企画のご案内 - 日本経済新聞

企 画 趣 旨
日本経済新聞社では1998年より毎年、
日本企業の発行するアニュアル
リポートの更なる充実と普及を目的として広告特集との連動企画「アニュ
アルリポートアウォード
(NIKKEI ANNUAL REPORT AWARDS)
」
を
実施して参りました。
この企画の特長は、
ファンドマネジャーやアナリストら
の審査員が参加企業のアニュアルリポートを審査し、
その採点やコメント
をフィードバックするものです。
また得点上位企業を対象に審査委員会に
よる2次審査を実施し、
優秀作品を表彰しています。
昨年は、
71社のご参
加をいただきました。
2014年2月
「日本版スチュワードシップ・コード」が制定され、
機関投資
家の資産運用受託者としての責任ある行動規範が示されました。
すな
わち、
資産運用の委託者の利益を実現すると同時に、
投資先企業の長
期的な成長を経済全体の発展へとつなげるために、
機関投資家は積極
的に役割を果たすべきとしています。
また、
昨年6月には「コーポレートガ
バナンス・コード
(企業統治指針)」が制定され、
上場企業には投資家と
のさらなる対話が求められています。
このスチュワードシップ・コード、
コーポレートガバナンス・コードを実践す
る上で重要な役割を担うのがアニュアルリポートです。
機関投資家や個
人投資家だけでなく、
広くステークホルダーと企業の対話に役立つ大切
なツールとして、
アニュアルリポートに注目が集まっています。
ここ十数年で日本企業のアニュアルリポートの発行企業数の増加、
お
よび質的向上はめざましいものがあります。
また、
業績などの財務情報だ
けでなく、
社会貢献や環境への取り組み、
企業統治の仕組みなどの非財
務情報を掲載しているアニュアルリポートも年々増加しています。
持続可
能な企業価値評価にとって、
非財務情報が重要と考えられています。
今回も第一線で活躍するアナリスト、
機関投資家、
また個人投資家か
らのフィードバックは、
今後の貴社のIR活動の一助になると確信しており
ます。
つきましては、
企画趣旨をご賢察の上、
ご参加いただけますよう、
よ
ろしくお願い申し上げます。
日本経済新聞社
—1—
なぜ、今、アニュアルリポートか
∼アニュアルリポートアウォード2016審査に向けて∼
コーポレートガバナンス・コード
(以下CGCと略)
が
制定されて今年は2年目になる。上場企業において
様々な動きがみられるようになった。
この動きは結果
的には2014年に制定された日本版スチュワードシップ・
コード
(以下SCと略)
と併せインベストメントチェーンの
最適化をもたらすものとして期待される。
青山学院大学教授
北川 哲雄氏
企業統治をめぐる派手な話題に惑わされがちであ
るが2つのコードをよく読むと長期的な企業の持続可
能性(ファイナンシャル・サスティナビリティ)
の維持、
換言すれば長期的企業価値の増大こそがキーワードであることが分か
る。
企業側からのこの点に関する説明が澱みなく がなければ問題はな
い。
ここで前提となってくるのはSCで念頭においている長期投資家の台
頭である。
長期投資家の関心は当然のことであるが、
長い時間軸をもって投資
対象企業の業績を予想し妥当価格を算定することである。
そのために
広汎なファンダメンタルズ分析は欠かせないが企業の様々な側面いわゆ
るESG
(環境・社会・ガバナンス)
事項の分析も欠かせない。
長期投資家
のファンダメンタルズ分析の中に適宜織り込まれるべき事項と言っても良
いかもしれない。
それゆえESG情報をアニュアルリポートに織り込む際「企
業価値増大の手段としてのESG活動」情報が記載されている必要があ
る。
そして伝えるべき中身は企業によって異なる。
情報をどのように伝える
かにつき鋭敏な情報デザイン能力が各社に問われてきているとも言えよう。
こういった中で、
長期投資家に向けた企業側の情報開示手段として
のアニュアルリポートの役割はますます重要となる。
定期的
(年に1回)
に
企業自身による持続可能性についての「執念」
「意気込み」
を伝える貴
重な手段となりつつあるからだ。
保有していただきたい投資家像、
いわゆ
るDesired Investor像を念頭に置き、
彼らとの高度な対話を行う手段と
なることを意識し作成しなければならない、
ということである。
こういったア
ニュアルリポートの充実が各社において果たされることにより、
本家英国
CGCが目標とする高 潔な資 本 市 場 形 成 のための 正 のスパイラル
(VIRTUOUS UPWARD SPIRAL)
を巻き起こすことになろう。
—2—
企 画 概 要
■ 主 催
■ 参加方法
日本経済新聞社クロスメディア営業局
1.
