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科目名
郷土の歴史と文化と生活
History, Culture, and Life in Omuta
担当責任者
科目責任者 : 木村 俊幸
PT : 行平 崇、丸山 倫司
OT : 沖 雄二
NS : 北原 信子、荒巻 初子
RT : 青山 良介
MT : 西園 与之、大塚 徹
標準履修年次
1年・前期
必修選択別
単位数
必修
授業の概要 (ねらい)
1単位
地域学の視点から、広く日本の生活・文化と関連づけながら、大牟田の歴史・文化・生活を考える。日本最大
の炭鉱「三池炭鉱」が日本の近代化に果たした役割を背景に、日本の文化、生活習慣などがどのようにして創
られ定着していったかを学ぶとともに、人間生活の重要な要素である地域コミュニティの現状と、そこに見られ
る特色や生活の実相を理解する。
また、大牟田を様々な角度から解説し、フィールド・ワーク等をとおして実際にその生活と文化に触れることに
より地域全体の理解を深める。さらにこれらの学習をもとに医療技術者の視点から大牟田を中心とした県南部
地域の将来を展望する。
授業の到達目標
1.大牟田の歴史、文化に関する学習を通じて地域の特徴を深く理解することができる。
2.将来の医療従事者として、大牟田及び福岡南部地域が直面する諸問題について学び、それをもとに将来
の展望がもてるようになる。
3.大牟田地域の理解を通じて、各種のボランティア活動に自主的に参加して社会に貢献できるようになる。
成績評価の方法および基準
1. 課題レポート(30%) ルーブリックを用いて採点をする。
2. プレゼンテーション(20%) ルーブリックを用いて採点をする。
3.定期試験(50%)
教科書
参考書
教科書は使用しない。毎時間、資料を配布。
1.ふるさと散歩 中川原廣吉 有明新報社刊
ふるさと歴史探訪 中川原廣吉 有明新報社刊
2.三池住貞吉と日本のカルタ 野口晋一郎 大牟田
市教育 委員会
3.地の底のヤマ 西村 健 講談社
4.DVD 三池 終わらない炭鉱(やま)の物語
準備学修の内容
上記に挙げられている参考文献を含め、各回の授業で取り上げられるトピックについて文献を渉猟したり、イ
ンターネットなどで情報を得て、授業で習ったことが確実に自身の知識として身につくよう、事前に準備をして
おくこと。
その他履修上の注意事項
- 30 -
回数
担当教員名
1
専任担当教員
全員
2
3
山田 元樹
(大牟田市総務課
市史編纂室長・学
芸員)
中尾 昌弘
大牟田市長
授業内容
この授業の目的、概要、成績評価などについての全般的な説明をする。
*古代、中世、近世を通じた大牟田の歴史について学ぶ(仮)
*大牟田の現状と将来構想について学ぶ(仮)
4
西村 直
(前大牟田市社
会福祉協議会
長、元大牟田医
師会長)
5
大牟田市
保健福祉部長
*大牟田の保健医療福祉とまちづくりへの取り組について学ぶ(仮)
6
大牟田市教育長
*大牟田の教育行政とその課題について学ぶ(仮)
7
大牟田市
産業経済部部長
*大牟田の産業 産業振興ビジョンと地域経済活性化の取り組みについて学ぶ(仮)
8
大牟田市消防長
*大牟田市における、地域の防災と救急医療について学ぶ(仮)
*大牟田地域の高齢化社会について、医療と福祉の観点から学ぶ(仮)
9
10
11
担当教員全員
大牟田石炭産業科学館、旧三井三池宮原坑、三池港・旧三井港倶楽部、大牟田市立三池カルタ館など、さ
まざざまな歴史的建造物や施設を実地に訪問することを通して、これまでの授業で学習した内容を具体的に
検証し、深めていく。
12
山田 禮次
中川原 廣吉
*筑後・大牟田とその周辺の文化について学ぶ(仮) 山田禮次 元荒尾市議会議長
*ふるさと散歩~大牟田再発見~――いくつかの歴史的建造物に拠って、地域の歴史について学ぶ(仮)
中川原廣吉 三池史談会理事
13
担当教員全員
*「学生が描く未来大牟田」グループワーク
これまでの学びを通じて、将来の医療人としての観点から地域をどのように展望するかについて
各科に分かれてグループワークを行う。
14
担当教員全員
*「学生が描く未来大牟田」グループワーク。各科に分かれて行う。
15
担当教員全員
*各学科代表によるプレゼンテーション
- 31 -
科目名
担当責任者
公衆衛生学
藤丸知子
園田和子
Public health
標準履修年次
2年・前期
必修選択別
単位数
必修
授業の概要 (ねらい)
2単位
公衆衛生学は、社会のなかでの健康を考えると同時に、健康という視点を通して社会を考える学問である。地
域で生活するすべての人々の疾病を予防し、健康の保持増進を目指す公衆衛生の理念を学ぶ。環境・社会との
かかわりから健康について考え、疾病予防・健康管理に必要な条件とそれを保障する社会制度と保健・医療に
ついて理解する。 本講義では、地域保健、保健衛生行政、保健統計、生活習慣病対策、母子
保健、産業保健、環境保健、精神保健、感染症対策等について説明し、今日の保健医療を取り巻く状況の変化
を理解し、広い視野のもと公衆衛生看護活動に応用できる力を養う。
健康を切り口に、各講義のテーマを通して自分自身の生活と結びつけながら、公衆衛生の実践活動を学ぶ。ま
た、医療従事者として、疾病予防・健康管理の重要性を理解する。
講義と学生からのグループ発表で構成する。(小グループ(4人程度)を編成し、各テーマについてグループ
学習を行い、その成果を発表する。)
授業の到達目標
1 公衆衛生の意義、目的を説明できる。
2 公衆衛生活動・プライマリヘルスケア、ヘルスプロモーションの展開について説明できる。
3 保健医療に関する種々の法規について説明できる。
4 公衆衛生の各領域(地域保健、保健衛生行政、保健統計、生活習慣病、母子保健、産業保健、環境保健、
精神保健、 感染症対策等)の対策、現状、課題について説明できる。
5 医療従事者として、個人・集団を保健医療の対象として捉えることができる。
6 疾病予防・健康増進の施策実施の経緯を通して、保健医療を取り巻く状況の変化を理解し、これからの健
康づくりに ついて説明できる。
成績評価の方法および基準
①定期試験(50%)
② 小テスト2回(7回と14回に実施 1回15%×2回 計30%)
③ 課題レポート及び発表(20% グループ単位 ルーブリックによって評価)
教科書
参考書
鈴木庄亮・久道茂監修 シンプル衛生公衆衛生学2016 厚生労働統計協会編 『厚生の指標 増刊 国民衛生
の動向2015/2016』 厚生労働統計協会
南江堂 2016
準備学修の内容
公衆衛生に関するメディア情報にも関心を持ち、日々の情報に目を通しておくように心がけること。
