平成29年度 大阪薬科大学大学院 薬学研究科薬科学専攻 博士前期

一般、外国人留学生
平成29年度
大阪薬科大学大学院
薬学研究科薬科学専攻
博士前期(修士)課程
学生募集要項
大阪薬科大学
一般、外国人留学生
平成29年度 大阪薬科大学大学院
薬学研究科薬科学専攻博士前期(修士)課程
学生募集要項
アドミッションポリシー
薬学研究科薬科学専攻博士前期(修士)課程は、生命科学を基盤とする広い教養と先端的薬
科学研究を推進できる深い専門知識を身につけ、豊かな創造力と優れた研究能力を備えた21
世紀を担う薬学研究者、教育者、高度専門技術者などの人材の養成を目指します。この教育目
標を達成する目的で、薬学領域のみならず農学・工学・理学などの他学部において生命科学・
化学・物理学の基礎を修得し、薬学関連領域において社会に貢献しようとする意志を持ち、基
礎的学力、論理的思考力、問題解決能力などを修得しようとする意欲に富んだ人を幅広く求め
ます。
1.募集人員
薬科学専攻 20名
2.募集専攻領域
専攻
薬科学専攻
専攻領域
分子構造・機能解析学領域
創薬化学領域
生命・環境科学領域
3.出願資格(次の各号の一つに該当するもの)
1)大学を卒業した者、又は平成29年3月卒業見込みの者
2)外国において学校教育における16年の課程を修了した者
3)文部科学大臣の指定した者
4)その他本大学院において大学を卒業した者と同等以上の学力があると認めた者
注)外国人留学生(日本国籍を有しない者のうち日本国の永住許可を取得していない者)のう
ち私費外国人留学生は、上記の出願資格を有し、かつ、「日本国内居住者」のみ出願できます。
在留資格「短期滞在」で日本に滞在している場合は、日本国内居住者とは認めません。また、
入学後に「出入国管理及び難民認定法」による「留学」の在留資格を取得又は更新できること
を条件とします。
4.出願期間及び方法
1)期 間 平成28年7月22日(金)~7月29日(金)
2)入試課へ持参する場合:受付時間 9時30分~11時30分及び13時~16時30分
3)郵送の場合:簡易書留・速達郵便として、入試課に郵送してください。出願期間中の消印
のあるもののみ受け付けます。また、封筒の表に「博士前期課程願書在中」と朱書してく
ださい。
5.出願方法
入学志願者は、下記の書類に入学検定料 20,000円(郵送の場合は、郵便為替証書)を
添え、出願期間中に本学に提出してください(本学卒業生は免除)。
1)入学願書
本学所定の用紙を用い、出願前3ヵ月以内に撮影した写真を1枚貼付したもの
2)卒業証明書※1 又は卒業見込証明書※1
出身大学において作成の上、厳封したもの
3)成績証明書※1
出身大学において作成の上、厳封したもの
4)志望理由書※1
本学所定の用紙に記入したもの、1000字以内
5)卒業研究の要旨
本学所定の用紙に記入したもの、500字程度
6)返信用封筒
出願書類を郵送した場合のみ必要。受験票送付用として、宛名を明記し、362 円切手を貼
付したもの
7)健康診断書
提出する必要はありませんが、身体に障がいがあり、受験や就学にあたって特別な措置
を希望する者は、事前に入試課に問い合わせてください。
8)卒業研究プレゼンテーション用データ
1
一般、外国人留学生
Microsoft Powerpoint ファイル等(CD-R に保存)は、試験当日午前10時までに入試課
へ提出してください。
※1 他大学出身者のみ提出
外国人留学生は、1)から8)までの項目に加え、以下のものを提出してください。
9)在留資格認定証明書又は住民票(在留資格及び在留期間が記載されたもの)
10)身元保証書※2(保証人は日本在住で独立生計の成人の方とします)
