仕様書

柳井市水道料金窓口業務等包括業務委託
基本仕様書
柳井市水道料金窓口業務等包括業務委託基本仕様書
この基本仕様書は、柳井市(以下「甲」という。
)が委託する柳井市水道料金窓口業務等包括業
務(以下「委託業務」という。
)を、円滑かつ効率的に行うために必要な事項を定めるものとする。
1 委託の概要
甲は、水道業務に関する検針、料金徴収、その他関連する業務を委託し、受託者(以下「乙」
という。
)は、その分野における専門的な知識と技術を用いて、甲の水道事業の効率的な運営に
資するとともに、行政サービスの向上に寄与するよう誠実に委託業務を遂行するものとする。
2 法令等の遵守
乙は、委託業務の遂行に当たり、次に掲げる法令等を遵守しなければならない。
(1)地方公営企業法
(2)地方自治法
(3)水道法
(4)柳井市水道条例及び甲が定める規程等
(5)その他関係法令
3 委託業務の範囲
(1)開閉栓業務
(2)水道メーター検針業務
(3)水道料金請求業務
(4)収納業務
(5)水道料金滞納整理業務
(6)窓口業務
(7)その他関連する業務
※上記委託業務の詳細は、
「柳井市水道料金窓口業務等包括業務委託実務仕様書」による。
4 委託業務の期間等
(1)委託業務の期間は契約日から平成34年3月31日までとし、委託業務開始日は平成2
9年4月1日とする。
(2)契約日から委託業務開始日の前日までの期間は委託業務開始準備期間とし、乙は、その
期間内に委託業務に従事する従業員(以下「業務従事者」という。)に対する必要な教育、
研修を完了させ、委託業務の遂行に支障が生じないようにしなければならない。
(3)委託料の支払は委託業務開始月分からとし、委託業務開始準備期間に要する費用等は、
全て乙の負担とする。
5 委託業務日及び時間
(1)委託業務日は、柳井市の休日に関する条例(平成17年柳井市条例第2号)に定める日
(以下「休日」という。
)を除く日とする。
(2)委託業務時間は、午前8時30分から午後5時15分までとする。
(3)前2号の規定にかかわらず、乙は、甲と協議の上で、委託業務日以外の日又は委託業務
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時間以外の時間に委託業務を行うことができる
6 委託業務対象区域
委託業務対象区域は、柳井市水道事業の設置等に関する条例(平成17年柳井市条例第16
4号)第2条第2項及び柳井市簡易水道条例(平成17年柳井市条例第167号)第3条に定
める給水区域内並びに甲の指定する区域とする。
7 委託業務場所
委託業務場所は、委託業務を執行する場所であって、甲が指定する柳井市上下水道部水道課
内とする。
(別紙図面のとおり)
8 物品等の貸与、管理等
(1)甲は、委託業務を遂行するために必要な物品等を乙に貸与する。
(2)貸与する物品等の品名及び数量は別紙1-(1)に定めるとおりとする。なお、その他
物品等の貸与については、甲が必要と認めた場合に限り行うものとする。
(3)乙は、貸与物品等の引渡しを受けた場合は、受領書を甲に提出しなければならない。
(4)乙は、貸与物品等の使用及び管理に当たっては、事故等が無いよう細心の注意を払い取
り扱うものとする。
(5)乙の責めに帰すべき理由により貸与物品等に事故等が発生した場合は、乙の負担により
復旧する。ただし、甲がやむを得ない理由があると認めたときは、この限りでない。
9 費用負担等
(1)甲の負担する費用は別紙1-(2)-1に定めるとおりとする。
(2)乙の負担する費用は別紙1-(2)-2に定めるとおりとする。
(3)前2号の規定以外の費用については、甲の指示とする。
10 業務従事者
(1)乙は、委託業務の実施に支障が生じないよう、自己の責任において委託業務を適切かつ
的確に遂行できる業務従事者を配置しなければならない。
(2)乙は、業務従事者の名簿及び担当業務並びに委託業務時間外における緊急連絡体制網を
甲に届け出なければならない。また、業務従事者の異動及び変更等があった場合、速やか
に甲に届け出るものとする。
(3)乙は、業務従事者の雇用については、地元雇用に配慮することとする。なお、雇用に当
たっては、労働基準法(昭和22年法律第49号)をはじめ関係法令を遵守しなければな
らない。
(4)業務従事者は、顔写真付の名札を着用することとし、常にみだしなみ等に注意し、使用
者等からの批判等を受けないようにしなければならない。