参加形態
(A参加、
S参加)
の選択
2.
受付方法に従いお申し込み
(本企画書4ページをご参照ください)
。
A参加
料金:450,000円
(消費税別)
特集掲載紙:日経ヴェリタス
(別刷り特集予定)
S参加
■ 参加特典
■ 申込締切
料金:1,450,000円
(消費税別)
特集掲載紙:日経ヴェリタス
(別刷り特集予定)
: 日本経済新聞
※S参加の場合は、個人投資家
(日本経済新聞電子版の会員登録者)
を主な対象とした
各社アニュアルリポート評価に関するアンケートを実施し、
リポートをご提供します。
※料金は広告会社を通じてご請求させていただくこととなりますので、広告会社をご指定
ください。
※参加形態が審査に影響することはありません。
2017年8月下旬開催予定の日経IR・投資フェア会場内にて、
アニュアルリポートアウォード
コーナーを設け、本企画参加企業名をパネル展示にてご紹介します。
また、優秀賞以上およ
びS参加の企業のアニュアルリポートを展示します。
さらにグランプリ受賞企業は、IRフェアに
て開催されるアニュアルリポートセミナーにおいて、
パネリストとしてPRできます。
2016年10月3日
(月)予定
審 査 概 要
■ 審査対象
■ 審査期間
■ 審査基準
参加企業のアニュアルリポート
(冊子を発行していなくても、PDF等を印刷物とし
て審査することも可能です。)
※和文と英文の両方がある場合は和文を優先いたします。
※和文の発行がない場合は英文。
※PDF等を印刷したものを
「本審査」
とすることも可能です。
2016年11月∼2017年1月
(予定)
本企画書5ページをご参照ください。
※評価の視点については審査員の意見によって、一部変更となることもありますのでご了承ください。
■審 査 員
■ 審 査
■ 表 彰
運用会社のファンドマネジャー、アナリストなど
(約100名を予定)
【第一次審査】1社のアニュアルリポートにつき、5人の審査員が審査基準
(5ページ参照)
に
沿って採点、
コメント。
【第二次審査】得点上位作品を対象とし、審査委員会でグランプリ、準グランプリ、優秀賞、
特別賞を決定。
グランプリ、準グランプリ、優秀賞、特別賞
※各賞の名称等は変更となる場合があります。
■ 発 表
2017年2月上旬
(予定)
の日経ヴェリタス、
日本経済新聞朝刊で結果報告
■ 審査結果リポート 項目別・審査員別全ポイント、審査員のコメント、相対的順位など、アニュアルリポート改善
に役立つリポートを2017年1月下旬
(予定)
にフィードバックいたします。
S参加の場合は、
個人投資家
(日本経済新聞電子版の会員登録者)
を主な対象とした各社アニュアルリポー
ト評価に関するアンケートを実施し、
リポートをご提供します。
■ 審査講評セミナー 審査を担当した機関投資家数名によるパネルディスカッションを2017年2月に開催し、参加
全企業のご担当者を1社3名様までご招待いたします。
—3—
受 付 方 法
■ 受付方法
■ ウェブ受付
以下のウェブ受付で直接お申し込みください。
7月11日
(月)
にエントリーサイトをオープンします
(予定)
。
①ウェブサイト http://cat.nikkei-r.co.jp/e/ar16 にアクセスし、会社名、連絡先を
入力して登録してください。事務局からメールをお送りします。
②メールでお知らせするURL にログインしていただき、以下の情報とロゴデータを送信してください。
(1) 掲載情報
① 掲載用社名
(和文)② 証券コード ③ 本社所在地
(和文)④ 部署名
(和文)
⑤ 電話番号 ⑥ ホームページURL ⑦ 貴社紹介文
(和文/240字以内)
⑧ 貴社ロゴマーク
(和文)
:4色版
(S参加の場合はモノクロ版も必要です)
。
※会社ロゴはAdobe Illustratorのデータをご用意ください
(JPEG等の画像形式は不可、文字はすべてアウト
「ロゴマークと社名ロゴの組み合わせ」