教科書の次回の授業範囲を読み、専門用語の意味等を学修しておくこと。
既習した科目と関連させて学修すること。
その他履修上の注意事項
課題レポートは、第1回目の講義時に掲示し説明します。
出席管理は、出席管理リーダーとレスポンスカードにて確認します。
- 92 -
回数
1
担当教員名
藤
丸
知
授業内容
子
講義の概要について説明
(講義)第1章 第4章 第7章
1公衆衛生の意義、公衆衛生の定義、公衆衛生の歴史について学ぶ
2健康・疾病・障害とは、予防の概念について学ぶ
3保健衛生行政について学ぶ
2
藤
丸
知
子
(講義)第6章 第3章 社会と健康・健康と環境、疫学
1地域社会と健康、集団アプローチ、プライマリヘルスケア、ヘルスプロモーションについて学
ぶ
2社会的環境と健康、生活と健康、物理・化学・生物学的環境要因と健康について学ぶ
3
藤
丸
知
子
(講義・グループ発表)第14章 第2章
1日本の社会保障制度、医療制度について学ぶ
2人口静態・人口動態統計について学ぶ
4
藤
丸
知
子
(講義・グループ発表)第4章 第7章 第5章5-2 地域保健と保険行政 生活習慣病対策1
1疾病予防と健康管理、健康づくり、栄養、ライフスタイル、健康日本21について学ぶ
2生活習慣病について学ぶ:メタボリックシンドロームと健診・循環器疾患
5
藤
丸
知
子
(講義・グループ発表)第5章5-3、5-4 生活習慣病対策2
1がん・糖尿病の予防について学ぶ
2難病対策について学ぶ
6
藤
丸
知
子
(講義・グループ発表)第6章 環境保健
公害、地球環境、食品衛生(食中毒)、上下水道、廃棄物処理などについて学ぶ
7
藤
丸
知
子
(講義・グループ発表)第8章 母子保健
母子保健行政の現状と対策、今後の課題について学ぶ
8
藤
園
丸
田
知
和
子
子
(講義・グループ発表)第10章 産業保健
1産業保健の定義、労働衛生、産業保健をめぐる最近の課題について学ぶ
2トータルヘルスプロモーションについて学ぶ
9
藤
丸
知
子
(講義・グループ発表)第11章 高齢者保健・福祉
高齢者保健福祉行政の現状と対策について学ぶ:介護保険制度、認知症等、今後の課題
10
藤
丸
知
子
(講義・グループ発表)第5章 感染症対策1
感染症の成立要因、感染症法、検疫、エイズ、性感染症について学ぶ
11
藤
丸
知
子
(講義・グループ発表)第5章 感染症対策2
主な感染症、結核、予防接種等について学ぶ
12
藤
丸
知
子
(講義・グループ発表)第12章 精神保健1
地域精神保健福祉対策、社会復帰対策等について学ぶ
13
藤
丸
知
子
(講義・グループ発表)第12章 精神保健2
1アルコール依存症、自殺予防対策などについて学ぶ
2メンタルヘルスについて学ぶ
14
藤
丸
知
子
(講義)第13章 国際保健・国際保健統計
国際保健、世界の健康問題、国際協力について学ぶ
15
藤
丸
知
子
(講義)
1健康危機管理、保健・医療・福祉の連携、医療倫理について学ぶ
2まとめ
- 93 -
科目名
担当責任者
看護技術Ⅰ(看護基礎技術)
藤田美貴、橋本茂子、
古川久美子、氏田美知子
川原由子
Nursing Skills Ⅰ (Basic Nursing Skills)
標準履修年次
必修選択別
単位数
1年・前期
必修
2単位
授業の概要 (ねらい)
看護技術は、対象となる人々の健康レベルに応じて安全・安楽に配慮し、看護するための基本である技術
の知識・技術・態度を修得することを目指します。
看護技術Ⅰ(看護基礎技術)は、看護技術の基礎となる土台であり、どのような技術にも共通していきます。
授業の方法は講義と演習を組み合わせて行います。講義では看護技術の基礎的知識と具体的援助方法を
学修し、演習を行う前には事前学修課題を行い演習に臨みます。演習終了後は、事後学修課題で振り返り自
己評価し今後の学修に活かします。具体的には、感染防止の技術、環境調整技術、活動・休息援助技術、バ
イタルサイン、援助的人間関係形成・コミュニケーションの方法について学修します。
授業の到達目標
1.看護ケアに必要な感染予防の方法である標準予防策を説明できる。
2.標準予防策に則った手指衛生(流水による手洗い・手指消毒)、個人防護用具を実施できる。
3.対象に応じた環境を選択、調整するための基礎知識について説明できる。
4.療養生活における環境調整の基本的な援助技術が実施できる。
5.活動・休息の基本的な援助技術が実施できる。
6.ボディメカニクスについて説明できる。
7.ボディメカニクスを活用した援助技術について実施できる。
8.観察に必要な基本的知識について説明できる。
9.対象者に必要な観察、記録、報告(記述)ができる。
10.バイタルサイン測定における看護の役割について説明できる。
11.体温・脈拍・呼吸・血圧測定ができる。
12.患者と看護師の良い関係を築くための援助的人間関係を形成するコミュニケーション技術を修得できる。
成績評価の方法および基準
1.定期試験 40%
2.実技試験 30%
3.課題レポート(事前・事後) 30%
※課題レポート、実技試験については、新たに配布するルーブリックによって評価します。
教科書
参考書
1.茂野香おる他著:基礎看護学[2] 基礎看護技術Ⅰ 第16
版 医学書院 2015
2.任 和子他著:基礎看護学[3] 基礎看護技術Ⅱ 第16版
医学書院 2015
3.茂野香おる他著:基礎看護学[1] 看護学概論 第16版
医学書院 2016
4.竹尾惠子他著:看護技術プラクティス 第3版 学研 2016
準備学修の内容
演習前には、課題レポート(事前)の内容を説明しますので、事前学修を行い演習に臨んで下さい。
演習後には、課題レポート(事後)の事後学修の課題を行い自己評価して下さい。
課題レポート(事前・事後)は、提出日時の締め切りに遅れないように提出して下さい。
その他履修上の注意事項
正当な理由のない欠席の場合、講義および演習の補講は実施しません。また、実技試験を欠席した場合、追
試験は実施しません。
- 104 -
回数
担当教員名
1
藤田
2
3
4
藤田、橋本
古川、氏田、川原
橋本
【講義】活動・休息援助技術
姿勢・体位 睡眠と休息
ボディメカニクスの原理
体位変換 移乗、移送
7
8
11
12
13
14
15
16
17
18
【講義】感染防止の技術
標準予防策(スタンダードプリコーション).感染経路別予防策.洗浄・消毒・滅菌.
【演習】感染防止の技術
手指衛生(流水による手洗い、擦式手指消毒)
個人防護用具(PPE)(手袋、マスク、ガウン)の装着
古川
6
10
【講義】看護技術を学ぶにあたって
看護技術の特徴.看護技術を実践するための安全確保.
