平成28年度 大阪薬科大学大学院 薬学研究科薬学専攻 博士課程(4年

一般、社会人、外国人留学生
平成28年度
大阪薬科大学大学院
薬学研究科薬学専攻
博士課程(4年制課程)
学生募集要項(第2次)
大阪薬科大学
一般、社会人、外国人留学生
平成28年度 大阪薬科大学大学院
薬学研究科薬学専攻博士課程(4年制課程)
学生募集要項(第2次)
アドミッションポリシー
本大学院薬学研究科薬学専攻博士課程は、新制度における薬学部薬学科(6年制課程)の卒業生
に対し、臨床・医療薬学領域における広い視野と専門性の高い研究能力の涵養を行い、高度な知識
と技能をもって国民の健康維持増進並びに疾病の予防及び治療に資する優れた人材を養成する。本
博士課程に加えられたがんプロコースでは、高度ながん医療を担うがん専門薬剤師を養成する。ま
た、本大学院薬学研究科薬科学専攻博士前期課程の修了生に対しても、同様の臨床・医療薬学領域
における教育・研究の場を提供する。さらに、これらの学生に限定することなく、社会で活躍中の
薬剤師や薬系職業人の他、一定以上の教育・研究水準を備えた他分野あるいは他大学の大学院修士
課程修了者に対しても、高度で良質な教育と、最新の研究の場を常時提供する。これにより、臨床・
医療現場、行政機関、製薬関連企業等における指導者、あるいは研究者・教育者など、その専門的
な能力を広く社会に還元することを通じて、国民の健康の維持増進、公衆衛生の向上等に貢献する
ことを志す人材を入学者として求める。
1.募集人員
若干名
2.募集専攻領域
専攻
薬学専攻
専攻領域
予防薬学領域
創薬薬理・薬物治療薬学領域
臨床・医療薬学領域
3.出願資格(次の各号の一つに該当するもの)
1)大学の薬学(6年制)、医学、歯学又は獣医学の課程を卒業した者又は平成28年3月卒業見込
みの者
2)修士の学位を有する者又は平成28年3月修了見込みの者
3)外国において修士の学位に相当する学位を授与された者
4)その他本大学院において、修士の学位を有する者と同等以上の学力があると認めた者で、24歳
に達した者
5)薬剤師資格を取得後、薬剤師の実務経験3年以上の経歴を有する者(実務経験が本大学院の定
める基準を満たすかどうか、出願前に確認をとってください。)
注)外国人留学生(日本国籍を有しない者のうち日本国の永住許可を取得していない者)のうち私費
外国人留学生は、上記の出願資格を有し、かつ、
「日本国内居住者」のみ出願できます。在留資格「短
期滞在」で日本に滞在している場合は、日本国内居住者とは認めません。また、入学後に「出入国管
理及び難民認定法」による「留学」の在留資格を取得又は更新できることを条件とします。
4.出願期間及び方法
1)期 間 平成28年 2月29日(月)~ 3月 4日(金)
2)入試課へ持参する場合:受付時間 9時30分~11時30分及び13時~16時30分
3)郵送の場合:簡易書留・速達郵便として、入試課に郵送してください。出願期間中の消印のあ
るもののみ受け付けます。また、封筒の表に「博士課程薬学専攻(4年制)願書在中」と朱書
してください。
5.出願方法
入学志願者は、下記の書類に入学検定料 20,000円(郵送の場合は、郵便為替証書)を添え、出
一般、社会人、外国人留学生
願期間中に本学に提出してください(本学卒業生は免除)
。
1)入学願書
本学所定の用紙を用い、出願前3ヵ月以内に撮影した写真を1枚貼付したもの
2)卒業証明書※1 又は卒業見込証明書※1
出身大学において作成の上、厳封したもの
3)成績証明書※1
出身大学において作成の上、厳封したもの
4)志望理由書※1
本学所定の用紙に記入したもの、1000字以内
5)卒業研究の要旨
本学所定の用紙に記入したもの、500字程度
6)返信用封筒
出願書類を郵送した場合のみ必要。受験票送付用として、宛名を明記し、362 円切手を貼付した
もの
7)健康診断書
提出する必要はありませんが、身体に障がいがあり、受験や就学にあたって特別な措置を希望す
る者は、事前に入試課に問い合わせてください。