11)平成27年度又は平成28年度実施の日本留学試験(日本語、理科2科目、数学コース1)
の成績通知書の原本※2(原本は学力試験当日返却します)。日本語科目(記述を除く)240
点以上かつ記述において 30 点以上が入学の条件になります。
12)健康診断書
※2 私費留学生のみ提出
6.選考方法
学力試験※3、面接※4 及び提出書類により合格者を決定します。
※3 国費留学生の場合は学力試験を免除することがあります。
※4 外国人留学生のみ実施します。
7.学力試験
1) 期日 平成28年8月26日(金)
2) 場所 大阪薬科大学
3) 時間割
時間
試験科目
10:00~12:00
外国語科目〔英語〕
13:00~
専門科目〔卒業研究に関するプレゼンテーション、
口頭試問を含む〕※5
外国人留学生は、学力試験終了後に面接を実施します。
※5 卒業研究制度がない大学の出身者は、「大学院進学の目的と研究に対する抱負」に関するプレゼン
テーションを行ってください。
8.合格者発表
平成28年9月9日(金) 大阪薬科大学において発表し、また受験者には書面で合否を通知し
ます。
9.入学手続
入学手続に関しての詳細は、合格者に別途通知します。この通知に記載した手続きを行った
者に対して、入学を許可します。
10.納付金
1)入学金 100,000円 (本学卒業者は、免除)
2)授業料 500,000円 (年額)
その他、代理徴収金(育友会費)として18,000円(年額)を納入してください。
11.ティーチング・アシスタント(T・A)制度
本課程在学生は、希望によりティーチング・アシスタント(T・A)に委嘱され、報酬を得る
ことができます。
12.その他
1)一度提出した書類及び納付金は返却しません。
2)入学に際して虚偽の記載などの事実があった場合、入学許可を取り消すことがあります。
3)入試に関する問い合わせ先
大阪薬科大学大学院入試課
〒569-1094 大阪府高槻市奈佐原4丁目20番1号
電話 (072)690-1000(代表)
電話 (072)690-1019(直通)
ホームページアドレス http://www.oups.ac.jp/
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一般、外国人留学生
薬科学専攻(博士前期課程)の主な研究内容
領域
分
子
構
造
・
機
能
解
析
学
領
域
創
薬
化
学
領
域
(研究室) 指導教員
研究内容
(薬品物理化学研究室)
准教授 友尾 幸司
准教授 尹 康子
・タンパク質生合成開始因子の構造機能解析
・タウタンパク質の自己重合機構の解明と阻害低分子の開発
・放線菌におけるキシロオリゴ糖細胞内輸送機構の解明
・酵素阻害剤の分子設計
(微生物学研究室)
教 授 辻坊 裕
准教授 宮本 勝城
講 師 土屋 孝弘
・バイオマスの有効利用を目的とするキチン及びキシラン分解機構に関する分子生物学的研究
・感染症治療薬の開発を目的とする病原微生物による疾病発症機構に関する分子生物学的研究
・病原微生物の免疫系に与える影響とその排除機構に関する免疫学的解析
(生化学研究室)
教 授 福永 理己郎
講 師 藤井 忍
・造血サイトカインによる細胞増殖・分化の分子メカニズムの研究
・プロテインキナーゼを介した細胞内シグナル伝達機構の研究
・リン脂質加水分解酵素の酵素機能の分子論
・血清由来ホスホリパーゼA2阻害タンパク質の構造と機能
・アストログリア細胞における神経栄養因子の発現調節
・ロイシンリッチα2グリコプロテインの機能解明
(中央機器研究施設) *
准教授 箕浦 克彦
