NO,113<平成 28,6,9> 学校図書館の日(6月 11 日) 平成 9 年 6 月 11 日、「学校図書館法の一部を改正する法律」が公布、 施行されました。この法律は、12 学級以上の学校に司書教諭を配置す ることを義務化したものです。それを記念して、全国学校図書館協議 会が、6 月 11 日を「学校図書館の日」と制定したことによります。 先日、親子の「読み聞かせ」に関する新聞記事を目にしました。大 阪女学院大学の加藤映子学長のコメントで、日本とアメリカの「読み 聞かせ」に対する考え方の違いが掲載されていました。アメリカの親 は、読み聞かせを通して「ことばの力を育てる」ことを大切にしてい るのに対し、日本では、「親子のふれあい」を大切にしているという ものでした。 加藤学長は、国によって考え方の違いはあっても、「読み聞かせ」 で大切にしたいこととして、次の3点を挙げています。 ① 最初から最後まで一気に読むのでなく、場面、場面で立ち止まって、子供 との対話を取り入れる。そこから想像力や思考力、語彙力が育っていく。 ② 読み聞かせを生活のリズムにする。就寝前に 10 分でも 15 分でもいいから、 できるだけ毎日続ける。そこから親子の絆が深まっていく。 ③ お母さんだけでなく、お父さんの出番も大切。 ぜひ、実行してみてください。きっと、読書好きな子に育っていく と思います。 半田市では、図書館司書さんや読み聞かせボランティアの皆さんに よる、学校・幼稚園・保育園・こども園での読み聞かせやブックトー ク、ストーリーテリングなどの活動が活発です。とてもうれしく思い ます。ありがとうございます。 そんな中で、半田の子供たちは、全国学力・学習状況調査において 「読書が好き」と回答した割合が、全国や県の平均を大きく上回って います。 読書好きな子供たちは、大人が、本との出会いや読書の楽しさを味 わわせるような読書環境を整えてあげることで育っていくのだと感じ ています。 教育長 加来正晴
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