8)卒業研究プレゼンテーション用データ
Microsoft Powerpoint ファイル等(CD-R に保存)は、試験当日午前10時までに入試課へ提出
してください。
※1 他大学出身者のみ提出
外国人留学生は、1)から8)までの項目に加え、以下のものを提出してください。
9)在留資格認定証明書又は住民票(在留資格及び在留期間が記載されたもの)
10)身元保証書※2(保証人は日本在住の方とします)
11)平成 26 年度又は平成 27 年度実施の日本留学試験(日本語、理科2科目、数学コース1)の成
績通知書の原本※2(原本は学力試験当日返却します)。日本語科目(記述を除く)240 点以上か
つ記述において 30 点以上が入学の条件になります。
12)健康診断書
※2 私費留学生のみ提出
6.選考方法
学力試験※3、面接※4 及び提出書類により合格者を決定します。
※3 国費留学生の場合は学力試験を免除することがあります。
※4 外国人留学生のみ実施します。
7.学力試験
1) 期日 平成28年 3月11日(金)
2) 場所 大阪薬科大学
3) 時間割
時間
試験科目
10:00~12:00
外国語科目(英語)*5
13:00~14:00
小論文
卒業研究(修士論文)に関するプレゼンテーシ
ョンと口頭試問*6
外国人留学生は、学力試験終了後に面接を実施します。
14:15~
※5 修士の学位を有する者は、外国語科目(英語)を免除することがあります。
※6 出願資格5)に該当する者には口頭試問と面接を課します。
一般、社会人、外国人留学生
8.合格者発表
平成28年3月16日(水)大阪薬科大学において発表し、また受験者には書面で合否を通知します。
9.入学手続
入学手続に関しての詳細は、合格者に別途通知します。この通知に記載した手続きを行った者に対
して、入学を許可します。
10.納付金
1)入学金 100,000円 (本学卒業生・修了生は、免除)
2)授業料 500,000円 (年額)
その他、代理徴収金(育友会費)として18,000円(年額)を納入してください。
11.リサーチ・アシスタント(R・A)制度
本課程在学生は、希望によりリサーチ・アシスタント(R・A)に委嘱され、報酬を得ることができ
ます。
12.その他
1)一度提出した書類及び納付金は返却しません。
2)入学に際して虚偽の記載などの事実があった場合、入学許可を取り消すことがあります。
3)入試に関する問い合わせ先
大阪薬科大学大学院入試課
〒569-1094 大阪府高槻市奈佐原4丁目20番1号
電話 (072)690-1000(代表)
電話 (072)690-1019(直通)
個人情報の取り扱いについて
志願時にご提出いただいた個人情報は、本学から志願者への照会や
入試関係書類の送付等、入試に関する業務のみに使用し、学外の第
三者へ提供あるいは開示することは一切ありません。また、本学に
入学されなかった方の個人情報は、一定期間、厳重に保管の上、適
正に消却します。
薬学専攻(博士課程)の主な研究内容
領域
(研究室) 指導教員
研究内容
(生体防御学研究室)
・マクロファージ及び腎メサンギウム細胞活性化機構の研究
教 授 天野 富美夫
★
・サルモネラ等食中毒起因菌の病原性発現機構の研究
・宿主及び環境中の細菌のストレス応答機構の研究
・がん免疫と診断・治療に関する研究
・炎症の発症機序と制御に関する研究
予
防
薬
学
領
域
・食品成分の生体防御調節活性に関する研究
・地域包括ケアにおける薬剤師の役割と発展に関する研究
(環境分子生理学研究室)
・脂質由来生理活性物質の生理的、病理的役割に関する研究
教 授 藤本 陽子
・脂質ラフトの生理的、病理的役割に関する研究
准教授 佐久間 覚
・活性酸素が関与する病態発症と制御機構に関する研究
・環境化学物質の生体影響と毒性発現メカニズムに関する研究
・肝臓及び大腸における新規制癌剤の開発
・生活習慣病に対する医薬品と環境化学物質との相互作用に関する研究
(病態分子薬理学研究室)
創
薬
薬
理
・
