基幹水利施設ストックマネジメント事業

基幹水利施設ストックマネジメント事業
国事業名
補助金:農業競争力強化基盤整備事業水利施設整備事業【基幹水利施設保全型】
農業水利施設保全合理化事業
農山漁村地域整備交付金:水利施設整備事業【基幹水利施設保全型】
1.事業の目的
県営土地改良事業により造成された既存のダム、頭首工、揚水機場、幹線水路
等の基幹的な農業水利施設の有効活用を図り、効率的な機能保全対策を推進する
ため、施設の劣化状況等を調べる機能診断を行い、機能保全計画の作成及び当該
計画に基づく対策工事を一貫して実施することにより、施設の機能を効率的に保
全することを目的とする。
2.対象となる地域
農業振興地域の農用地区域を対象とするが、やむを得ず農用地区域以外の区域
を含めて対象とする場合は、必要な限度において対象とすることができる。
3.事業の内容
(1)県営造成施設に関する、機能診断と機能保全計画の策定
(2)県営造成施設について、機能保全計画に基づく対策工事の実施
(3)県営造成施設について突発的事故に対する緊急補修工事等の対策の実施
※国営造成施設の、機能診断・機能保全計画の策定は、国営水利施設整備事業で
実施
4.採択要件
(1)本事業の対象施設は、受益面積が末端支配面積で100ha以上の県営造成施設と
する。
(2)既存施設を有効活用すると認められる場合であって、施設機能の向上を主な
目的としないものであること。
(3)県が機能保全計画の策定対象とする県営造成施設を選定し、その50%以上に
ついて、概ね5年以内に機能診断・機能保全計画を策定するとした実施方針
を策定していること。
(4)対策工事を行う場合は、機能診断に基づく機能保全計画が策定されているこ
と。
(5)対策工事は、対象施設を土地改良区毎、水系毎にまとめた工事地区を設定し、
実施すること。
(6)突発的事故に対する緊急補修工事等の対策を実施する場合は、県知事が選定
した施設であること。
5.事業主体
県
6.負担割合
(1)対策工事
国 50%、県25%、地元25%(ガイドライン)
(2)機能診断・機能保全計画の策定
国 100%
(3)緊急補修工事
国 50%、県25%、地元25%(ガイドライン)
7.留意事項
(1)県営事業で実施したダムやほ場整備事業で実施したかんがい施設等であって
も、基幹的な農業水利施設であれば、この事業の対象となる。
(2)突発的事故に対する緊急補修工事等の対策では、機能診断と機能保全計画の
策定は不要となる。
(3)国の補助なしで独自に機能保全計画を策定していれば、対策工事のみの実施
も可能。
8.採択までの流れ
(1)実施スケジュール
県では、平成20年度に実施方針を策定し、機能診断・機能保全計画を策定す
る地区を選定しており、平成21年度~25年度(1期) 、平成26年度~30年度(2
期)までの間に実施することとしている。
項
目
機能診断・機能
保全計画の策定
1年目
2年目
調査・計画
の実施
事業の実施
(2)調査計画の実施
ア 調査期間
1年(事業実施年度の前年度)
イ 調査主体
県
ウ 調査費負担割合
県100%
3年目以降
備
考