【講義】環境調整技術
環境と健康・療養生活の環境
生活環境を整えるための視点・病室の環境調整
病床の作成と環境整備(ベッドメーキング・リネン交換)
5
9
授業内容
藤田、橋本
古川、氏田、川原
藤田、橋本
古川、氏田、川原
藤田、橋本
古川、氏田、川原
【演習】ベッドメーキング
クローズドベッドメーキング
オープンベッドメーキング
※一人で行う
【演習】活動・休息援助技術
体位変換
【演習】活動・休息援助技術
移乗、移送
藤田、橋本
古川、氏田、川原
【演習】リネン交換
患者が臥床したままで行うシーツ交換
包布交換
藤田、橋本
古川、氏田、川原
【実技試験】
ベッドメーキング
一人で行うクローズドベッドメーキング
19
橋本
20
【講義】
観察・記録・報告
援助的人間関係形成の方法1
基本的なコミュニケーション
古川
【講義】
バイタルサインとは
体温測定・脈拍測定・呼吸の観察方法
23
古川
【講義】血圧測定
触診法・聴診法
24
古川、藤田
橋本、氏田、川原
【演習】
血圧測定
藤田、橋本
古川、氏田、川原
【演習】
バイタルサイン(体温・脈拍・血圧・呼吸)測定
※臥床した患者を測定・観察する
藤田、橋本
古川、氏田、川原
【実技試験】
バイタルサインの測定
臥床した患者のバイタルサインを測定する
21
22
25
26
27
28
29
橋本
30
【講義】
援助的人間関係形成の方法2
コミュニケーションの実際
プロセスレコード
- 105 -
科目名
担当責任者
看護技術Ⅱ(日常生活援助技術)
氏田 美知子、藤田 美貴
橋本 茂子、古川 久美子
川原 由子
Nursing Skills Ⅱ(Assistance in Daily Life)
標準履修年次
1年・後期
必修選択別
単位数
必修
授業の概要 (ねらい)
2単位
本科目においては、個人の日常生活は、生活史やその環境によって異なり、個別的であり、自立的であるこ
とを講義と演習によって学修します。そのうえで、個人が日常生活に支障をきたしたり、健康障害のあらゆるレ
ベルで医療機関を利用したり、その可能性を抱える時、どのような援助があるのかについて演習(実技)を含
め学修します。演習においてはモデルを用いる方法あるいは学生が患者役、看護師役を果たすことにより相
手の対場に立ち、相手を思いやる“心”と“技”そして講義における知識を統合(一体に)し、人間の尊厳に配
慮した看護とは何かを探求していきます。つまり、これらを通して、個人の日常生活とは、日常生活に支障をき
たすということ、日常生活の援助技術をより確かなものにするための学修を深めていきます。
授業の到達目標
1.日常生活の援助とは何かを述べることができる。
2.個人を尊重した援助ができる。
3.援助を実施する際に援助の目的、方法を説明し同意を得ることができる。
4.個人の尊厳に配慮した援助ができる。
5.食事介助の意義、目的を説明できる。
6.口腔ケアの基本的技術を実施できる。
7.排泄援助の基本的技術を実施できる。
8.清潔援助(清拭、足浴、洗髪)の基本技術を実施できる
9.寝衣交換の基本的技術を実施できる。
10.体位保持(ポジショニング)の意義、目的を説明できる。
11.罨法(温罨法と冷罨法)の意義、目的を説明できる。
成績評価の方法および基準
1.定期試験 : 40 %
2.課題レポート : 30 %
3.技術試験 : 30 %
※後日配布するルーブリックにより評価します。
教科書
参考書
1.任和子他:基礎看護学[3] 基礎看護技術Ⅱ 第6
版 医学 書院 2015
2.茂野香おる他:基礎看護学[2 ]基礎看護技術Ⅰ
医学書院 2015
3.竹尾惠子監修:看護技術プラクティス 第3版 学研
2015
1.山口瑞穂子編:新訂版 看護技術講義演習ノート
上巻 第2版 サイオ出版 2015
2.V.ヘンダーソン/湯槇ます他訳:看護の基本となる
もの 日本看護協会 2014
3.F.ナイチンゲール/湯槇ます他訳;看護覚え書 現
代社 2011
準備学修の内容
1.事前、事後の学習において、人体の構造と機能や病態生理などを並行しながら学修してください。
2.技術演習においては、患者役、看護師役、そして、観察者役割のなかで、対象に及ぼす技術の影響、技
術の工夫を考えてください。
3.相手の立場に立って援助するとは、どういうことかを日頃から考えるよう心掛けてください。
その他履修上の注意事項
1.正当な理由のない欠席については講義および演習の補講は実施しません。また、技術試験の欠席につい
ても追試験は実施しません。
- 106 -
回数
担当教員
1
【講義】 ガイダンス
古川
2
3
4
授業内容
古川、氏田
藤田、橋本
川原
5
食事援助技術と口腔内の清潔
1.経口摂取と非経口摂取 2.口腔ケア
【演習】 食事援助技術と口腔内の清潔
1.食事介助 2.口腔ケア
3.経鼻経管栄養
【講義】 排泄援助技術
藤田
6
7
8
1.自然排尿の介助 2.自然排便の介助 3.陰部洗浄
古川、氏田
藤田、橋本
川原
9
【演習】 排泄援助技術
1.自然排尿の介助 2.自然排便の介助 3.陰部洗浄
【講義】 呼吸・循環を整える援助技術
氏田
10
11
12
13
14
1.酸素吸入療法 2.口腔内吸引
古川、氏田
藤田、橋本
川原
【演習】 呼吸・循環を整える援助技術
古川、氏田
藤田、橋本
川原
【技術試験】 食事介助と口腔ケア
15
1.酸素吸入療法 2.口腔内吸引
【講義】 清潔・衣生活援助技術
古川
16
17
18
19
20
1.洗髪 2.部分浴(足浴・手浴)
古川、氏田
藤田、橋本
川原
【演習】 清潔・衣税勝援助技術
古川、氏田
藤田、橋本
川原
【演習】 清潔・衣税勝援助技術
21
1.洗髪(ケリーパッドを使用した洗髪)
2.足浴(臥床患者への足浴)
【講義】 清潔・衣生活援助技術
古川
22
23
24
1.全身清拭 2.寝衣交換
古川、氏田
藤田、橋本
川原
25
【演習】 清潔・衣生活援助技術
1.全身清拭 2.寝衣交換
【講義】 身体の安楽を促す援助
橋本
26
27
28
29
30
1.体位保持(ポジショニング) 2.罨法(温罨法と冷罨法)
古川、氏田
藤田、橋本
川原
【演習】 身体の安楽を促す援助
古川、氏田
藤田、橋本
川原
【技術試験】 寝衣交換(和式)
1.体位保持(ポジショニング) 2.罨法(温罨法と冷罨法)
- 107 -
科目名
担当責任者
看護技術Ⅲ (診療補助の技術)
橋本茂子 氏田美知子
古川久美子 藤田美貴
川原由子
Nursing Skills Ⅲ (Assistant Skills of Medical Examination)
標準履修年次
必修選択別
単位数
必修
1単位
1年・後期
授業の概要 (ねらい)
看護技術Ⅲの診療の補助技術は、看護技術Ⅰ、看護技術Ⅱとともに看護基礎技術に位置づけられる。診療の補助技術は対象
者にとって身体侵襲を伴う看護行為が多く、そのため看護基礎技術の基盤となる「安全」、「安楽」をより意識し、根拠に基づいた看
護技術を実践できる基本技術を修得することを目標としている。対象者の「安全」と「安楽」を守るには知識と技術を身に付けること
はもちろんであるが、医療事故を未然に防ぐリスクの認識、リスクマネジメントの重要性、対象者への説明力なども必要になる。本授
業では無菌操作、創傷管理、検査(採血を含む)、与薬・注射法、導尿・浣腸の技術及び対象者の心理的・身体的な苦痛を理解す
るなどの治療・処置、検査時の看護を学ぶ。また、診療の補助技術は看護技術Ⅰ、看護技術Ⅱの技術を基に複合された技術であ
り、これらの基本技術を修得しておくことが前提となる。よって講義、演習を通して診療に伴う対象者の心理的・身体的な苦痛を理