「指定色」等、使用規定・マニュアルがあれば添付してください。
ライン化)。
(2) 校正等、掲載に関する連絡先
① ご担当者会社名 ② ご担当者所属部署 ③ ご担当者氏名
④ ご担当者電話番号 ⑤ ご担当者FAX番号 ⑥ ご担当者メールアドレス
(3) 審査に関する連絡先
① 貴社ご担当者氏名 ② 貴社ご担当者所属部署
③ 貴社ご担当者電話番号 ④ 貴社ご担当者メールアドレス
■ 別途ご送付いただくもの
(10月7日
(金)
必着)
★ 審査するアニュアルリポート:和文版、英文版とも15冊 ※和文の発行がない場合は英文15冊。
【宛先】
( 株)
日経リサーチARA事務局 〒101-0047 東京都千代田区内神田2-2-1 鎌倉河岸ビル
Tel: 03-5296-5122 Fax: 03-5296-5124
審 査 ス ケ ジュ ー ル
7月11日∼ 10月3日
お申し込み受付期間
以下のサイトにアクセスして、会社名と連絡先を入力すると、ID とパスワードが
メールで届きます。
http://cat.nikkei-r.co.jp/e/ar16
申し込み後
掲載情報の入力・送信(10/7〆切)
メールでお知らせするサイトにログインし、新聞掲載用の情報とロゴの画像
データを送信してください(P3の「受付方法」をご参照ください)
。
10月中旬より順次
新聞広告原稿の校正
校正ご担当者様宛に新聞広告用 PDF 原稿をお送りしますので、校正をお願い
します。
11月∼ 12月上旬
第一次審査
11月下旬
新聞掲載
日経ヴェリタスに広告特集として、貴社のアニュアルリポートをご紹介します。
なお、S参加のみ日本経済新聞においても紹介します。
12月中旬∼ 1月中旬
第二次審査
2017年 1 月下旬
審査結果リポートのフィードバック
申し込みご担当者様に、メールにてご案内します。
新聞掲載
2月上旬
日本経済新聞、日経ヴェリタスにて結果報告紙面を掲載します。
2月中旬
表彰式・審査講評セミナー
各社 3名様をご招待します。詳細は別途ご案内します。
※実際のスケジュールは若干変更になる場合があります
—4—
1 次 審 査 基 準( 案 )
テーマ
① 沿革・業績推移・
代表的経営指標
② ビジネスポートフォリオ
③ トップマネジメントのメッセージ
(経営哲学・経営理念)
④ 中長期的企業価値向上策と
実現のためのロードマップ
⑤ ESGファクターの説明 I
(環境と社会)
⑥ ESGファクターの説明 II
(コーポレートガバナンス)
⑦ 当年度の重点項目説明
(トピックス)
評価の視点
良い
沿革、
企業理念が的確に示されている。十分な期間の業績ハイライトが分かりやすく表記さ
れている。十分な期間の企業特性を示すあるいは投資家が重視する経営指標が適切に記
載されている。
悪い
沿革、
企業理念の表記がない。業績ハイライトおよび経営指標として適切な項目がピックアッ
プされていない。
あるいは表記されている期間が3期以下しかなく短い。
良い
各事業部の内容、
ビジネスモデル、
SWOT分析(強み・弱み)
が明確に示されている。事業部
門別損益も詳細に記載されている。
悪い
該当するページがない。各事業部の内容、
ビジネスモデル、
SWOT分析(強み・弱み)
につい
ての説明が貧弱である。
良い
トップの経営理念や今後の自ら打ち立てた戦略についてのメッセージが明瞭で具体的であり
かつ情熱(パッション)
を感じさせるものとなっている。
悪い
形式的・抽象的・情緒的な表現にとどまってトップの気迫と実行可能性が伝わってこない。
良い
中長期の計画や経営目標が記述されおよびそれを達成するためのロードマップを明確に示
している。
悪い
該当するページがない。
あっても極めて抽象的で投資家にとって参考にならない。
経営目標(値)
のみが示され具体的な説明がない。
良い
環境と社会それぞれの活動状況につき企業価値向上と関連付けられて述べられている。特に
投資対象企業にとって重要と思われる具体的指標についてピックアップされて記載されている。
