1.日本看護協会実施の特定行為研修の特徴 本会は、「保健師助産師

1.日本看護協会実施の特定行為研修の特徴
本会は、「保健師助産師看護師法第三十七条の二第二項第五号の規定に基づき 11 の特定
行為区分について、特定行為研修を行う指定研修機関として平成 27 年 10 月 1 日付で厚生
労働大臣より指定された。特定行為研修を活用して、認定看護師の専門性を発揮した看護
実践につながるよう、既に実績を有する認定看護師らの活動を考慮した受講モデルを設定
し、その役割と役割発揮に必要な特定行為区分を示し、ニーズにあわせて選択できるよう
にしています。
※「特定行為」とは、診療の補助であって、看護師が手順書により行う場合には、実践的な理解力、思考力
及び判断力並びに高度かつ専門的な知識及び技能が 特に必要とされるものとして厚生労働省省令で定められ
るものをいいます。
2.研修受講資格
日本看護協会が認定する 21 分野のいずれかの認定看護師資格を有する者
本会の考え方:2025 年における社会のニーズを視野に入れ、在宅医療、外来、超急性期医療の充実をはか
るため、看護の基盤に加えて専門性の基盤が確立している認定看護師が特定行為研修を修了し、病態判断力
等を強化し、医療看護の質向上はもちろん専門性を基盤に高度な実践能力を発揮することが期待されます。
3.履修内容の読み替え
認定看護師教育課程で既に履修済みの授業科目については、それに関連する科目受講を
免除します。
4.定員
100 名 特定行為区分を組み合わせた各受講モデルにつき、定数は 10~20 名程度
5.実施日程
平成 28 年
平成 29 年
11 月 1 日~11 月 14 日
11 月 15 日
11 月 15 日~翌年 3 月中旬
3 月 29 日
e-ラーニング開始
開講式
講義・演習・臨地実習
修了式
・臨地実習期間は受講モデルによって異なります
・基本モデルは 1 月中旬にすべての講義と演習が終了し臨地実習となる予定
・共通科目の講義は e ラーニングによる受講が可能
・平成 28 年 12 月 29 日~平成 29 年 1 月 3 日は休講
6.研修場所
看護研修学校及び実習施設等の連携協力機関において実施する。なお、連携協力
体制※※が確保できる場合には、自施設での実習も可能とします。
※※連携協力体制とは、指導者、医療安全管理、緊急時の対応、患者への同意説明体制、該当症例数の確保
等の要件を満たす体制。
ここからは感染管理認定看護師の方へのご案内
受講モデル
 受講モデルについて
(定員数)
共通
科目*
区分別科目と時間数
総合計
受講者は提示する 7 つの受講モデルから、自分自身の専門性、所属施設のニーズを考えて一つを選択し
A【基本モデル】(10)
様々な医療の場において、全
て受講します。
身状態の管理等により、異常
必
285
1.栄養及び水分管理に係る薬剤投与関連
36
321
の早期発見、早期介入を行
修
感染管理認定看護師に勧める受講モデル「感染症管理モデル」
(定員
20
名)
い、安全安心な療養生活が継
続できるよう支援する。
1.栄養及び水分管理に係る薬剤投与関連
様々な医療の場において、感染症の疑いのある患者、発症リスクが高い患者への栄養管
必
2.呼吸器(気道確保に係るもの)関連
151
436
B【救急・集中ケアモデル】
理、感染対策によって感染症の進行や全身状態の悪化を防止する。さらに多罪耐性菌対策
修
3.呼吸器(人工呼吸療法に係るもの)関連
(20)
10.動脈血液ガス分析関連
に寄与する。
緊急度・重症度が高い患者へ
※必修+7
の初期医療に関わり、循環動
285
7.栄養に係るカテーテル管理(末梢留置型
21
を選択
態、呼吸動態、電解質の管理
中心静脈注射用カテーテル管理)関連
共通科目
区分別科目
457
選
等の早期介入で重症化予防
択
※必修+13
臨床病態生理学
45
時間
必修
を図る。
13.循環動態に係る薬剤投与関連
60
を選択
臨床推論
45 時間
① 栄養及び水分管理に係る薬剤投
与関連
496
C【創傷管理モデル】(20)
フィジカルアセスメント 45 時間
36 時間
様々な医療の場において、褥
1.栄養及び水分管理に係る薬剤投与関連
瘡や慢性創傷が発生した患
必
臨床薬理学
45 時間
② 感染に係る薬剤投与関連 12363 時間408
285
8.創傷管理関連