解し、単にテクニックを学ぶのではなく、知的技能、身体的技能、人間関係技能が統合されることをめざしている。演習では課題レ
ポートを提出する。演習前のレポートでは知識の整理を行い、演習を行う看護技術のイメージ化を行う。演習後は技術の実際をまと
め、到達目標の達成度を確認し、知識・技術・態度を振り返り自己評価を行う。実技試験により看護技術の修得を確認する。
授業の到達目標
1.知識
1)安全の意義について説明できる。
2)滅菌物の取り扱いの基本について説明できる。
3)無菌操作における清潔区域、汚染区域について説明できる。
4)創傷管理について説明できる。
5)検体検査、生体検査、生体情報のモニタリングについて説明できる。
6)診察、治療、検査における看護師の役割と援助について説明できる。
7)各検査の目的、種類、検体採取とその取扱いについて説明できる。
8)静脈血採血の方法と種類について説明できる。
9)静脈血採血の合併症と予防策について説明できる。
10)薬物に伴う法的責任と薬物を正しく管理する方法を説明できる。
11)指示された薬物を安全・適切に与薬する方法を説明できる。
12)与薬の種類とその特徴を説明できる。
13)注射の適応と種類、注射器・注射針の構造を説明できる。
14)注射時の合併症と予防策について説明できる。
15)排便障害・排尿障害について説明できる。
16)浣腸の目的、留意点について説明できる。
17)導尿の目的、留意点について説明できる。
18)男性導尿、女性導尿の実施時の相違点について説明できる。
2.技術
1)滅菌手袋を無菌的に装着できる。
2)滅菌バッグの開封および滅菌包装を無菌的に開くことができる。
3)鑷子、鉗子の取り扱いができる。
4)創傷処置ができる。
5)シミュレータで静脈血採血が安全に実施できる。
6)シミュレータで筋肉内注射が安全に実施できる。
7)点滴静脈内注射の準備、点滴静脈内固定法が安全に実施できる。
8)シミュレータで浣腸が安全にできる。
9)シミュレータで導尿が安全にできる。
3.基本的態度
1)技術の実施は対象者の苦痛や不安に配慮できる。
2)グループで意見交換ができる。
成績評価の方法および基準
1.事前学修課題 課題レポート 20%
2.事後学修課題 課題レポート 20%
3.実技試験 15% *課題レポート、実技試験は新たに配布するルーブリックによって評価する。
4.定期試験 45%
教科書
参考書
1.任 和子他著:基礎看護学[3] 基礎看護技術Ⅱ 第16版
医学書院 2015
2.茂野香おる他著:基礎看護学[2] 基礎看護技術Ⅰ 第16版
医学書院 2015
3.茂野香おる他著:基礎看護学[1] 看護学概論 第16版
医学書院 2016
4.竹尾惠子他著:看護技術プラクティス 第3版 学研 2016
準備学修の内容
各回の講義前には対応する教科書、プラクティスを用いて事前学修課題を行う。
講義で事前学修課題用紙に追加する。
演習では事前学修をもとに実施する。
演習後事後学修課題用紙でまとめる。
その他履修上の注意事項
1.正当な理由のない欠席では演習の補講はしない。また、実技試験も実施しない。
2.実技試験にむけて練習時間を設けるので、積極的に練習に参加する。
3.演習はグループで行動するので、事前に演習要項を熟読し、演習に臨む。
4.針を扱うので、針刺し事故のないように十分に学修して臨む。
5.シミュレータでの演習が多いので丁寧に取り扱う。
6.演習でわからないことは教員に確認しながら実施する。
- 108 -
回数
担当教員名
1
氏田
2
橋本 氏田
古川 藤田 川原
3
橋本 氏田
古川 藤田 川原
4
橋本
5
橋本
6
橋本 氏田
古川 藤田 川原
7
授業内容
【講義】
ガイダンス
診療補助の技術とは
<感染防止の技術>無菌操作
<創傷管理の技術>創傷処置、包帯法
【演習】
無菌操作:滅菌バッグの開封、滅菌包装の開き方、滅菌物の取り扱い
鉗子・鑷子
【講義】
<診察・検査に関する援助技術>
診療介助時の看護師の役割と責任
検査の分類と種類
検査値に影響する要因
静脈血採血、検体検査(尿、便、喀痰)、生体情報のモニタリンング、生体検査、穿刺の介助
静脈血採血法
真空採血管を用いた静脈血採血法の説明
【演習】
検体の採取法:静脈血採血法
橋本 氏田
古川 藤田 川原
8
古川
9
古川
10
橋本 氏田
古川 藤田 川原
11
橋本 氏田
古川 藤田 川原
12
氏田
13
橋本 氏田
古川 藤田 川原
【講義】
<与薬の援助技術>
与薬の基礎知識
薬物の作用に影響する因子
投与方法による薬物の体内動態
与薬に関する法律
経口与薬、吸入、点眼、点鼻、経皮的与薬、直腸内与薬
注射:薬液の準備、皮下注射、皮内注射、筋肉内注射、静脈内注射
【演習】
注射の準備:薬液の確認と準備
筋肉内注射の実施法:注射部位の選択と実施
皮下注射の実施法:注射部位の選択
末梢静脈内点滴注射法:末梢静脈内点滴注射の準備(実施)・固定法・管理
【講義】
<排尿障害、排便障害>
一時的導尿 持続的導尿
グリセリン浣腸
実技試験:筋肉内注射法
14
橋本 氏田
古川 藤田 川原
15
橋本 氏田
古川 藤田 川原
【演習】
導尿
浣腸
- 109 -
科目名
担当責任者
看護技術Ⅳ(看護過程)
氏田 美知子 藤田 美貴
橋本 茂子 古川 久美子
川原 由子
Nursing Skills Ⅳ(Nuresing Process)
標準履修年次
2年・前期
必修選択別
必修
授業の概要 (ねらい)
単位数
1単位
看護技術Ⅳの看護過程の展開は、患者に有効な看護援助を行うために今起きている患者の様々な現象を
整理し、問題解決技法に基づき科学的に分析する思考能力を磨いていく科目です。
具体的には看護学的視点で情報収集・整理を行い、情報の解釈、看護問題の抽出というアセスメントプロセス
と、看護問題に対し、看護計画を立案し、実施、評価するための方法を学修します。また看護過程を展開する
際に必要な批判的思考、リフレクションにつても学修します。実際の事例にはペーパー・ペイシェントで学修を
進めますが、これまでに修得した知識をもとに事前学修では看護過程の記録用紙に思考を整理をしてグルー
プワークに臨み、さらに発表にむけてグループワークでの様々の考え方を討議し、再度看護過程の記録用紙
に整理をしていくことが大切になります。
以上のことから看護の基盤となる看護過程について系統的に学び基礎的能力を養うことを目指します。
授業の到達目標
1.看護過程の概念・意義・目的を説明することができる。
2.看護過程の構成要素と関連について説明できる。
3.批判的思考、リフレクションについて説明できる。
4.看護過程の展開の実際について説明できる。
5.看護学的視点で 情報収集・整理ができる。
6.情報の解釈ができる。
7.情報の関連性を見出し、関連図、看護の問題を抽出することができる。
8.看護の問題について優先順位を決定できる。
9.看護の問題を解決できる看護目標を設定できる。
10.看護計画を立案できる。
11.看護計画に沿って看護を実施し、評価ができる。
12.看護過程の評価ができる。
13.サマリーについて説明できる。
成績評価の方法および基準
定 期 試 験 40%
グループワークレポート 30%
個 人 レ ポ ー ト 30%
教科書
参考書
1.任和子編:看護過程展開ガイド 第3版 照林社
2015
2.竹尾惠子監修:看護技術プラクティス 第3版
1.任和子他:基礎看護学[3] 基礎看護技術Ⅱ
学研 2015
第6版 医学書院 2015
2.茂野香おる他:基礎看護学[2 ]基礎看護技術Ⅰ 3.蔵谷範子編:関連図の書き方をマスターしよう
サイオ出版 2015
医学書院 2015