(5)委託業務の遂行において、甲が業務従事者の執務態度等に改善が必要と認めた場合は、
乙の業務統括責任者にその内容を明示し、改善等を指示することができる。この場合にお
いて、乙は、速やかに改善等に努めるものとする。
(6)甲は、業務従事者が著しく不適格と認めるときは、理由を明示し、業務従事者の解任を
乙に求めることができる。
(7)乙は、公私を問わず、乙及び業務従事者において、社会的信用の失墜又はそのおそれが
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生じたときは、速やかに甲に報告しなければならない。
11 業務統括責任者及び業務統括副責任者の選任
(1)乙は、業務の管理監督をするために業務統括責任者1名及び業務統括副責任者1名を業
務従事者の中から選任し、甲に届け出なければならない。
(2)業務統括責任者は、委託業務全般について管理監督し、委託業務遂行上の調整や問題解
決等の職務に当たるものとする。また、委託業務の遂行状況等を甲に報告しなければなら
ない。
(3)業務統括責任者が不在となる場合は、業務統括副責任者がその職務を代理するものとす
る。
(4)委託業務場所には、業務統括責任者又は業務統括副責任者のいずれかを常駐させなけれ
ばならない。
(5)業務統括責任者及び業務統括副責任者の選任に当たっては、水道料金窓口業務等包括業
務について過去に相当の経験を有し、委託業務の遂行に十分な知識と判断力を備えている
ことを前提としなければならない。
(6)乙は、業務統括責任者及び業務統括副責任者を変更する場合は、事前に甲に届け出て、
その承認を得なければならない。
12 現金取扱者の選任
乙は、現金を適切に管理するため業務従事者の中から、現金取扱者を選任し、甲に届け出な
ければならない。
13 使用印鑑の届出
乙は、水道料金の収納業務に使用する領収印及び受領日付印を作成し、あらかじめ甲へ届け
出て、その承認を得なければならない。
14 業務報告書等の提出
乙は、毎月の委託業務が完了したときは、甲の指定する日までに業務報告書等を提出しなけ
ればならない。
15 事故等発生時の対処
乙は、委託業務の実施に際し、次に掲げる事故等が発生したときは、直ちに甲に報告すると
ともに、乙の責任において必要な措置を講じ、速やかに事故報告書を作成し甲に提出しなけれ
ばならない。ただし、緊急に処理する必要がある場合は、乙の責任において、初動の処理を講
じること。
(1)領収書及び領収印等の紛失等
(2)業務従事者証等の紛失等
(3)委託業務に関するデータ及び関連文書等の紛失、滅失及び毀損等
(4)交通事故等
(5)その他甲が必要と認めるもの
16 身分証明書
業務従事者は、甲の交付する身分証明書を常に携帯し、委託業務の実施において使用者等か
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ら提示を求められたときは、これを提示しなければならない。
17 個人情報等の保護及び秘密の保持
(1)乙は、委託業務に係る個人情報を取り扱うときは、柳井市個人情報保護条例(平成17
年柳井市条例第19号)を遵守しなければならない。また、個人情報の取扱いについては、
取扱要綱を作成し、これを遵守し、業務従事者に徹底しなければならない。
(2)検針業務用ハンディターミナル(以下「ハンディ」という。
)の委託業務対象区域以外へ
の持ち出しは厳禁とする。
(3)乙及び業務従事者は、委託業務の実施において知り得た秘密を第三者に漏洩し、又は不
当な目的に利用してはならない。委託業務期間が終了し、若しくは契約を解除され、又は
その職を退いた後も同様とする。
(4)乙は、システムに入力されている情報及び委託業務を実施するために用いた資料、その
成果物等について、甲の許可なく第三者のために転写、複写、閲覧又は貸出等を行っては
ならない。また、パソコン等から委託業務に関するデータを、甲の許可なく記憶媒体に移
動し、又はコピー等を行ってはならない。
(5)乙は、帳票類等を汚損、亡失又は盗難等の事態が発生した場合は、速やかに甲に報告し、
甲の指示により修復又はその他必要な処置をとらなければならない。
(6)乙は、委託業務期間が終了し、又は契約を解除されたときは、甲の指示により保管を要
するとされたものを除き、再生使用不可能な適切な方法により処分をしなければならない。
18 資料の帰属
この基本仕様書に基づいて作成された資料は甲に帰属するものとし、乙は、委託業務期間が