者に対し、高度な創傷管理の
修
9.創部ドレーン管理関連
疾病・臨床病態概論
60 時間
選択
早期介入で重症化を予防す
る。
医療安全学
30 時間(うち 15 時間免除)
③ 栄養に係るカテーテル管理(中心静脈カテー
必
1.栄養及び水分管理に係る薬剤投与関連
99
384
特定行為実践
75 時間(うち 45 時間免除)
テル管理)関連
18 時間
D【感染症管理モデル】(20)
修
11.感染に係る薬剤投与関連
様々な医療の場において、感
文献検索・文献講読、情報管理
30 時間(うち 30
④ 栄養に係るカテーテル管理(末梢留置型中心
染症の疑いのある患者、発症
選
6.栄養に係るカテーテル管理(中心静脈カ
18
※必修+
択
リスクが高い患者への栄養、
285
時間免除)
静脈注射用カテーテル管理)関連
21 時間
テーテル管理)関連
(
6,7 を選択
感染対策によって感染症の
複
合計 285
進行や全身状態の悪化を防
数 時間
7.栄養に係るカテーテル管理(末梢留置型
423
21
止する。
可
中心静脈注射用カテーテル管理)関連
* 285 時間のうち講義 144 時間は e –ラーニン
)
① 栄養及び水分管理に係る薬剤投与関連:医師の指示の下、手順書により、身体所見(食事摂取量、栄養状
必
グ可能
1.栄養及び水分管理に係る薬剤投与関連
36
321
態等)及び検査結果等が医師から指示された病状の範囲にあることを確認し、持続点滴中の高カロリー輸
修
E【在宅ケアモデル】(10)
液の投与量の調整を行う。また、医師の指示の下、手順書により、身体所見(食事摂取量、皮膚の乾燥の
4.呼吸器(長期呼吸療法に係るもの)関連
21
在宅等で医療処置が必要な
程度、排尿回数、発熱の有無、口渇や倦怠感の程度等)及び検査結果(電解質等)等が医師から指示され
選
患者の全身状態の管理等に
※必修+
択
た病状の範囲にあることを確認し、輸液による補正を行う。
5.ろう孔管理関連
48
より、異常の早期発見、早期
285
4,5,7,9 を
(
介入を行い、安全安心な療養
複
選択
7.栄養に係るカテーテル管理(末梢留置型
②生活が継続できるよう支援
感染に係る薬剤投与関連:医師の指示の下、手順書により、身体所見(尿混濁の有無、発熱の程度等)及
21
数
中心静脈注射用カテーテル管理)関連
可
び検査結果等が医師から指示された病状の範囲にあることを確認し、感染徴候時の薬剤を投与する。
する。
426
)
9.創部ドレーン管理関連
15
③ 栄養に係るカテーテル管理(中心静脈カテーテル管理)関連:医師の指示の下、手順書により、身体所見
F【慢性疾患管理モデル
(発熱の有無、食事摂取量等)及び検査結果等が医師から指示された病状の範囲にあることを確認し、中
(症状緩和ケア)
】(10)
心静脈に挿入されているカテーテルを引き抜き、止血するとともに、全長が抜去されたことを確認する。
様々な医療の場において、疼
抜去部は、縫合、結紮閉鎖又は閉塞性ドレッシング剤の貼付を行う。縫合糸で固定されている場合は抜糸
痛、不安、認知症様の症状の
必
1.栄養及び水分管理に係る薬剤投与関連
285
93
378
を行う。
コントロールなど、精神・神
修
14.精神及び神経症状に係る薬剤投与関連
+
経症状緩和のための早期介
④入を行い、
栄養に係るカテーテル管理(末梢留置型中心静脈注射用カテーテル管理)関連:医師の指示の下、手順書
療養生活を支援す
る。により、身体所見(末梢血管の状態に基づく末梢静脈点滴実施の困難さ、食事摂取量等)及び検査結果等
が医師から指示された病状の範囲にあることを確認し、超音波検査において穿刺静脈を選択し、経皮的に
G【慢性疾患管理モデル
肘静脈又は上腕静脈を穿刺し、末梢留置型中心静脈注射用カテーテル(PICC)を挿入する。
(糖尿病ケア)
】(10)
様々な医療の場において、血
必
1.栄養及び水分管理に係る薬剤投与関連
285
72
357
糖コントロール管理への早
修
12.血糖コントロールに係る薬剤投与関連
期介入を行い、
受講料について
(
)内は消費税込額
重度合併症を
予防する。
必修のみ①②:512,000(552,960)円 、選択③:+24,000(25,920)円、選択④:+28,000(30,240)円
詳しい募集内容については、日本看護協会ホームページにて公開