3.マジョリー・ゴードン/江川孝子監訳:ゴードン博士 4.V.ヘンダーソン/湯槇ます他訳:看護の基本となる
もの 日本看護協会2014
の看護診断アセスメント指針 第2版 照林社 2015
5.F.ナイチンゲール/湯槇ます他訳:看護覚え書
現代社 2011
準備学修の内容
1.教科書、参考書などを活用して予習復習をすること。
2.看護の対象は人間であり、その人間には個別性があることを認識し、看護過程の展開を学修する。
3.事前学修をしてグループワークを行い、グループワークを有意義に行う。
その他履修上の注意事項
1.グループワークにおいては各自の考えを持って、授業に臨んでください。
2.そのなかで、各自の考えを述べ、相互に学びあえるグループ討議をしてください。
3.事前学修はコピーをして準備しておく。毎回提出する。
4.演習でわからないことは、教員に確認しながら実施する。
- 110 -
回数
担当教員
授業内容
1
氏田
2
氏田
3
橋本
【講義】 1.事例の提示と説明 2.情報収集・整理
4
橋本
【講義】 1.整理した情報のアセスメント 2.看護問題の抽出 3.関連図
5
橋本
【講義】 4.看護目標の設定 5.看護計画立案
6
橋本 氏田
藤田 古川
川原
【演習】 グループワーク 1.情報整理 2.アセスメント
7
橋本 氏田
藤田 古川
川原
【演習】 グループワーク 1.情報整理 2.アセスメント
8
橋本 氏田
藤田 古川
川原
【演習】 グループワーク 1.関連図 2.看護問題の抽出(統合)
9
橋本 氏田
藤田 古川
川原
【演習】 グループワーク 発表 情報収集・整理から関連図作成まで
10
橋本 氏田
藤田 古川
川原
【演習】 グループワーク 3.看護問題の明確化 4.看護の目標設定 11
橋本 氏田
藤田 古川
川原
【演習】 グループワーク 5.看護計画立案
12
橋本 氏田
藤田 古川
川原
【演習】 グループワーク 6.計画・実施・評価 13
藤田
14
橋本 氏田
藤田 古川
川原
【演習】 全体発表 15
橋本 氏田
藤田 古川
川原
【演習】 全体発表 まとめ
【講義】 1.ガイダンス 2.看護過程の概念とその構成要素
3.批判的思考、リフレクションとは
【講義】 1.ゴードン博士の看護診断アセスメント指針、健康的機能パターンについて
【講義】 看護過程の評価
サマリー
- 111 -
科目名
担当責任者
看護技術Ⅴ(フィジカルアセスメント)
藤田美貴、氏田美知子
古川久美子、橋本茂子
川原由子
Nursing Skills Ⅴ(Physical Assessment)
標準履修年次
必修選択別
単位数
2年・後期
必修
1単位
授業の概要 (ねらい)
フィジカルアセスメントは、問診・視診・触診・打診・聴診の手法を取り入れ、患者の状態を具体的に把握し、
さらに、心理的・社会的アセスメントを加えることで、対象者を全人的・多角的にとらえることができるようにな
る。
看護技術Ⅴでは、問診などから得られる主観的情報、フィジカルイグザミネーション(視診・触診・打診・聴
診)から得られる客観的情報を総合してアセスメントを行う技法を学ぶ。
授業の方法は、講義と演習を組み合わせて行う。講義ではフィジカルアセスメントの基礎的知識と具体的方
法を学ぶ。演習では、事前学修としてフィジカルアセスメントワークブックと事前学修課題を学修し、演習に臨
む。演習後には事後学修にてフィジカルアセスメントの結果をまとめ自己評価を行う。
授業の到達目標
1.ヘルスアセスメントとフィジカルアセスメントの関係性を説明することができる。
2.フィジカルアセスメントに必要な技術を説明することができる。
3.フィジカルアセスメントの方法を人体の構造と機能に基づいて説明できる。
4.問診の方法と留意点を説明できる。
5.健康歴聴取の目的と方法を説明できる。
6.系統別(感覚系、消化系、呼吸系、循環系、運動系、中枢神経系)のフィジカルイグザミネーションを実施す
ることができる。
7.フィジカルイグザミネーションで得た情報をアセスメントすることができる。
8.フィジカルイグザミネーションで得た情報を整理・記録することができる。
9.グループ内で事例を討議し、実施すべきフィジカルイグザミネーションが説明できる。
10.事例によるフィジカルアセスメントが理解できる。
成績評価の方法および基準
1.定期試験 40%
2.課題レポート(事前・事後) 45%
3.グループワーク 15%
※課題レポート、グループワークについては、新たに配布するルーブリックによって評価します。
教科書
参考書
1.山内豊明著:フィジカルアセスメントガイドブック 第2版 医
学書院 2014
2.山内豊明著:フィジカルアセスメントワークブック 医学書
院 2014
3.藤崎郁著:フィジカルアセスメント完全ガイド 第2版 学研
2014
<1年次使用>
4.茂野香おる他著:基礎看護学[2] 基礎看護技術Ⅰ 第15
版 医学書院 2015
5.任 和子他著:基礎看護学[3] 基礎看護技術Ⅱ 第16版
医学書院 2015
準備学修の内容
次回の授業内容を確認し、事前に教科書を熟読し、概要を整理しておく。
演習前には、課題レポート(事前)の内容を説明するので、事前学修を行い演習に臨む。
演習後には、課題レポート(事後)を提示するので学修し提出する。
その他履修上の注意事項
1.正当な理由のない欠席の場合、講義および演習の補講は実施しない。
- 112 -
回数
1
2
3
担当教員名
授業内容
氏田
【講義】
ヘルスアセスメントの概念
フィジカルアセスメントに必要な技術
健康歴とセルフケア能力のアセスメント(問診、健康歴聴取、セルフケア能力のアセスメント)
氏田
橋本
4
藤田
5
藤田、氏田
橋本、古川、川原
6
藤田
7
藤田、氏田
橋本、古川、川原
8
藤田
9
藤田、氏田
橋本、古川、川原
10
古川
11
藤田、氏田
橋本、古川、川原
12
古川
13
藤田、氏田
橋本、古川、川原
【講義】
フィジカルアセスメントの基本技術(視診、触診、打診、聴診)
【講義】
フィジカルアセスメントにおける検査データの活用
【講義】
系統別フィジカルアセスメントの技術
感覚系
【演習】
系統別フィジカルアセスメントの技術演習
感覚系(眼・耳・口腔)のフィジカルアセスメント
(視力・視野のスクリーニング、リンネテスト、ウェーバーテスト、皮膚知覚)
【講義】
系統別フィジカルアセスメントの技術
消化系
【演習】
系統別フィジカルアセスメントの技術演習
消化系のフィジカルアセスメント
(問診・視診・聴診・打診・触診)
【講義】
系統別フィジカルアセスメントの技術
呼吸系
【演習】
系統別フィジカルアセスメントの技術演習
呼吸系のフィジカルアセスメント
(正常および異常呼吸音を聴取する)
【講義】
系統別フィジカルアセスメントの技術
循環系
【演習】
系統別フィジカルアセスメントの技術演習
循環系のフィジカルアセスメント
(視診・触診・聴診)
【講義】
系統別フィジカルアセスメントの技術
運動系
中枢神経系
【演習】
系統別フィジカルアセスメントの技術演習
運動系および中枢神経系のフィジカルアセスメント
(関節可動域の観察、徒手筋力テスト、小脳機能評価、反射)
【総合演習】
グループワーク
事例による実施すべきフィジカルアセスメントの方法を討議する
14
藤田、氏田
橋本、古川、川原
15
- 113 -
科目名
担当責任者
在宅看護援助論
荒巻初子・藤丸知子
松本八千穂・園田和子
Home Care Nursing
標準履修年次
3年・前期
必修選択別
単位数
必修
授業の概要 (ねらい)
1単位
本講義では、講義形式にて医療依存度の高い人、障がいのある人に対して在宅看護を提供するために、必
