海外安全対策情報(平成27年度第4四半期:1~3月期) 1 治安情勢及び一般犯罪の傾向 当国の犯罪発生件数は減少傾向(ボツワナ警察発表統計)にはあるものの,依然高い水準で推 移をしており,引き続き注意が必要です。犯罪の傾向として,首都ハボロネ市を中心に昼 夜を問わず,強盗事案(住居侵入,スマッシュアンドグラブ等)や窃盗事案(住居侵入, 引ったくり,車上荒らし,スキミング等)が数多く発生しています。犯人はたいてい銃や ナイフ等の凶器を所持しており,現地人・外国人を問わず被害に遭っています。最近では, ネルソン・マンデラ通り沿いの各交差点におけるスマッシュアンドグラブや,夜間複数の 犯人が住宅前で待ち伏せて家人の帰宅したところを襲うといった事件が連続して発生しま した。今期の邦人被害事案は0件で,対前期(10~12月)比2件減となっています。 2 殺人・強盗等凶悪犯罪の事例 (1)殺人 在留邦人も含め,在留外国人の被害事案は確認されておりません。 (2)強姦 在留邦人も含め,在留外国人の被害事案は確認されておりません。 (3)その他の凶悪犯罪 在留邦人も含め,在留外国人の被害事案は確認されておりません。 3 テロ・爆弾事件発生状況 当国内においてテロ事案やテロ組織の存在は現時点で確認されていませんが,当国政府は 昨今の他国におけるテロの発生について強い関心を持っており,治安当局が警戒を実施し ています。 4 誘拐・脅迫事件発生状況 在留邦人も含め,在留外国人の被害事案は確認されておりません。 5 対日感情 ボツワナ人の日本人に対する感情は良好です。 6 日本企業の安全に関わる諸問題 ボツワナ人の対日感情は良好であることから,日本企業であることを理由に犯罪の標的に なる可能性は低いと思われます。 7 日本人安全対策のためにとった具体的措置 (1)在留邦人へのお知らせの発出 〇1月8日付,窃盗事案の発生について 〇1月27日付,海外における麻しんについて 〇1月27日付,狂犬病について (2)その他の措置 〇1月22日に大使公邸で行った邦人対象の新年会において,尾西大使より当地治安状 況につき述べ,安全対策を呼びかけた。 〇警備対策官が1月22日に開催されたJOCV総会において,安全対策についての資 料を提供した。 (了)
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