・生体分子の溶液構造とその機能に関する研究
・自己重合性をもつペプチドの構造機能解析
(有機薬化学研究室)
教 授 春沢 信哉
准教授 宇佐美 吉英
・乳がん増殖抑制作用を目指した創薬研究
・核酸化学におけるイミダゾール役割解明のための合成研究
・新規ヒスタミンH 3 及びH 4 アンタゴニストの創製とその応用
・抗腫瘍性海洋天然物及びその類縁体の合成と生理活性に関する研究
・クロスカップリング法による複素環化合物への直接的置換基導入法の開発
・テトラゾールからカルベンの発生機構の合成化学への応用
(機能分子創製化学研究室)
教 授 浦田 秀仁
准教授 和田 俊一
・プロドラッグ型新規修飾核酸の合成とRNA干渉など遺伝子発現制御分子としての応用
・細胞内移送能を有するキャリアペプチドの開発
・キャリアペプチドの核酸医薬細胞内デリバリーツールとしての応用
・金属イオンが二本鎖DNAの安定性および複製反応に及ぼす影響
・鏡像体核酸の合成とその機能性分子素子としての応用
・生体分子のらせん構造を不斉源とする不斉合成法の開発
・RNAの化学進化とホモキラリティーの確立過程のモデル構築
(分子構造化学研究室)
教 授 土井 光暢
講 師 浅野 晶子
・ペプチドのコンホーメーションコントロールに関する研究
・アミロイド線維の形成機構に関する研究
・機能性ペプチドの構造解析とデザイン
(生体機能診断学研究室)
講 師 平田 雅彦
・PET・SPECT画像診断用放射性医薬品の開発に関する研究
・インビボMRI・蛍光診断用薬剤の開発に関する研究
・がんの早期画像診断並びに治療効果判定に関する核医学的研究
(生薬科学研究室)
教 授 谷口 雅彦
准教授 芝野 真喜雄
・各種生薬成分の構造解析と生理活性に関する研究
・サプリメントの有用性に関する研究
・生薬および漢方製剤の品質評価法に関する研究
・生薬熱水抽出エキス中の生理活性物質に関する研究
(医薬品化学研究室)
教 授 田中 麗子 ★
准教授 山田 剛司
・エリンギに含まれる変型 ergostane型ステロイドに関する研究
・センダン科植物アンデローバの果実に含まれる新規リモノイドに関する研究
・タンポポの産生する変型トリテルペノイド
・海洋生物由来真菌の産生する細胞毒性物質に関する研究
・新しい細胞毒性物質産生菌の探索
(RI研究施設) *
講 師 山沖 留美
・医薬品食品原料の放射線殺滅菌に関する研究
・環境中の放射線物質の動態に関する研究
(中央機器研究施設) *
講 師 藤嶽 美穂代
・生体機能性を持つ不安定分子のマススペクトル測定法の研究開発
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一般、外国人留学生
領域
生
命
・
環
境
科
学
領
域
(研究室) 指導教員
研究内容
(生体防御学研究室)
教 授 天野 富美夫
准教授 藤森 功
・マクロファージ及び腎メサンギウム細胞活性化機構の研究
・サルモネラの病原性発現機構の研究
・宿主及び環境中の細菌のストレス応答機構の研究
・がん免疫と診断・治療に関する研究
・脂質メディエーターの機能と産生調節機構に関する研究
・肥満制御の分子機構の研究
・睡眠を制御する転写調節ネットワークに関する研究
(環境分子生理学研究室)
教 授 藤本 陽子
准教授 佐久間 覚
・活性酸素、過酸化脂質の生成と消去に関する研究
・アラキドン酸由来生理活性物質の産生調節機構に関する研究
・生活習慣病を誘発する肥満の分子機構に関する研究
・肝臓及び大腸における新規制がん剤の開発
・環境汚染物質の生体影響に関する研究
(病態分子薬理学研究室)
教 授 松村 靖夫
准教授 大喜多 守