終了したとき、又は契約を解除されたときは、遅滞なく全ての資料を甲に提出しなければなら
ない。
19 業務引継
乙は、委託業務期間が終了し、又は契約を解除されたときは、委託業務に関する一切の事務
を遅滞なく甲及び甲の新たな受託者へ責任をもって引き継がなければならない。
20 遵守事項
(1)乙及び業務従事者は、使用者等から水道料金以外の金品その他のものを収受してはなら
ない。また、委託業務従事中は、他の営業活動等を行ってはならない。
(2)乙及び業務従事者は、委託業務に係る甲の資料、情報等を利用して営業に類する行為及
び特定の業者に利益を与える行為をしてはならない。
(3)乙及び業務従事者は、委託業務に関するデータを甲が指定するパソコン等以外で使用し
てはならない。
(4)委託業務で使用するパソコン等は甲の指定したもののみとし、業務従事者の私物及び委
託業務以外の目的で使用するパソコン等は、委託業務場所で使用してはならない。
21 損害賠償
乙は、委託業務の実施に当たり、甲及び第三者に損害を与えたときは、乙の負担により賠償
しなければならない。ただし、その損害が天災その他不可効力に起因するときは、その賠償責
任ついて甲と乙で協議し、決定する。
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22 留意事項
(1)業務従事者は、個人の宅地内に立ち入るときは、必ず目的を告げて立ち入り、個人の所
有物件等を損壊しないように細心の注意を払わなければならない。
(2)業務従事者は、現地訪問時に使用者等の生活実態等に不審な状況を発見したときは、甲
に報告するものとする。
(3)業務従事者は、休日及び甲の執務時間外の業務は、使用者等から苦情等がないように細
心の注意を払い、訪問及び電話連絡等の時間帯は、常識の範囲内とする。
(4)乙及び業務従事者は、使用者からの問い合わせ及び苦情等に対して、誠実かつ丁寧に対
応し、乙の責任として解決しなければならない。
(5)乙は、苦情等の対応記録簿を作成し、甲に提出しなければならない。
23 その他
(1)乙は、契約日から業務開始日までの業務開始準備期間の業務計画書を甲に提出しなけれ
ばならない。
(2)乙は、お客様サービス、業務効率及び収納率の向上に努めるため、毎月1回以上の業務
定例会議を甲と行わなければならない。
(3)寒波、緊急災害時には、甲乙協議の上、応援体制を確立しなければならない。
(4)この基本仕様書に定めのない事項及び疑義が生じた場合は、甲乙協議の上、甲の指示に
より解決するものとする。
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別紙1
貸与品及び費用負担について
(1)貸与物品等について
貸与物品等については、次のとおりとする。
ただし、次に掲げる以外の貸与物品等については、甲の指示による。
○甲が乙に貸与するもの
区分
システム関連品
水道料金システム
・端末 4台
・周辺機器
・ハンディ 16台
事務用備品
・机
・椅子
・キャビネット
・電話 ほか
※事務用備品は貸与とし必要数等については、甲乙協議の上、
決定する。
(2)費用の負担区分について
費用負担の区分については、次のとおりとする。
ただし、次に掲げる以外の費用の負担については、甲の指示による。
1 甲が負担するもの
区分
施設管理費
光熱水費、施設維持管理に係る費用
システム関連費
・料金システム維持管理に係る費用
・端末及び周辺機器費用
・ハンディ及びハンディ周辺機器費用
・保守業務費用
通信費
市所有の電話使用料
手数料
・口座振替手数料
・コンビニ収納代行手数料
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2 乙が負担するもの
区分
業務場所使用料
委託業務場所及び更衣室の使用料(約 48 ㎡(事務所部分 40 ㎡
更衣室(水道課と共有) 8 ㎡ )
駐車場使用料
乙の業務車両の駐車場使用料(1台分)
印刷製本費
業務に必要な帳票の印刷費用
郵送料
納入通知書、督促通知書、催告通知書、還付通知書ほか
車両等費用
乙の車両に係る経費
保険料
委託業務に必要な賠償責任保険料等
被服費
業務従事者の制服、身分証明証等
通信費
乙所有の固定・携帯電話使用料
事務所費
乙の事務所運営に関する一切の費用
その他
その他委託業務に必要な費用
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