水害(内水はん濫) 大雪対策

水害(内水はん濫)
大雪対策
大雨が降ると下水道などで全ての雨水を排水できなく
マンホール
道路側溝
なり、内水による浸水が起こり始めます。
内水はん濫の発生
雨が降ると川の水位が上昇
します。このとき、大きな川
土砂災害・
風水害に備える
の水が小さな川へ流れこま
堤防
ないように水門を閉めま
溢水
外水
ことがあります。大きな川から離
れた場所であっても、市街地等に降った雨が
小さな川・水路
大雪に関する気象庁の注意報・警報基準
種類
道路側溝やマンホール等の雨水排水能力を
発表の時期
降雪の深さ
大雪注意報
大雪により災害が発生するおそれがあると予想したときに発表します。
大雪警報
大雪により重大な災害が発生するおそれがあると予想したときに発表されます。 24時間降雪の深さ30cm
大雪特別警報
大雪特別警報は、数十年に一度の降雪量となる大雪が予想される場合に発表されます。
24時間降雪の深さ10cm
超え、道路が冠水したり、家屋が浸水するこ
とがあります。これが『内水はん濫』です。
水害(内水はん濫)時危険箇所
アンダーパス(地下道)の浸水
側溝のつまりによるはん濫
溜池の溢水
道路や鉄道の下を通るアンダーパスには
溜まった雨水が、排水されずに道路など
想定を超える降雨があった場合、溜池の
水が溜まり、通行ができなくなります。この
に溢れ出した状態です。
水が溢れる可能性があり、溜池周辺や用
ハザードマップ
歩行者が足を
水路沿いは浸
では、アンダー
取ら れる 危 険
水 する危 険 性
パスとして示し
性があります。
が高くなります。
路面凍結に注意
信号交差点
橋梁(橋げた)
トンネルなどの出入口
信号交差点のある箇所では、車が発
橋梁区間ではほかの区間と異なり
トンネルなどの出入口は日陰になることが多く、
進や停 止を繰り返 すことによって 、
夜間には橋の下からも熱が奪われ
局所的に路面が凍結している場合があります。周
圧雪や凍結路面が摩擦熱で融けて、
るので、路面の温度が低下しやす
囲が雪景色の場合には、
トンネルの中と外での明
タイヤとの間に水滴ができるため、
く、ほかの路面が凍っていなくても
るさが極端に異なることで状況が見えにくくなる
路面が非常に滑りやすくなることが
橋の上だけは凍結していることが
ことを踏まえ、
トンネル出入口付近での突然の路
あります。
あります。
面変化に備え、走行には注意しましょう。
大 雪に 備 え る
水門
今回の事例を教訓に、今後も起きる可能性のある雪害に対して、市民一人ひとりの備えが大切となります。
め、大きな川の近く
水 できずにあ ふ れる
大きな川
し、道路の行き来が出来なくなり、一部の集落が孤立しました。
す(逆流防止)。そのた
では、小さな川が排
内水
平成26年2月の大雪は秩父市に大きな被害をもたらしました。統計を取り始めてから最も多い98cmの積雪を観測
ています。
※このほかにも、局所的に日陰とな
る区間では長期にわたり雪が残って
マンホールの異常を発見したら
マンホールのふたを開けないで
降雨量が多くなるとマンホールのふたが外
道路に雨水が溜まった時に、マンホールや側
れたりすることがあります。見つけた場合は
溝のふたを開けて水を流すことは危険です
近寄らないようにしましょう。
ので、絶対にやらないようにしましょう。
いたり、融雪水が流れ込みやすい場
所では局所的に路面が凍結したりす
ることがあります。
大雪が降った場合
水害(内水はん濫)後の安全確認
LPガスボンベに異常はないか?
断線はないか?
危険物の漏れ出しはないか?
安全確認をしましょう。
子どもたちの接近は危険です。
発見したら周りに注意を呼びか
たばこやその他の火気厳禁です。
電力会社へ通報しましょう。
け、必要に応じて消防署へも通
報して適切に処理しましょう。
情報収集・事前行動
積雪で家に閉じ込められたら
大雪注意報・警報等の気象情報に注意しましょう。
市では基本的に緊急時以外は個人の敷地内の除雪を行いませんので、お困り
通院中の方は、病院に行くことができなくなる場
ただし、生命に関わる救援が必要な場合は、119番通報してください。
降雪時
備え、特に寒さ対策を考えておいてください。
に、石灰や消毒液等をまいて消
器戸棚、食器類その他家具調度
毒しましょう。
品をクレゾール石けん液で十分
に拭き、日光消毒も十分しましょ
う。
12
自動車通行の注意点
ましょう。
除雪作業に支障を来たすため、交通規制には必ず従ってください。
県・市は、所管する幹線道路を中心に、除雪作業を
床上浸水があった場合は、畳や食
孤立時の対策は、家庭での備蓄品を消費するなど地震と同じですが、停電等に
は、危険が無い範囲でこまめな除雪を行っておき
除雪活動
浸水の後は、床下、庭、家の周り
の場合は、まず 隣近所や町会等で助け合うことを考えてください。
合もあるので、予め対策を考えておきましょう。
カーポートなどの屋根部分や、玄関ドアの近くなど
衛生対策の徹底
大雪の際は次のポイントに注意して行動してください。
行います。
雪用タイヤまたはチェーンを装着しない車で通行しないでください。
事故危険や交通障害の発生防止のため、不要不急の外出は控えてください。
山沿いを通行する場合は、雪崩に注意してください。
市民の皆さんは、共助の精神に基づき自宅付近の
屋根からの落雪は危険です
除雪を行うなど通行の確保、孤立・閉じ込め状況
屋根の雪が融けはじめ、大きなかたまりになって落下する場合があり大変危
の解消に協力してください。
険です。可能な限り屋根の雪を下ろすか、下に物を置かないようにしたり、通
ただし、個人敷地内も含め、除雪した雪は事故やケ
行者に注意を呼び掛ける表示をしましょう。
ガの元になりますので道路に出さないでください。
歩行等通行中は足元に注意するとともに、頭上にも十分注意してください。
13