要な知識、技術と展開方法、及び対象を尊重する態度について学ぶとともに、グループワークや演習の授業
形式にて、在宅における療養者の状態を理解し、身体状況に合わせた日常生活の援助のアセスメント及び実
践・評価ができるとともに、具体的にケアに必要な看護技術の実践の在り方を学ぶ。
授業の到達目標
① 在宅における対象の特性に応じた看護ケアについて理解することができる。
② 対象の健康問題を把握し、個々の療養者の状況に応じた看護計画を立案することができる。
③ 在宅における看護技術について習得することができる。
④ グループ内で意見交換をし、グループの意見をまとめ、発表することができる。
⑤ 療養者の健康問題解決に当たって、必要な社会資源を把握し、保健医療福祉の連携の在り方について
説明することができる。
成績評価の方法および基準
期末試験 50%(記述試験 到達目標①~⑤ ) 授業内課題 20%(到達目標②・⑤)
グループワーク課題・プレゼンテーション30%(到達目標③15%④15%)
*授業内課題及びグループワーク・プレゼンテーションについては、新たに配布するルーブリックによって評
価する。
教科書
参考書
波川京子他編 在宅看護学 クオリティケア
上田泉編 在宅看護過程演習 クオリティケア
生野逸子他編 在宅看護過程 メジカルフレンド社
山田雅子編 在宅看護実習ガイド 照林社
渡辺裕子監 在宅看護論Ⅱ日本看護協会出版会
角田直枝編 在宅看護技術ガイド 学研
角田直枝編 よくわかる在宅看護 学研
準備学修の内容
テキストの授業範囲を読み、専門用語の意味等を理解しておくこと。
新聞や看護系雑誌から在宅療養者等の情報を収集し課題テーマの設定をする。
既習の学習内容を、この科目と繋がるように関連づけて学習をすすめる。
在宅看護概論の授業配布資料、自分のノートを活用する。
その他履修上の注意事項
授業中の私語や飲食は禁止とする。提出物のルール、遅刻や欠席の留意点については初回講義で説明す
る。
- 146 -
回数
担当教員名
授業内容
1
荒
巻
初
子
講義:在宅における日常生活支援の考え方:環境、食、移動、清潔等アセスメントを学ぶ
2
荒
巻
初
子
講義:在宅療養者の状態別看護1 : 難病、小児について学ぶ
3
荒
巻
初
子
講義:在宅療養者の状態別看護2 : 認知症、精神疾患について学ぶ
4
荒
巻
初
子
講義:在宅における日常生活支援の方法 : 看護技術と使用物品の相違工夫について学ぶ
5
園
田
和
子
講義:在宅の看護過程1 : ヘルスアセスメント、看護過程のプロセスを学ぶ
6
園
田
和
子
講義:在宅看護の看護過程2 : 事例展開①を学ぶ
7
園
田
和
子
講義:在宅医療 : 中心静脈栄養法 経管栄養 腹膜還流 人工呼吸器療法 在宅酸素療
法を学ぶ
8
荒巻初子 藤丸知子
松本八千穂 園田和
子
講義・演習 在宅看護技術1 : 移動、排せつについて学ぶ
9
荒巻初子 藤丸知子
松本八千穂 園田和
子
講義・演習 在宅看護技術2 : 食生活・嚥下・清潔について学ぶ
10
荒巻初子 園田和子
講義・演習 在宅看護の看護過程3 : 看護過程の事例展開②を学ぶ
11
荒巻初子 園田和子
講義・演習 在宅看護の看護過程4 : 看護過程の事例展開③を学ぶ
12
荒巻初子 藤丸知子
松本八千穂 園田和
子
演習 在宅看護技術3 :訪問場面 ロールプレイ
13
荒巻初子 藤丸知子
松本八千穂 園田和
子
演習 在宅看護技術4 :訪問場面 ロールプレイ
14
荒巻初子 藤丸知子
松本八千穂 園田和
子
在宅看護の看護過程5 : 事例展開発表
15
荒巻初子 藤丸知子
松本八千穂 園田和
子
在宅看護の看護過程6 : 事例展開発表 ・ まとめ
- 147 -
科目名
担当責任者
家族看護論
藤丸知子 園田和子
Family Nursing
標準履修年次
2年・前期
必修選択別
単位数
必修
授業の概要 (ねらい)
1単位
個人が所属する基礎的な集団として、家族とは何かを学修する。その上で、個人の健康と家族の健康との関
連、家族の一員が健康上の問題を抱えた時、家族へ与える影響等について理解し、家族ケアとは何かについて
教授する。家族に関する基本的な概念や諸理論を理解し、家族の機能に基づき家族集団(家庭)を単位とした
看護援助を行う意義、家族を対象としたアセスメント、家族を単位とした援助の視点、家族看護計画の策定と
活動評価の方法等、家族看護過程の展開を学ばせる。講義と課題レポートをもとにグループワークも取り入れ
ながら家族看護の展開方法について学修する。
授業の到達目標
1 家族看護の考え方や家族の捉え方について説明できる
2 家族を理解するための諸理論(家族発達理論、家族システム理論、家族ストレス対処理論等)について説
明できる。 3 提供した事例のジュノグラム・エコマップを作成できる。
4 家族を単位とした代表的なアセスメント理論とアセスメントの方法について説明できる。
5 事例を通して家族看護の実践に基づく家族看護過程の展開について検討できる。
成績評価の方法および基準
①定期試験 60%
②課題レポート40%(1題 10%:ジュノグラム・エコマップ作成 1題 30%:事例の看護過程の展開・・・看
護計画まで) (ルーブリックによって評価)
教科書
参考書
山崎あけみ他編集 看護テキストNiCE 家族看護学
(改訂第2版)南江堂 2015
津村智惠子他編 公衆衛生看護学 中央法規出版
2012
杉下知子編著 家族看護学入門 メヂカルフレンド社
岡堂哲雄著 系統看護学講座別巻15 家族論・家族関
係論
準備学修の内容
教科書の次回の授業範囲を読み、専門用語の意味等を理解しておくこと。
授業後は、講義内容の復習を行うこと。
提示した課題は、熟考し作成しておくこと。
その他履修上の注意事項
課題提出の際は期日を厳守してください。 出席は、カードリーダーと出席票にて確認します。
- 154 -
回数
1
藤
5.11
2
藤
5.18
3
園
5.25
4
園
6.1
5
園
6.8
6
園
6.15
担当教員名
丸
丸
田
田
田
田
授業内容
知
授業の概要について説明
(講義)序章・第Ⅲ章
子 1家族看護学の成立、現代の家族の課題と看護について学ぶ:家族看護学の成立と理念、家族の定義
2時代とともに変化する家族形態と機能、現代社会の家族の課題と看護について学ぶ
知
(講義)第Ⅰ章 第Ⅱ章
1家族看護に関連した理論と家族看護への応用について学ぶ:理論紹介…役割理論、家族発達論、家
子 族システムなど
2家族全体をとらえる意味について学ぶ
和
和
(講義・演習)第Ⅰ章
1病気と家族の理解について学ぶ:家族の病気体験の理解、病気と家族機能・役割の関係
子 2事例を通してジェノグラム・エコマップを作成する
子
(講義)第Ⅵ章 1家族看護アセスメントについて学ぶ:代表的なアセスメントモデルの紹介
2事例を通して、ケアの対象としての家族の捉え方、家族像の組み立てについて学ぶ
(講義)第Ⅱ章 第Ⅳ章 家族看護過程1:家族看護の展開方法について学ぶ
*事例を配布しますので、次回までに指示する課題についてまとめてきてください
和
子
和
(講義・演習)第Ⅱ章 第Ⅳ章
家族看護過程2:事例を通して情報収集・アセスメントの方法について学ぶ
子 事例演習(個人・グループワーク)・発表
*次回の演習のための課題を出します
(講義・演習)第Ⅱ章 第Ⅳ章
家族看護過程3:事例を通してアセスメント・健康課題の捉え方について学ぶ
7
園 田 ・ 藤 丸 事例演習(個人・グループワーク)・発表
6.22
*次回の演習のための課題を出します
(講義・演習)第Ⅱ章 第Ⅳ章 第Ⅴ章