・エンドセリンの遺伝子発現調節機構
・慢性腎臓病におけるエンドセリンの病態学的役割
・急性腎障害における一酸化窒素の病態生理学的役割
・心臓と腎臓の交感神経活動とその調節機構
・健康食品の薬理学的研究
(生体機能解析学研究室)
准教授 坂口 実
・プロテアーゼによる細胞機能調節に関する研究
・食品成分による細胞機能調節に関する研究
・薬物受容体刺激による細胞応答に関する研究
(薬品作用解析学研究室)
教 授 大野 行弘
講 師 河合 悦子
・中枢ドーパミン及びセロトニン神経系の機能解析
・精神神経疾患(統合失調症、うつ病、パーキンソン病、てんかん等)の病態研究
・中枢神経作用薬の薬理研究
・薬物による腎障害の発現機構と防御に関する研究
(薬剤学研究室)
教 授 永井 純也
准教授 宮崎 誠
・生活習慣病に伴う薬物トランスポーターの機能・発現変動とその変動要因解析
・抗癌剤の新規輸送機構の解明とその制御による抗腫瘍効果増強法の開発
・医薬品の体内動態と薬理効果の消長に関する速度論的研究
(製剤設計学研究室)
教 授 戸塚 裕一
講 師 門田 和紀
・難水溶性医薬品の新規可溶化技術に関する研究
・経肺投与・吸入用の微粒子調製に関する研究
・メカノケミストリーを用いた機能性粒子調製に関する研究
(循環病態治療学研究室)
教 授 林 哲也
准教授 井尻 好雄
講 師 加藤 隆児
・動脈硬化・心不全の発症・進展に関する分子形態メカニズムとストレス応答
・睡眠時無呼吸症候群に関連する間歇的低酸素負荷と戦略的ラジカルスカベンジャー療法
・探索的医療の実践と問題点
・基礎薬学研究として各種病態モデルを作成し、薬物機能・動態解析を行う
・新薬開発時の重篤副作用(横紋筋融解症、薬剤性肝障害、QT延長症候群、急性心筋梗塞、
腎不全、敗血症ショックなど)のスクリーニング法の開発
・重篤副作用や病態の予測・予防・治療法の開発
・炎症制御と再生に関する研究
・各種臓器移植片の保護液の開発
・薬物の承認に必要な前臨床試験
・探求薬物;Capsaicin・5-ALA・NSAIDs・COX2阻害剤、各種ナノキャリヤーなど
(薬物治療学研究室)
教 授 松村 人志
准教授 幸田 祐佳
・脳機能を維持するための体内機序、特に睡眠の調節系とその役割に関する研究
・精神疾患に関する臨床研究及び基礎研究
・耐糖能異常と生活習慣病の発症・進展機序に関する研究
・生体防御の視点からみた上皮膜機能に関する研究
(薬物治療学Ⅱ研究室)
教 授 島本 史夫 ★
・消化管粘液の組成・合成・分泌に関する生理生化学的研究
・消化管運動・消化・吸収・排泄などの生体機能に関する研究
・消化管領域疾患の病態生理に関する臨床疫学的研究
・高齢者疾患の病態生理に関する臨床疫学的研究
(臨床化学研究室)
講 師 山口 敬子
・化学プローブ及び金属錯体のキャラクタリゼーションに関する研究
・生体機能関連物質の微量分析法の開発研究
・臨床化学分析法の開発と病態解析に関する研究
・生理活性金属錯体の探索に関する研究
・マイクロ波の特殊効果を活かした新規癌治療法の開発
(臨床実践薬学研究室)
教 授 荒川 行生
准教授 恩田 光子
・生体内薬物、ペプチド・タンパク質の微量定量法の確立とその応用研究
・医薬品の適正使用に関する疫学的研究
・薬物療法や薬剤実務のアウトカムリサーチ・医療経済学的分析
・医療分野のリスクマネジメントに関する研究
志願者は、予め志望する研究室の責任者に、研究内容等について相談しておくこと。
*を付した研究室は、募集しない
★を付した教員は、修了までに定年又は退職となる。
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