薬
物
治
療
薬
学
領
域
・エンドセリンの生合成機構と病態薬理学的研究
教 授 松村 靖夫
・一酸化窒素の病態生理学的研究
准教授 大喜多 守
・急性腎障害(AKI)並びに慢性腎臓病(CKD)に関する薬理学的研究
・各種循環器疾患に対する新規治療薬の開発研究
・腎臓及び心臓の交感神経活動とその調節機構に関する研究
・各種機能性食品の薬理学的研究
(生体機能解析学研究室)
教 授 高岡 昌徳
准教授 坂口 実
(薬品作用解析学研究室)
教 授 大野 行弘
・がん細胞増殖に対する薬物の効果と作用機構に関する研究
★
・タンパク質分解酵素の細胞生物学的機能解析とその阻害薬に関する応用研究
・細胞の生存や傷害保護および分化促進活性を有する化合物の探索研究
・精神神経疾患の病態および薬物治療研究
・セロトニン神経系の機能解析および創薬応用研究
・新たな神経疾患モデルの開発と治療薬探索研究
・中枢神経作用薬の薬理研究
領域
(研究室) 指導教員
研究内容
[薬物機能解析薬学分野]
(循環病態治療学研究室)
・動脈硬化・心不全の発症・進展に関する分子形態メカニズムとストレス応答
教 授 林 哲也★
・睡眠時無呼吸症候群に関連する間歇的低酸素負荷と戦略的ラジカルスカベンジャー療法
准教授 井尻 好雄
・薬剤性肝障害等の重篤副作用の予測・予防・治療法に関する研究
・抗がん薬の体内動態に関する研究
(薬剤学研究室)
・病態時における薬物動態変動の分子機構解析とそれに基づく薬物投与法の至適化に関する研究
教 授 永井 純也
・薬物動態制御分子を標的とした薬効増強および副作用低減に関する研究
准教授 岩永 一範
・服用メディアの違いによる薬物の消化管吸収性変動の解析
准教授 宮崎 誠
・医薬品の最適投与計画開発のための体内動態と薬理効果の消長に関する研究
(製剤設計学研究室)
・難水溶性医薬品の溶解性と吸収性改善に関する研究
教 授 戸塚 裕一
・機能性添加剤を用いたナノ複合体形成とその応用に関する研究
・機能性微粒子の開発に関する研究
(生薬科学研究室)
・漢方処方における甘草の配合意義に関する科学的解析
准教授 芝野 真喜雄
・清熱薬に分類される生薬の抗炎症作用に関する研究
・セッコク(滋陰薬)の科学的解析に関する研究
臨
床
・
医
療
薬
学
領
域
[病態解析薬学分野]
(臨床実践薬学研究室)
教 授 荒川 行生
・病態、および薬物治療の影響(副作用を含む)についての内分泌生理化学的研究
★
・生理活性ペプチド・タンパク質の治療薬物モニタリングへの応用研究
・病態解析と治療のための医薬品情報学的研究
(薬物治療学研究室)
教 授 松村 人志
准教授 幸田 祐佳
・精神科疾患とその薬物治療及びケアに関する臨床研究
・精神科疾患の病態生理と薬物治療に関する神経科学的研究
・脳機能を維持するための体内機序、特に睡眠の調節系とその役割に関する研究
・脳室・クモ膜下腔・胃・気道等における生体防御に係わる上皮膜機能に関する研究
・糖尿病の病態生理・予防・治療に関する研究
・薬物治療を始めとする種々の治療法に関する基礎的・臨床的研究
(薬物治療学Ⅱ研究室)
・消化管粘液の組成・合成・分泌に関する生理生化学的研究
教 授 島本 史夫★
・消化管運動・消化・吸収・排泄などの生体機能に関する研究
・消化管領域疾患の病態生理に関する臨床疫学的研究
・高齢者疾患の病態生理に関する臨床疫学的研究
[医療評価薬学分野]
(臨床実践薬学研究室)
准教授 恩田 光子
・薬剤師の業務範囲(スキルミックス)拡大とそのアウトカムに関する研究
・在宅ケア分野における持続可能な地域連携・チーム医療構築に関する研究
・ファーマシューティカルケアの薬剤経済学的研究
・ADE(Adverse Drug Events)回避の経済評価に関する研究
・セルフメディケーションにおける薬剤師の関与実践モデルの構築と効果に関する研究
・薬物治療に関するアウトカムリサーチ
志願者は、予め担当指導教員に、研究内容等について相談しておくこと。
★を付した教員は、修了まで継続して指導にあたらない。