家族看護過程4:事例を通して健康課題から看護目標の設定・計画・評価について学ぶ
8
園 田 ・ 藤 丸 事例演習(個人・グループワーク)・発表
7.6
まとめ
- 155 -
科目名
担当責任者
健康教育・支援論
松本八千穂 藤丸知子 園田和子
Health education and Health support theory
標準履修年次
3年・前期
必修選択別
単位数
保・助:必修 看:選択
授業の概要 (ねらい)
2単位
疾病や障害の有無にかかわらず、あらゆる健康レベルの個人・家族・集団を対象にヘルスプロモーションの視
点から、健康的な生活習慣の確立、QOLの向上を目指し、生涯にわたる健康管理支援について学ばせる。
保健行動変容の関連理論を理解し、対象者の保健行動の変容に向けた知識・技術・動機づけに対する支援
方法を学ばせる。 看護の対象のセルフケア能力を高める必要性を理解し、健康状態・
生活状況を多角的にとらえ、多様な価値観を尊重して適切なセルフケア能力の獲得を促す具体的な教育的
対応や相談的対応について学ばせる。個人・家族・集団のニーズに対応した保健指導、健康教育について
修得させる。
授業の到達目標
1 健康教育の理念、保健指導の意味について説明できる。
2 健康教育の歴史的変遷と現状、課題について説明できる。
3 保健行動変容の関連理論について説明できる。
4 集団及び個別の健康教育について説明できる。
5 健康教育企画・立案・実施・評価のプロセスについて説明できる。
6 対象とする人々の特徴について理解し、生涯にわたる健康管理支援の必要性について説明できる。
7 対象者に応じた健康教育の企画書・指導案が作成できる。
8 対象者に応じた健康教育を実施し、評価できる。
成績評価の方法および基準
健康教育の企画書・指導案の作成 30% (ルーブリックにて評価)
健康教育の実施・評価 20% (ルーブリックにて評価 )
定期試験 50%
教科書
参考書
津村智惠子他編集 公衆衛生看護学 中央法規出
版 必要時は資料を配布します
荒賀直子他編集 公衆衛生看護.jp 第4版
必要に応じて紹介します
準備学修の内容
教科書の該当か所を読み、専門用語の意味等を理解しておくこと。
既習科目の学修内容とこの科目を関連付けて、学修を進めていくこと。
授業内容を復習すること。
その他履修上の注意事項
出席は、カードリーダーと出席票にて確認します。
提出物は、提出期限を守ること。
グループワーク時は、主体的に関わること。
- 158 -
回数
担当教員名
授業内容
1
松
本
八
千
穂
講義の概要について説明
健康教育・学習の理念 保健指導の意味
2
松
本
八
千
穂
健康教育の歴史的変遷、健康教育の現状と課題
3
松
本
八
千
穂
保健行動変容モデルと理論
4
松
本
八
千
穂
保健指導のプロセスⅠ
5
松
本
八
千
穂
個別健康教育の方法、セルフケア能力への働きかけ
6
松
本
八
千
穂
保健指導のプロセスⅡ (事例を用いたロールプレイ)
7
松
本
八
千
穂
集団健康教育の方法
8
松
本
八
千
穂
健康教育におけるニーズアセスメント
9
松
本
八
千
穂
健康教育企画立案過程
10
松
本
八
千
穂
健康教育の評価
11
松
本
八
千
穂
周産期における健康教育
12
松
本
八
千
穂
小児期における健康教育
13
松
本
八
千
穂
成人~老年期における健康教育
14
松 本 ・ 藤 丸・ 園田
健康教室の運営・実際Ⅰ
15
松 本 ・ 藤 丸・ 園田
健康教室の運営・実際Ⅱ
16
松 本 ・ 藤 丸・ 園田
健康教室の運営・実際Ⅲ
17
松 本 ・ 藤 丸・ 園田
健康教室におけるグループ支援 (講義・ロールプレイ:フォーカス・グループインタビュー)
18
松 本 ・ 藤 丸・ 園田
健康教育の企画書・指導案作成Ⅰ(講義)
19
松 本 ・ 藤 丸・ 園田
健康教育の企画書・指導案作成Ⅱ(演習)
20
松 本 ・ 藤 丸・ 園田
健康教育の企画書・指導案作成Ⅲ(演習)
21
松 本 ・ 藤 丸・ 園田
健康教育の原稿作成Ⅰ(演習)
22
松 本 ・ 藤 丸・ 園田
健康教育の原稿作成Ⅱ(演習)
23
松 本 ・ 藤 丸・ 園田
健康教育の媒体作成Ⅰ(演習)
24
松 本 ・ 藤 丸・ 園田
健康教育の媒体作成Ⅱ(演習)
25
松 本 ・ 藤 丸・ 園田
健康教育プレゼンテーションの準備、原稿・媒体の修正 Ⅰ(演習)
26
松 本 ・ 藤 丸・ 園田
健康教育プレゼンテーションの準備、原稿・媒体の修正 Ⅱ(演習)
27
松 本 ・ 藤 丸・ 園田
健康教育プレゼンテーションの準備、原稿・媒体の修正 Ⅲ(演習)
28
松 本 ・ 藤 丸・ 園田
健康教育プレゼンテーションの準備、原稿・媒体の修正 Ⅳ(演習)
29
松 本 ・ 藤 丸・ 園田
健康教育発表・評価 Ⅰ(演習)
30
松 本 ・ 藤 丸・ 園田
健康教育発表・評価 Ⅱ(演習) まとめ
- 159 -
科目名
担当責任者
基礎看護学実習Ⅰ
氏田美知子、藤田 美貴
橋本 茂子、古川 久美子
川原 由子
Basic Nursing Practice Ⅰ
標準履修年次
1年・前期
必修選択別
単位数
必修
授業の概要 (ねらい)
1単位
看護職が活動する病院において、看護職や病院で働く多職種の活動を見学及び体験し、保健・医療・福祉
分野への関心と理解を深めます。また、看護活動の実際を見学・体験することで、看護の役割や機能、保健・
医療・福祉の連携の必要性や患者を取り巻く環境について学び、医療に携わる一員としての基本的態度を身
につけるとともに、具体的な看護援助のイメージができ、看護学を学ぶ動機づけとなることを目指します。
授業の到達目標
1.看護の対象者となる人々が関わる医療の場を理解できる。
2.医療に関わる一員としての基本的態度を身につける。
3.看護の対象となる人々を、地域で生活している生活者として理解できる。
4.日常生活行動のニーズに対する看護技術の意義が理解できる。
成績評価の方法および基準
1.実習記録・実習への取り組み (60%)
2.事前学修 (15%)
3.臨床講義 (10%)
4.課題レポート (15%)
※上記内容については、実習評価表及び新たに配布するルーブリックによって評価する。
教科書
参考書
前期に学修した教科書及び参考書
準備学修の内容
事前学習課題
1.病院及び入院の環境について
2.看護の目的と機能
上記課題に対してまとめておくこと
※実習時:患者への対応、基本的な看護技術を再学修し、修得しておくこと。
※第5日目:実習で学んだことを整理して参加すること
その他履修上の注意事項
1.欠席・遅刻・早退は減点する。(遅刻・早退が3日あれば1日欠席とする)
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週
担当教員名
氏田美知子
藤田美貴
橋本茂子
古川久美子
川原由子
授業内容
第1日目
1.オリエンテーション
2.講義 : 医療体制・看護体制・理念・目標等
第2日目
1.病院施設・設備及び部門概要説明・見学
2.臨床講義
第3日目~第4日目
1.病棟実習:受け持ち看護師に同行し、見学(体験)する。
2.カンファレンス:実習の学びと振り返り
第5日目
1.実習のまとめ
2.全体発表
1
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科目名
担当責任者
基礎看護学実習Ⅱ
氏田 美知子、藤田 美貴
橋本 茂子、古川 久美子
川原 由子
Basic Nursing Practice Ⅱ
標準履修年次
2年・後期
必修選択別
必修
授業の概要 (ねらい)
単位数
2単位
