「その集団に属しているなら、そのルールを守るべき」は「殺されたくなけれ

5/19
「その集団
その集団に
集団に属しているなら、
しているなら、そのルール
そのルールを
ルールを守るべき」
るべき」は「殺されたくなければ…
されたくなければ…」と同
種の脅し、圧力にすぎないとも
圧力にすぎないとも言
にすぎないとも言える。
える。そんなの「
そんなの「正」でも「
でも「不正」
不正」でもないだろう。
でもないだろう。
「正不正」
正不正」は、条件つきのものではないのではないか
条件つきのものではないのではないか。
つきのものではないのではないか。
「相手が
相手が気づかなくても」
づかなくても」
「うまく逃
うまく逃げおおせる場合
げおおせる場合にも
場合にも」
にも」 行なうべきではないことがあるように思
なうべきではないことがあるように思われる
<(純粋実践
<(純粋実践)
純粋実践)理性の
理性の事実>
事実>
彼があなたの傘
があなたの傘を盗るべきでなかった理由
るべきでなかった理由はどのようなものか
理由はどのようなものか?
はどのようなものか?
1. 彼はあなたのことを知
はあなたのことを知らなかったのだから、
らなかったのだから、特に「あなたの」
あなたの」傘を盗るべきではなかっ
たのではなく、
「彼
たのではなく、
「彼はすべての人
はすべての人にそうすべきでなかった」
にそうすべきでなかった」理由があると
理由があると考
があると考えている。
えている。
2. あなたは彼
「すべての
あなたは彼が誰か知らないのだから、
らないのだから、
「すべての人
すべての人はすべての人
はすべての人にそうすべきでない」
にそうすべきでない」理
由があると考
があると考えていることになる。
えていることになる。
つまり、
つまり、いったん「
いったん「彼は私の傘を盗むべきでなかった」
むべきでなかった」ということを認
ということを認めたら、
めたら、
「すべての人
、そして、
すべての人がすべての人
がすべての人にすべきではないこと」
にすべきではないこと」
そして、その理由
その理由があるという
理由があるという事
があるという事
実に直面していることになる
直面していることになる。
していることになる。
そういう理由
そういう理由があり
理由があり、
があり、それを知
それを知る理性があるとすれば
理性があるとすれば、
があるとすれば、なるほど裁
なるほど裁き間違いはあるかもしれ
間違いはあるかもしれ
ないが、
ないが、裁けないというわけではなくなる。
けないというわけではなくなる。正不正の
正不正の(理)法を探究し
探究し合い、結論はでなく
結論はでなく
ても暫定案
ても暫定案で
暫定案で法を運用できるからだ
運用できるからだ。
できるからだ。社会で
社会で通用している
通用している法
している法は、独裁者や
独裁者や多数派などの
多数派などの力
などの力に
よってまかりとおっているルール
よってまかりとおっているルールにすぎないものではなく
ルールにすぎないものではなく、
にすぎないものではなく、この理法
この理法が
理法が現実化(
現実化(不完全なが
不完全なが
らも)
らも)したものと考
したものと考えることができる。
えることができる。社会を
社会を前提して
前提して法
して法が成立しているのではなく
成立しているのではなく、
しているのではなく、逆に、
理法が
理法が(本来の
本来の)社会を
社会を可能にすると
可能にすると考
にすると考えることができる。
えることができる。
リアクション
金川被告やこの
金川被告やこのクラス
やこのクラスの
クラスの多くの人
くの人のように、
のように、正不正の
正不正の理法の
理法の存在を
存在を認めない人
めない人(今日の
今日の話で
は、
「イヤ
)をどうするか
「イヤなだけで
イヤなだけで、
なだけで、憤ったりしない人
ったりしない人」
)をどうするか、
をどうするか、考えてみる。
えてみる。
この場合
この場合、
場合、まず、
まず、金川被告を
金川被告を「頭のおかしい人間
のおかしい人間」
人間」と見なして、
なして、彼の理屈を
理屈を無視して
無視して一方的
して一方的
にこちらの価値観
にこちらの価値観を
価値観を押しつけ裁
しつけ裁いたりすれば、
いたりすれば、私たち自身
たち自身が
自身が「同じ概念、
概念、常識、
常識、価値観をも
価値観をも
つ可能性」
「理法
「裁
可能性」を、
「理法」
理法」の探究を
探究を放棄したことになり
放棄したことになり、
したことになり、
「裁く」根拠そのものを
根拠そのものを失
そのものを失うことにな
りそうだ(
りそうだ(彼が完全に
完全に正しく!?
