資料1 危機管理防災本部 被災者生活再建支援制度の拡充について (地方分権改革に係る提案) ○提案概要 ・全壊、大規模半壊、半壊の区分ではなく、被害度合いが上がるにつれて、支 援額が緩やかに高くなるような制度に改正してほしい。 【現行制度】 住宅の被害状況、再建方法などに応じて交付します。交付された支援金は使途 を限定しない定額(渡しきり)方式となります。 (単位:万円) 基礎支援金(1) 加算支援金(2) 計 区 分 (1)+(2) 住宅の被害程度 住宅の再建方法 建設・購入 200 300 全 壊 解 体 補 修 100 100 200 長期避難 賃 借 50 150 複数世帯 建設・購入 200 250 大規模半壊 補 修 50 100 150 賃 借 50 100 <基礎支援金>・・・住宅の被害程度に応じて支給する支援金(新潟県では、 最大 100 万円(全壊)の加算制度あり) <加算支援金>・・・住宅の再建方法に応じて支給する支援金 新潟県の制度を加算した現行制度 【住家被害判定の区分】 区 全 分 壊 50%以上 大規模半壊 40~49% 半 20~39% 壊 200 万 被害の程度 現行 見直し案 100 万 ポイントご とに緩やか に上昇 75 万 国の制度 半 大 45 全 壊 規 % 壊 20% 模 40% 50 万 見直し案 50% ○制度改正による効果 ・支援金の額が緩やかに上がることによって、被害程度による不公平感が解消 されると共に、被害住家の再調査件数が減少し、申請事務の効率化が図られ る。 県制度 国制度 資料2 危機管理防災本部 住宅応急修理の要件緩和について (地方分権改革に係る提案) ○提案概要 ・大規模災害時における住宅の応急修理について、所得制限や年齢要件を廃止 するとともに、基準額の増額と修理対象範囲の拡大を認めてほしい。 ○現行制度 【所得制限・年齢要件】 ・・・半壊のみ 半 壊 大規模半壊 全 壊 世帯主が 世帯年収 ≦ 500 万円 45 歳未満 要配慮世 世帯主が 世帯年収 ≦ 700 万円 帯以外の 45 歳以上 世帯 なし なし 世帯主が 世帯年収 ≦ 800 万円 60 歳以上 要配慮世 世帯年収 ≦ 800 万円 帯 【対象範囲】 屋根等の基本部分、ドア等の開口部、上下水道等の配管・配線、トイレ等の衛 生設備の日常生活に必要欠くことのできない部分であって、緊急に応急修理を 行うことが適当な箇所。 【基準額】 国の制度では、576,000 円が上限である。 (新潟県では、大規模半壊に 100 万円、半壊に 50 万円の上乗せを行っている。) ○制度改正による効果 ・生活再建支援制度同様、所得制限や年齢要件を廃止することにより、半壊以 上の全対象者が制度を活用できるため不公平感がなくなり、申請事務等の効 率化が図られる。 ・被災者としては、現行では修理対象外である 6 畳を超える畳や内装などの修 理も日常生活に必要であり、住宅応急修理制度で修理したいと考えているた め、基準額の増額と修理対象範囲の拡大をすることで修理の実態と合致する。
© Copyright 2024 ExpyDoc