入院患者を1人受持ち看護学概論、医療倫理、看護技術などの既習の知識・技術を統合しながらその患者に応
じた日常生活行動に関する看護ケアを実践する基礎的能力を養うことを目指します。つまり、受け持ち患者を中
心に、その患者の状況に応じた日常生活援助の実践的過程を学び患者との関わりのなかで円滑な人間関係を
築くための基礎的な能力の習得を図ります。
授業の到達目標
1.患者や医療チームメンバーと人間関係を築くことができる。
2.看護に対して興味・関心や探求心を持ち、看護実践に参加できる。
3.患者の心身の状況や入院生活における健康問題を明らかにし、解決策の立案・実施・評価ができる。
4.安全安楽に配慮した日常生活の援助を実践し、看護技術創出の意義を理解できる。
成績評価の方法および基準
1.出席状況
2.実習に取り組む状況
3.看護過程の展開の実践
4.記録物(内容・提出状況)
※課題レポート,、評価表等については、新たに配布するルーブリックによって評価します。
教科書
参考書
1.任和子編:看護過程展開ガイド 第3版 照林社
これまでの既習学修全て。
2015
1.任和子他:基礎看護学[3] 基礎看護技術Ⅱ 第6版
2.竹尾惠子監修:看護技術プラクティス 第3版 学研
医学書院 2015
2015
2.茂野香おる他:基礎看護学[2 ]基礎看護技術Ⅰ
3.蔵谷範子編:関連図の書き方をマスターしよう サイオ
医学書院 2015
出版 2015
3.マジョリー・ゴードン/江川孝子監訳:ゴードン博士の
4.V.ヘンダーソン/湯槇ます他訳:看護の基本となる
看護診断アセスメント指針 第2版 照林社 2015
もの 日本看護協会 2014
準備学修の内容
1.看護の基本的技術である日常生活援助について学修し、その基本的技術を習得しておくこと。
2.事前学習により、看護過程を展開するための基礎知識を習得しておくこと。
3.日々の目標を明確にして実習に臨むこと。
その他履修上の注意事項
欠席・遅刻・早退は減点する(遅刻・早退が3日あれば1日欠席とする。)。
- 170 -
週
1
2
担当教員名
氏田 美知子
藤田 美貴
橋本 茂子
古川 久美子
川原由子
氏田 美知子
藤田 美貴
橋本 茂子
古川 久美子
川原由子
授業内容
【第1日目】
学内実習
1.実習オリエンテーション
2.患者紹介
3.自己学習
【第2日目】
1.施設・実習オリエンテーション
2.受け持ち患者の決定
3.コミュニケーション・情報収集
4.カンファレンス
【第3日目】
1.バイタルサイン見学・実施
2.援助の見学一部実施
3.コミュニケーション・情報収集・アセスメント
4.カンファレンス
【第4日目】
1.バイタルサイン測定
2.援助の実施
3.コミュニケーション・情報収集・関連図の作成
【第5日目】
1.バイタルサイン測定
2.計画立案
3.援助の実施
4.中間まとめ
【第6日目】
1.バイタルサイン測定
2.看護計画修正・計画発表
3.計画に沿った援助の実施・評価
4.カンファレンス
【第7日目】
1.バイタルサイン測定
2.計画に沿った援助の実施・評価
3.カンファレンス
【第8日目】
1.バイタルサイン測定
2.計画に沿った援助の実施・評価
3.カンファレンス
【第9日目】
1.バイタルサイン測定
2.計画に沿った援助の実施・評価
3.全体の振り返り
【第10日目】
学内実習
まとめ・発表
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科目名
担当責任者
在宅看護論実習
藤丸知子 荒巻初子
松本八千穂 園田和子
Home Care Nursing Practice
標準履修年次
3年後期~4年前期
必修選択別
単位数
必修
授業の概要 (ねらい)
2単位
在宅で生活している個人と家族の生活の特徴と健康問題を認識させ、その健康レベルに応じた看護活動の
役割及び具体的援助方法を学ぶ。
具体的には、在宅看護の対象である在宅療養者や家族を取り巻く生活状況を把握し、家族を一つの単位と
して捉えることの意義と、その人の生活に即した在宅看護活動を展開するために必要な知識・技術・態度を修
得する。地域ケアシステムの中で、療養者と家族が地域社会メンバーとして健全に機能していくために必要な
支援を考え、関係機関との連携・社会資源活用の実際、看護の役割について学ぶ。
授業の到達目標
①在宅療養者と家族の疾病や障がい、心の健康、日常生活状況などから、それぞれの生活者としてのニーズ
をとらえ 説明することができる。
②在宅療養者と家族がもつニーズの相互関係を理解し健康生活への支援を考えることができる。
③在宅療養者と家族がもつ問題解決能力を把握し、能力の向上を目指した援助活動を通して在宅看護の展
開方法を説明できる。
④在宅看護に必要な看護技術およびその特徴を理解し、ケアを組み立てることができる。
⑤在宅療養者や家族の生活を支える地域ケアシステムと在宅看護の展開やマネジメント、社会資源の活用を
知り、その中での看護職の役割について説明できる。
成績評価の方法および基準
実習評価
到達目標に沿って、実習記録、レポート内容、実習への取り組み等を評価する。
評価基準はルーブリックを作成して評価する。
教科書
参考書
・地域療養を支えるケア メディカ出版
・よくわかる在宅看護 学研
波川京子他編 在宅看護学 クオリティケア
・実践できる在宅看護技術ガイド 学研
<他既習の各教科書>
・ICFモデルを用いた在宅看護の展開 ふくろう出版
家族看護学、公衆衛生看護、成人看護援助論Ⅰ・Ⅱ
・在宅看護過程 メヂカルフレンド社
リハビリテーション、医療倫理学等
・在宅看護実習ガイド 照林社
・訪問看護の安全対策 日本看護協会出版会
準備学修の内容
在宅看護の対象は、年齢、健康レベル、疾病を問わず居宅等において生活する人です。その人に看護を
提供するためには、基礎看護学を基盤として、成人看護学、高齢者看護学、小児看護学、精神看護学の各
領域の知識と技術を必要とする。保健医療福祉や医療倫理学も含め、学習内容と実習がつながるように関連
づけて学修してください。
その他履修上の注意事項
欠席、遅刻、早退は減点する。遅刻、早退の時間の長短に関わらず3回で1日の欠席となる。
対象者の生活の場・民間の施設での実習であり、社会人としてのマナーを守り責任ある態度で実習に臨む
こと。
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週
担当教員名
授業内容
実習の詳細は、別途配布する実習要項による。
実習時期:3年生後期~4年生前期
藤丸知子
実習期間:2週間
荒巻初子
実習施設:訪問看護ステーション 下記のいずれかで行う
松本八千穂
園田和子
1
おおむた訪問看護ステーション
訪問看護ステーションなでしこ
訪問看護ステーションすいせん
訪問看護ステーション花水木
訪問看護ステーションたんがく
訪問看護ステーション高良台
訪問看護ステーションわかくさ
福岡県看護協会訪問看護ステーション「くるめ」
あっとほーむ訪問看護ステーション
永田訪問看護ステーション
すぎ訪問看護ステーション
大牟田医師会訪問看護ステーション
<実習1週目>
月:施設実習 オリエンテーション カンファレンス
火:施設実習 カンファレンス
水:施設実習 カンファレンス
木:施設実習 カンファレンス
金:学内日 計画立案 カンファレンス
2
藤丸知子
<実習2週目>
月:施設実習 カンファレンス
火:施設実習 カンファレンス
水:施設実習 カンファレンス
木:施設実習 施設内最終カンファレンス
金:学内日 全体カンファレンス
荒巻初子
松本八千穂
園田和子
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