携帯依存と コミュニケーション能力の関係

携帯依存と
コミュニケーション能力の関係
B3P11016 伊藤
翔太
B3P11089 高野安由美
B3P11104 仲宗根大介
B3P11149 松本
壮太
研究の目的
携帯依存の若者が増加している
⇒携帯依存が対人関係に影響を及ぼしているのではないか
・携帯依存(携帯電話依存症)
- 携帯電話が手元にないと落ち着かない状態
- 通話・メール・ゲーム・デジタルカメラ・音楽 ・ワンセグ・SNSなどの
サービスを頻繁に利用する
- 日常生活に支障をきたす場合もある
(デジタル大辞泉)
仮説
・・・携帯依存の若者は携帯依存でない若者より、
コミュニケーション能力が低い
・コミュニケーション能力
→社会生活において、他者と円滑に意思の疎通が行える能力
(デジタル大辞泉)
研究方法
文教大学の学生98名にアンケート(プリコード回答法)を実施
・コミュニケーション能力に関する質問10項目
・携帯依存に関する質問8項目
携帯依存度とコミュニケーション能力
平均値
標準偏差
α係数
携帯依存度
3.05
0.89
.76
コミュニケーション能力
3.27
0.61
.68
結果
携帯依存度とコミュニケーション能力
Pearsonの相関係数が.121
有意確率が.240
→有意ではない
考察
携帯依存とコミュニケーション能力には関連が見られなかった
◎なぜ?
→今回の質問項目では携帯依存強度を測ることができなかった
→rich get richer仮説
(社会的リソースに恵まれている人が恩恵を受けること)
例:携帯依存しながらも元々コミュニケーション能力の高い人は
SNS等の利用を通し、さらにコミュニケーション能力を高める
結論
・携帯依存とコミュニケーション能力には相関は見られなかった。
→携帯依存しているかつコミュニケーション能力が(高い/低い)
携帯依存していないかつコミュニケーション能力が(高い/低い)
の4パターンの大学生が存在した
→コミュニケーション能力の高い人物は携帯依存しながらも、
携帯電話の利用を通してさらに能力を高めている