ベトナム:EVN 電力需要増に対応 年内に発電所 10 箇所

ベトナム:EVN 電力需要増に対応 年内に発電所 10 箇所以上稼働開始
2016 年 6 月 9 日掲載
5 月 26 日付けの地元報道によると、電力公社(EVN)は、電力需要の急増に対応するため、年内に発電
所 10 箇所以上を稼働させ、その総出力は 3,893MW(水力発電 2,081MW、火力発電 1,380MW)の見通し。
年内に稼働を開始する大型発電所は、
ライチャウ水力発電所(西北部地方 Lai Chau 省)、フオイクアン水力発電所(同 Son La 省)、チュンソン
水力発電所(北中部地方 Thanh Hoa 省)、第 2 ソンブン水力発電所(南中部沿岸地方 Quang Nam 省)、ダー
ニム水力発電所(拡張、南中部高原地方 Lam Dong 省・南中部沿岸地方 Nihn Thuan 省)、タックモー水力
発電所(拡張、東南部地方 Binh Phuoc 省)、第 3 ズエンハイ火力発電所(メコンデルタ地方 Tra Vinh 省)
第 3 ズエンハイ火力発電所(拡張、同)、第 4 ビンタン火力発電所(南中部沿岸地方 Binh Thuan 省)、第
1 タイビン火力発電所(紅河デルタ地方 Thai Binh 省)など。
EVN は、ダム貯水量が旱魃にて減少しており、住民生活、家畜飼育、灌漑、水産養殖への給水を最優
先とするも、電力不足への対応として、火力発電(石炭、天然ガス、石油)を増強するとのこと。
(石炭開発部 辻
誠)
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