人工知能技術コンソーシアム 平成 28 年度事業計画 1. 平成 28 年度の活動 平成 27 年度に国立研究開発法人産業技術総合研究所人工知能研究センター内に設置 した人工知能技術コンソーシアムとして、人工知能技術や IoT・ビッグデータ活用に関 心のある複数の企業を集め、ビッグデータ活用の事例や人工知能技術の活用事例、動向 の共有、意見交換などを行った。活動の一環としてワーキンググループ(WG)を設け、 一部の WG では実証プロジェクトの立案、試行、協業も進められ、共創的価値創出に向 けて一定の効果が得られた。 平成 28 年度は、さらに多くの WG を設立し、会員組織間での共創的価値創出をより 加速させ、AI 技術やビッグデータ活用の成功事例を多く創出することを目指す。具体 的には、多様な業種により構成された WG の中で、共通の課題を共有し、データとニー ズと技術シーズとのベストマッチングを模索し、アクションプランを作成する。またデ ータ活用の手法・技術の勉強会を実施し、産総研技術の最新動向を共有し試行するなど、 データ活用の知識やノウハウの共有と実践を促進させ、人工知能技術とデータ利活用を 強化する。コンソーシアムの活動成果はシンポジウムや Web ページなどを通じて外部 発信し、人工知能技術の普及を促進していく。 2. 活動内容 コンソーシアムの活動内容は主に以下の 4 点である ① ニーズ、データと技術シーズのベストマッチング 法人会員がそれぞれの課題や強みを紹介し、お互いの理解を深める場として運営委 員の承認を受けた WG を設立し、その中で参加会員間の協業の可能性とアクション プランの策定を行う。任意参加となる個別相談会の時間を設け、興味のある会員同 士が協調、共創して各 WG の運営を進めていく。 ② 人工知能技術とビッグデータ活用の実証とビジネスモデル構築 人工知能技術とビッグデータ活用について、実証プロジェクトの検討とフィールド の選定や実証実験を試行する。これにより成功事例や失敗事例についての検証を通 じて、人工知能技術の社会実装の進め方や課題解決の方法論を共有し、ビジネスモ デルの構築も目指す。 ③ 人工知能技術とビッグデータ活用に関する最新動向の勉強会と情報共有 人工知能技術（AI ツールや AI リビングラボなど）やビッグデータ活用事例に関す る最新情報の収集、勉強会と情報共有の場を提供する。 ④ 外部向けイベントの実施 不定期にシンポジウム等のイベントを企画・開催するとともに、Web ページなどを 通じて広報活動も行う。 3. 活動計画 運営委員会および各 WG 会合をおよそ 1 ヶ月に一回程度実施する。また全体会議を年 ４回以上実施、各 WG の活動報告とコンソーシアム全体の運営に関する議論を行う。年 に数回程度、外部参加者も交えた公開イベントを開催し、各 WG やコンソーシアムの成 果の発信を行う。 4. ワーキンググループ（WG） 各 WG は会員から構成メンバを選出し、活動計画、予算案について運営委員の承認を得 て活動を開始する。現在予定している WG は以下の通り。必要に応じて新たな WG を 追加することもありうる。 ・Human Life WG ・データ・知識融合 WG ・データプラットホーム WG ・製造業 WG ・AI リビングラボ WG ・AI ツール WG 5. 外部向けイベントの開催予定 (1) 総会 ＜5 月 17 日＞ コンソーシアムの活動紹介、今年度の事業計画など (2) ブートキャンプ(AI ツール、データ活用事例セミナー) ＜6 月 17 日＞ (3) 各 WG 発表会 ＜7 月 15 日＞ (4) 臨海イベント＆全体会議 ＜9 月 9～10 日＞ WG 発表も行う (5) 関西支部立上げ ＜10 月＞ (6) 産総研サイエンスアゴラ ＜11 月 3～6 日＞ 実証実験、活動報告の場として使用する可能性あり (7) 総会 ＜3 月＞ 6. コンソーシアムの運営 本コンソーシアムの運営委員会は以下から構成される。 会長：本村陽一（産業技術総合研究所） 副会長：豊田俊文（東急エージェンシー）、武井明則（PwC ビジネスアシュアランス） 運営委員：西尾義英（シナジーマーケティング）、松岡竜大（シグマクシス）、猪谷誠一（博 報堂 DY ホールディングス）、石田和宏（ロジックデザイン）、越野孝史（リアル・アイズ）、 高山知香子（キリン） 7. 全体会議スケジュール（予定） 第 1 回会合 5 月 17 日 第２回会合 7 月 15 日 第３回会合 9 月 9～10 日 第４回会合 3 月 8. 会費の用途（予算） ・WG 活動費 ・ イベント開催・運営費 ・ 活動出張旅費 など ・サーバ運用費 ・イベント開催・運営費 ・物品費 ・活動出張旅費 ・役務 など 平成 28 年度年度運営費に係る収支予算（案） 単位：円 費目 収入 金額 備考 会費 3,000,000 合計 3,000,000 100,000×30 口 単位：円 支出 WG 活動費 その他運営費 合計 内訳 2,700,000 300,000 3,000,000 サーバ管理費 300,000 講師謝金及び交通費 300,000 イベント開催運営費 1,000,000 会議費 調査活動費 100,000 1,000,000 雑費 300,000 合計 3,000,000 450,000×6WG
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