しく!?なる
!?なる)
なる)という点
という点には注意
には注意。
注意。実際の
実際の裁判の
裁判の様子には
様子には、
には、この点
この点で
問題を
問題を感じる。
じる。
(裁
しかし、
処分する」
する」
(裁くのではなく)
くのではなく)可能性があるように
可能性があるように思
があるように思
しかし、彼の理屈を
理屈を尊重して
尊重して彼
して彼を単に「処分する
われる。
「相互
われる。彼は理法を
理法を放棄しているのだから
放棄しているのだから、
しているのだから、人の形はしているが、
はしているが、
「相互に
相互に人格として
人格として尊重
として尊重し
尊重し
あえる関係
あえる関係」
関係」をつくれる見込
をつくれる見込みはない
見込みはない。
みはない。だから、
だから、私たちに危害
たちに危害を
危害を加える猛獣
える猛獣と
猛獣と同様に
同様に処分す
処分す
るのである。
るのである。このクラス
このクラスの
クラスの多くの人
くの人をどうするか。
をどうするか。もちろん、
もちろん、動物をむやみに
動物をむやみに傷
をむやみに傷つけてはい
けないのと同
けないのと同じように、
じように、彼らも、
らも、それなりには尊重
それなりには尊重する
尊重する必要
する必要はある
必要はある。
はある。しかし、
しかし、彼らは動物
らは動物と
動物と
は違って自分
って自分の
自分の利益のためにずるがしこく
利益のためにずるがしこく私
のためにずるがしこく私をおとしいれる能力
をおとしいれる能力(
能力(理論理性)
理論理性)をもった存在
をもった存在
である。
である。危険はあらかじめ
危険はあらかじめ排除
はあらかじめ排除しておくにこしたことはない
排除しておくにこしたことはない。
しておくにこしたことはない。厳重な
厳重な管理のもとに
管理のもとに利用
のもとに利用でき
利用でき
る間は利用してもいいが
利用してもいいが、
してもいいが、原発と
原発と同じで、
じで、制御不能におちいる
制御不能におちいる可能性
におちいる可能性もあるので
可能性もあるので、
もあるので、処分する
処分する
のが得策
のが得策であろう
得策であろう。
であろう。
以上のよう
以上のような
のような考えをどう思
えをどう思うか書
うか書いてください。
いてください。日曜深夜
日曜深夜3
深夜3時まで。
まで。
注1
本日、
「功利主義
本日、井上さんから
井上さんから、
さんから、
「功利主義であれば
功利主義であれば、
であれば、相手が
相手が気がつかなくても、
がつかなくても、うまく逃
うまく逃げおおせる場
げおおせる場
合でも、
でも、全体の
全体の利益を
利益を損なうことはしてはいけないのではないか」
なうことはしてはいけないのではないか」という鋭
という鋭い指摘をいただ
指摘をいただ
きました。
「そのように
きました。その後考
その後考えて
後考えて、
えて、
「そのように言
そのように言える功利主義者
える功利主義者は
功利主義者は理法の
理法の存在を
存在を信じている」
じている」と気づ
きました。
きました。理法の
理法の内容として
内容として「
として「最大多数の
最大多数の最大幸福が
最大幸福が善である」
である」と考えているから、
えているから、ばれな
くてもこのルール
くてもこのルールを
ルールを守るべきなのです。
るべきなのです。
しかし、
しかし、このクラス
このクラスの
クラスの多くの人
くの人は、理法を
理法を認めず、
めず、ただ自分
ただ自分の
自分の利益のために
利益のために「
のために「最大多数の
最大多数の最
大幸福」
大幸福」というル
というルールを
ールを利用しているだけなので
利用しているだけなので、
しているだけなので、ばれなければ、
ばれなければ、このルール
このルールを
ルールを破って自分
って自分
の利益を
利益を増やすのが、
やすのが、合理的であり
合理的であり正
であり正しいのです。
しいのです。
注2
「このクラス
このクラスの
クラスの多くの人
くの人」に対してずいぶんひどいことを書
してずいぶんひどいことを書いているかもしれませんが、
いているかもしれませんが、私
は、
「彼
「彼らは本当
らは本当は
本当は理法の
理法の存在を
存在を信じているのに思
じているのに思い違いをしているだけだ」
いをしているだけだ」と思っています
よ。ただ、
ただ、もし本当
もし本当に
本当に確信してそのような
確信してそのような主張
してそのような主張をするのであれば
主張をするのであれば、
をするのであれば、上のように対処
のように対処していい
対処していい
のではないかと思
のではないかと思っています。
っています。