悪い
環境と社会の説明について他の報告書(CSR報告書等)
からの一部分の単なるコピーとなっ
ており企業価値との関連で述べられていない。
良い
コーポレートガバナンスコードに則して企業価値向上を意識した取り組みを行っている記述が
ある。報酬に対する説明や社外取締役・社外監査役からの明確なメッセージがある。
悪い
該当するページがない。
あるいはあっても説明が不十分である。形式的な叙述に終始してい
る。
良い
当年度の活動において投資家が把握しておくべき重要トピックスとその意義を丁寧に説明し
ている。
悪い
該当するページがない。
あっても単なる事項の説明にすぎない。
良い
単に決算短信や有価証券報告書の要約に止まらず決算説明会などで開示される投資家に
とって有益な情報(主要商品売上別の開示、
市場動向など)
を組み合わせて読みごたえのあ
る分析しやすいデータになっている。
悪い
単に決算短信や有価証券報告書の要約版あるいは単なる写しとなっている。
良い
投資家にとってファイナンシャル・サステイナビリティーのイメージを獲得するため企業側(経営
幹部)
から冷静な自社(自己)分析を踏まえたうえでの「執念」
を感じることができる。
悪い
ファイナンシャル・サステイナビリティーへの執念が感じられない平板な記述に終始している。
良い
長期投資家にとって知っておきたい点がむらなくバランスをもって表現されており完成度が高
い。
悪い
全般的にまとまりが悪く、
通読し、
結局当該企業に漠としたイメージしか持てない。
⑧ 財務データの充実
⑨ ファイナンシャル・サステイナビリ
ティー
(持続可能性)
への
アピール度
⑩ 総合的完成度
(バランスも考慮)
—5—
広 告 特 集
広告特集 ①【アニュアルリポート紹介特集】
■
掲 載 紙
日経ヴェリタス(カラー・個別企業紹介形式)
日本経済新聞(S 参加のみ、モノクロ・個別企業紹介形式)
■
掲 載 日
2016 年11月下旬(予定)
■
体
日経ヴェリタス:
天地 113 ミリ × 左右 123 ミリ
日本経済新聞(S 参加のみ): 天地 100.5 ミリ× 左右 95 ミリ
裁
※枠内には各社のロゴマーク、アニュアルリポートの表紙写真、紹介文、連絡先などが入ります。
※広告サイズ、レイアウトは昨年の掲載例と異なる場合があります。
2015年度 掲載例
日経ヴェリタス
広告特集 ②【結果報告特集】
2014 年度 掲載例
■掲 載 紙
日本経済新聞、日経ヴェリタス
■掲 載 日
日本経済新聞: 2017年2月上旬
(予定)
日経ヴェリタス: 2017年2月上旬
(予定)
■体
日本経済新聞: 全15段(予定)
日経ヴェリタス: 3ページ(予定)
裁
※ 参加企業の一覧、入賞企業のアニュアルリポート表紙、審査講評などの掲載
を予定しています。
■ ウェブ展開
本企画の特設サイト
(http: //adnet.nikkei.co.jp/a/ara/)
にて結果報告を掲載いたします。また参加各社の
社名も掲載します。各社の社名には、申し込み時
に登録いただいた「ホームページ URL」にリンク
をはります。掲出期間は 2017 年 2 月結果報告特集
掲載日から2017年3月末日まで
(予定)とします。
日本経済新聞
—6—
企画内容に関するお問い合わせ先
日本経済新聞社クロスメディア営業局営業部第3グループ「アニュアルリポート係」Tel: 03-6256-7524
e-mail: [email protected]
お申し込み先
http://cat.nikkei-r.co.jp/e/ar16
お申し込み方法およびコンテストの実施要領についてのお問い合わせ先
ARA 事務局(日経リサーチ内、10:00∼17:00 休日・祝日を除く)
〒 101-0047 東京都千代田区内神田 2-2-1 鎌倉河岸ビル
Tel:03-5296-5122
e-mail: [email protected]
Fax: 03-5296-5124