1 教育心理・教育史で出る人物 TOP20 集 01 ジョン・デューイ 過去出題自治体 : 茨城県, 滋賀県 他 西洋教育史において超頻出のデューイ。シカゴの実験学校での実践を通じ て,問題解決学習を提唱した人物です。 John De wey No. No. 特 01-2 ウィリアム・キルパトリック 過去出題自治体 : 三重県, 島根県 他 超頻出デューイのお弟子さんがキルパトリック。彼が問題解決学習を発展 させた「プロジェクト・メソッド」の教育過程には,4つの段階が! Willia m Hea rd K ilpatrick Voic e “ 子どもたちの生活に “ 為すことによって,学ぶのだ” Vi su a l Key word Q 実 際 の問題 次の各人物の説明として適するものを下の選択肢からそれぞれ選び,記号で答えなさい。 (2016年度/宮崎県) Key word 1871∼1965年 米国の教育学者 プロジェクト・メソッドは①目的設定②計画③実行④評価の4段階 著書は『教育哲学』 Q 実 際 の問題 次のA∼Dについて,最も関係の深い人物を,あとのア∼ケの中からそれぞれ一つずつ選び,記号で答えなさい。 (1) デューイ (2) ピアジェ (3) ペスタロッチ (4) プラトン ア 古代ギリシアの哲学者。その著『国家』のなかで,理性,意思,欲望の3つの心をもつ人間は,統治者,防衛者, 生産者の3つの階級に分かれるとし,教育の仕事はそれぞれの素質をもった人間を発見し選りわけ,訓練する ことだとした。 イ ドイツの宗教家。当時の宗教改革運動の中心人物の一人としてプロテスタント教会の源流を創った。近代公 教育思想の確立に先がけて,義務教育の理念を提唱した人物として知られている。 ウ スイスのジュネーブに生まれ,フランスで活躍した啓蒙思想家。当時の身分制社会を否定し, 「人間は教育 によってつくられる」と説き,近代教育史上ひとつの画期をなす教育書『エミール』を著わした。 エ スイスの教育家。生涯を民衆教育に捧げたことから, 「民衆教育の父」と呼ばれている。教育の目的を,知識, 西洋教育史 西洋教育史 1859∼1952年 米国の哲学者,教育思想家 問題解決学習,経験主義 著書は『学校と社会』 『民主主義と教育』 日本教育史 日本教育史 Vi su a l 結びついた教育が必要だ” (2016年度/山形県) A アメリカの教育学者で,著作に『教育哲学』があり,子どもたちに目的設定,計画,遂行,評価の活動を行わせ, 生活の向上を目指すプロジェクト・メソッドという授業形態を提唱した。 B ドイツの教育学者で,著作に『一般教育学』があり,教授の進め方として明瞭,連合,系統,方法という四 段階を提唱した。 C アメリカの教育家で,著作に『ドルトン・プランの教育』があり,従来の教科を主要教科と副次教科に分け, 主要教科は一斉授業をせず,子ども各自に学習目標を定めさせる個別学習を推進した。 D ドイツの教育学者で,著作に『労作学校の概念』があり,手工的労作,精神的労作による勤勉,忍耐などの 精神的諸徳形成としての労作教育を主張した。 技術,道徳の3つの基礎的陶冶による人間の調和的育成に求め,その方法として, 「直観」 , 「自発活動」 , 「労作 ア デューイ イ ペーターゼン ウ パーカースト エ ヘルバルト オ フレーベル と学習の結合」を重視した。 カ ケルシェンシュタイナー キ モリソン ク ブルーナー ケ キルパトリック オ アメリカの哲学者,教育学者。アメリカ進歩主義教育の主導者。学校教育は子どもの生活や経験を中心に組 織されるべきだと主張し,学校教育を通じた社会の民主主義的改革を目指した。 カ スイスの心理学者。臨床面接と呼ばれる手法で,子どもの世界観,因果関係認識,道徳判断等の構造を調べ, 子どもの思考の特質が自己中心性にあることを明らかにした。 A 解 答・解 説 解 答 (1) オ (2) カ (3) エ (4) ア 004 JUN. 2016 A 教育心理 教育心理 Voic e 解 答・解 説 解答 A ケ B エ C ウ D カ 解説 Aは「著作に『教育哲学』」「プロジェクト・メソッド」からキルパトリック,Bは「著作に『一般教育学』」「教 授の進め方…四段階」からヘルバルト,Cは「著作に『ドルトン・プランの教育』」「個別学習の推進」からパーカースト, Dは「著作に『労作学校の概念』」からケルシェンシュタイナーが該当する。 JUN. 2016 005
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