委託業務処理要領 1 実施方法 インターネットを用いてオンラインで実施する方法(以下「Web方式」という。)又 は紙媒体の調査票により実施する方法(以下「紙方式」という。)によりストレスチェ ックを実施する。 2 実施項目、実施予定人数及び実施時期 (1) 実施項目 ア ストレスチェックの実施 イ ストレスチェック未受検者に対する受検勧奨 ウ ストレスチェック結果の分析 エ 高ストレス者の判定及び面接指導者の選定 オ ストレスチェック結果の通知 カ 面接指導の申出確認と申出の勧奨 キ 集団ごとの集計・分析 ク 集団ごとの集計・分析結果の通知 ケ 心理的な負担の程度を把握するための検査等結果報告書(労働基準監督署提出用) の作成 コ 所属長への結果の提供 サ データの保存 (2) 実施予定数(ストレスチェック受検見込数) ア ストレスチェック(Web方式)14,900人(教育庁本庁、各教育局及び各所管機関職 員(渡島教育局実習船職員等を除く。)) イ ストレスチェック(紙方式) (3) 100人(渡島教育局実習船職員等) ストレスチェックの実施時期等 委託契約書の2に規定する委託期間のうち平成28年7月25日から平成28年8月26 日までをストレスチェックの実施時期とし、当該実施時期の任意の1週間をストレ スチェック実施期間として所属ごとに設定する。 (4) 実施対象者データ等の送付 委託者は、次に掲げる項目を含むストレスチェックの実施対象職員の名簿(以下 「対象者名簿」という。)及び所属ごとに設定した実施期間の一覧を受託者に電子 データで送付する。 ア 所属(漢字) イ 所属コード ウ 校種等(高等学校、特別支援学校、事務局) エ 管内 カ 氏名(漢字) キ 氏名(カナ) ク 性別 コ 生年月日 サ 職名 -1- シ 電子メールアドレス ス 電話番号(紙方式の対象者のみ。) セ 調査方法の別(Web・紙) 3 実施方法 (1) ストレスチェックの実施 ア 個人ID及びパスワード送付 受託者は、委託者から提供のあった対象者名簿に基づき、職員ごとにID及びパ スワードを設定し、対象者の電子メールアドレス(ただし、紙方式の対象者につい ては、封書(親展)で所属あて送付。)あて直接送付する。 イ ストレスチェックの実施 受託者は、厚生労働省作成の別紙1「簡易ストレス調査票(57項目)」を用いてW eb方式又は紙方式によりストレスチェックを実施し、対象者のストレス程度を把握 する。 (2) ストレスチェック未受検者に対する受検勧奨 受託者は、所属ごとに設定した実施期間中に、職員のストレスチェックの受検状 況を把握し、実施期間の最終日の前日までに最低1回は未受検者に対して電子メー ルにより受検勧奨を行うとともに、各所属長あて未受検者の名簿を電子メールで送 付する(電子メールにより未受検者の閲覧画面に誘導することでもよい。)。 (3) ストレスチェックの結果の分析 受託者は、ストレスチェックの結果を「労働安全衛生法に基づくストレスチェック 制度マニュアル(平成27年5月厚生労働省労働基準局安全衛生部労働衛生課産業保健 室)」(以下「マニュアル」という。)に示されている素点換算表を用いて換算し、そ の換算結果をレーダーチャートにより示すことにより行う。 (4) 高ストレス者の判定及び面接指導者の選定 ア 高ストレス者の判定 受託者は、マニュアルに示されている「評価基準の例(その1)」に準拠し、以 下のいずれかに該当する者を高ストレス者として判定する。 (ア) 「心身のストレス反応」(別紙2のB:29項目)の合計点数が77点以上であ る者 (イ) 「仕事のストレス要因「(別紙2のA:17項目)及び「周囲のサポート」(別 紙2のC:9項目)を合算した合計点数が76点以上であって、かつ「心身のス トレス反応」(別紙2のB:29項目)の合計点数が63点以上の者 イ 面接指導対象者の選定 受託者は、前項の規定により高ストレス者と判定した者を面接指導対象者として 選定する (5) ストレスチェック結果の通知 ア ストレスチェック結果の通知 受託者は、ストレスチェックを受検した職員の結果を受検後30日以内に当該職員 の電子メールあて直接通知する(電子メールにより結果の閲覧画面に誘導すること でもよい。)。 イ 結果の提供についての同意確認 -2- 受託者は上記アにおいて、ストレスチェックの結果を通知する際に、当該結果を 所属長に提供することに同意するか否かについて、別紙2「ストレスチェック結果 提供同意書」をもって確認する。 ウ 相談窓口の情報提供 受託者は上記アにおいて、ストレスチェックの結果を通知する際に、あらかじめ 委託者が示す相談窓口の情報提供を行う。 (6) 面接指導の申出確認と申出の勧奨等 ア 面接指導申出の確認 受託者は、ストレスチェックを受検した職員のうち、(4)のイの規定に基づき、面 接指導対象者として選定した職員に対して、(5)のアの規定に基づき結果を通知する 際に、別紙3「面接指導申出書」により面接指導の申出の確認を行う。 イ 申出の勧奨 受託者は、ストレスチェックの結果通知後20日以内に前項の規定に基づく面接指 導申出書が提出されない場合は、電子メールにより該当する職員に直接面接指導 申出の勧奨を行う。 ウ 申出の最終意思確認 受託者は、(6)のアの規定に基づく面接指導申出書が提出されない場合は、ストレ スチェックの結果の通知後30日を経過する日の前日(その日が国民の祝日に関する 法律(昭和23年法律第178号)第3条に規定する休日(以下「休日」という。)、日 曜日又は土曜日に当たるときは、その日前において、その日に最も近い日で休日、 日曜日又は土曜日でない日)に電子メールにより、申出に関する最終的な意思確認 を行う。 エ 申出状況の報告 受託者は、面接指導対象者から面接指導の申出があった場合は、委託者が別に指 示する期間ごとに申出状況を一覧にして委託者に提出する。 (7) 集団ごとの集計・分析 受託者は、所属ごとのほか、次に掲げる区分について、ストレスチェックの結果の 北海道全体の集計・分析を行い、集計・分析結果をマニュアルに示されている仕事の ストレス判定図により示す。 ア 男女別 イ 職種別 ウ 年代別 エ 校種別 (8) 集団ごとの集計・分析結果の通知 受託者は、前項の規定により作成した仕事のストレス判定図を、平成28年9月30日 までに各所属長あて送付する。 (9) 心理的な負担の程度を把握するための検査結果等報告書(労働基準監督署提出用) の作成 受託者は、労働安全衛生規則第52条の21の規定する「心理的な負担の程度を把握す るための検査結果等報告書」に所定の事項を入力した電子データを、平成28年9月30 日までに各所属長あて送付する。 -3- (10) 所属長への結果の提供 受託者は、上記(5)のイの規程に基づき、ストレスチェックの結果の所属長への提 供について同意した職員に係るストレスチェックの結果を電子メール又は郵送によ り各所属長へ提供する。 (11) データの保存 受託者は、本委託業務に係るデータ等を5年間保管しなければならない。なお、 データの保管に当たっては、責任をもってセキュリティ管理を行い、個人のストレ スチェック結果が第三者に閲覧されることがないよう厳重な管理を行うこと。また、 当該期間内は、委託者から求めがあった場合は、速やかにデータを提出すること。 4 留意事項 (1) 受託者は、契約締結後速やかにWeb方式についてはデモ版を、紙方式についてはサ ンプルを提出し、委託者の確認を受けること。 なお、当該確認の結果、委託者から是正の指示があった場合は、適切に対応するこ と。 (2) 受託者は、上記3の規定に基づき、所属長に対してストレスチェックの未受検者の 名簿を提供する場合や職員に対してストレスチェックの結果を通知する場合に、当該 処理をWeb画面に誘導することにより実施する場合は、委託者の指示に従い職員ID ごとのアクセス権限を適切に設定し、個人情報の管理を徹底すること。 (3) Web方式により実施する場合については、高度な専門知識がなくても、回答の入力 作業ができること。 5 成果品の納品等 受託者は、上記3に規定するほか、契約書第9条の規定に基づき、次に掲げる成果品 等を平成28年9月20日までに受託者に提出する。 区 分 内 容 ストレスチェック回答状 各職員がストレスチェックにおいて回答した内容及び各 況・結果通知一覧表 職員に対して送付した結果通知の内容が記載された電子 データ(CSVファイル) 集団ごとの集計・分析結 各所属長に送付した集団分析結果の内容が記載された電 果一覧(所属ごと) 子データ(CSVファイル) 集団ごとの集計・分析結 各所属長に送付した集団分析結果の内容が記載された電 果一覧(全道集計) 子データ(CSVファイル) 心理的な負担の程度を把 各所属長に送付した心理的な負担の程度を把握するため 握するための検査等結果 の検査等結果報告書の内容が記載された電子データ 報告書(労働基準監督署 (CSVファイル) 提出用)の基礎データ 6 その他 本委託業務の処理に当たって、契約書及び本要領に定めのない事項については、委託 者と受託者とが協議して定めるものとする。 -4-
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