保育園の待機児童問題と 保育士の確保について

新社会
発行:新社会つくば
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金子 かずお気付
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http://kanekokazuo.hakurakuryo.org/
2016年6月 14 日
第 989 号
つくば市議会は 13 日から開催中
6月の定例議会は3日に告示され 13 日
から29日までの期間で開催されます。
主な内容は、行政報告で市公共施設白書
の公表。報告で、平成 27 年度一般会計・特
別会計予算のうち、平成 28 年度に繰越した
ものの報告。平成 28 年度一般会計補正予算
で 4,273 万 5 千円を増額するものでありま
す。
金子議員の一般質問の内容
和による定員増を目玉としています。もと
もと児童福祉法のなかで保育士の人員配置
間で開催されます。今議会での一般質問を
や面積基準について、国は最低基準を定め
ている。それを上回る基準を設定している
通告した議員は 16 名で、金子かずお議員の
市区町村に対して、一人でも多くの児童の
一般質問内容は①保育園の待機児童問題と
受け入れを要請している。人員配置でいえ
保育士の確保について②ドナー候補者が骨
ば、0 歳の子ども 3 人に対して保育士 1 人、
髄提供しやすい社会環境を図る「骨髄バ
1~2 歳は「6 対 1」
、3 歳は「20 対 1」、4~5
ンク・ドナー助成制度」について③筑波山
歳は「30 対 1」という最低基準があります。
麓における太陽光発電の建設について現状
ただ、この最低基準が戦後に決められたま
についてであります。
ま、ずっと変わっていないため、それでは
安全に子どもを預かり、きちんと発達を促
質問の詳細は以下のとおりであります。
す保育ができないと判断する自治体は、例
えば、国基準では 1~2 歳が「6 対 1」でも、
自治体独自に「5 対 1」にするなど基準を引
質問の趣旨・・・厚生労働省が待機児童解
き上げ良い保育を目指す努力をしている。
消に向けて緊急的に対応する施策を発表し
それを今回、国は「最低基準ギリギリで実
ているが、保育園に入園するための審査が
施して一人でも子どもを詰め込め」とした
通らなかった親の匿名ブログ「保育園落ち
も同然の対策を打ち出したと言えます。つ
た日本死ね!!!」が話題を呼び、共感する保
くば市の待機児童数は調査日の 27 年 10 月
護者や保育現場などの声が広がったことで、 1 日で 196 人となっています。196 人の内訳
政府は対応に迫られ、緊急対策として「規
は0歳 140 人で1歳は 80 人、2 歳は 12 人
制の弾力化・人材確保」をうたい、規制緩
であり、統計日の基準でいけば 26 年 10 月
つくば市議会は 13 日から 29 日までの期
保育園の待機児童問題と
保育士の確保について
1 日は 120 人、25 年は 84 人であり、毎年増
加している現状と対応について。また、保
育士不足が叫ばれているが現状について。
います。県内でも 2011 年 3 月 11 日の東日
本大震災以降、再生可能エネルギーに対す
る関心が高まり、その開発規模は全国第2
位と言われています。特に平坦な未利用地
が多く日照時間も長いという茨城県の特長
もあり、この3年間で太陽光発電施設の設
骨髄バンク・ドナ助成制度」に 置は 10 倍を数え、東海第2原発の発電量以
ついて
上の電力をまかなうまでに成長してきてい
質問の趣旨・・・骨髄バンクを支援する茨
るといわれています。
城の会の資料によりますと、毎年新たに
資源の乏しい我が国において、エネルギ
6,000 人以上の方が白血病などの血液疾患
ー問題は大変大きい深刻な問題ですが、市
を発症し、骨髄バンクを介した移植を必要
民生活から見た場合に、筑波山麓で見られ
とする患者さんは毎年 2,000 人程度いると
る今回の太陽光再生可能エネルギーの問題
言われています。骨髄バンクに登録してい
は、少なくとも建設を避ける区域や設置を
る患者さんでも実際に移植を受けられた方
避けるべき区域を定め、その上で配慮すべ
は 6 割程度とも聞きます。ドナー候補者が
きルールづくりが必要であります。
骨髄提供する際は事前の健康診断や採取の
つくば市もこの課題に関し、関係機関で
ために 7 日から 10 日程度の入院が必要とな
様々な対応をすでに行ってきています。ま
りますが、休業補償もなく仕事を休めば収
た、建設計画の 4 箇所の状況も、県の指導
入が減るなど経済的な理由も大きな問題と
などで当初の計画とは違ってきており、太
なっています。この程、茨城県も支援に取
陽光発電施設の問題に対するガイドライン
り組む自治体に対して骨髄ドナー助成費補
や条例、防災対策などについて提案・提起
助事業として補助事業がスタートしました。 がなされている状況と思われます。つくば
つくば市におけるドナー候補者が骨髄提供
市では、つくば市再生可能エネルギー発電
しやすい社会環境を図る「骨髄バンク・ド
設備の設置ガイドライン及びつくば市再生
ナー助成制度」についての取り組みについ
可能エネルギー発電設備の設置手続きに関
て。
する要綱が議会に示されましたが、どの程
度の取り組みが進められているのか。
【6 月議会で再生可能エネルギー発電設
備の設置を規制する条例が執行部から提案
されているのに伴い所属する環境経済委員
質問の趣旨・・・水郷筑波国定公園区域内
会での審議との関連で太陽光発電施設の質
の筑波山麓地域における大規模太陽光発電
問を委員会で行うことにします】
施設の開発に関して様々な問題が浮上して
います。国定公園内で茨城県の許可を得ず
に伐採していた問題、土砂災害警戒区域に
建設される問題、自然破壊、景観破壊の問
つくば市議会では、5 月 29 日に商工会
題、地元行政に情報が届かない問題、法律
桜会館とふれあいプラザの二か所で平
の不備の問題など、今回の太陽光発電施設
成 28 年度議会報告会を開催しました。
建設が表面化してから行政対応の届かない
3 月議会の報告と参加者と議員による
問題など数多く議会で取り上げられてきて
意見交換会が開催されました。
ドナー候補者が骨髄を提供
しやすい社会環境を図る
「
筑波山麓における太陽光
発電の建設について・現状
について
議会報告会