6 C1606『よきおとずれ』 - 田園調布の教会、ライトハウス田園調布チャペル

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C1606『よきおとずれ』
[今月の聖書]
「シオンよ、さめよ、さめよ、力を着よ。聖なる都エルサレムよ、美しい衣を着よ。割礼を受けない者および汚れ
た者は、もはやあなたのところに、はいることがないからだ。捕われたエルサレムよ、あなたの身からちりを振り
落せ、起きよ。捕われたシオンの娘よ、あなたの首のなわを解きすてよ。よきおとずれを伝え、平和を告げ、よき
おとずれを伝え、救を告げ、シオンにむかって『あなたの神は王となられた』と/言う者の足は山の上にあって、
なんと麗しいことだろう。」 (イザヤ書 52:1-2,7)
「去れよ、去れよ、そこを出て、汚れた物にさわるな。その中を出よ、主の器をになう者よ、おのれを清く保て。
あなたがたは急いで出るに及ばない、また、とんで行くにも及ばない。主はあなたがたの前に行き、イスラエルの
神はあなたがたの/しんがりとなられるからだ。」(イザヤ書 52:11,12)
「すなわち、自分の口で、イエスは主であると告白し、自分の心で、神が死人の中からイエスをよみがえらせたと
信じるなら、あなたは救われる。なぜなら、人は心に信じて義とされ、口で告白して救われるからである。聖書は、
『すべて彼を信じる者は、失望に終ることがない』と言っている。ユダヤ人とギリシヤ人との差別はない。同一の
主が万民の主であって、彼を呼び求めるすべての人を豊かに恵んで下さるからである。なぜなら、『主の御名を呼
び求める者は、すべて救われる』とあるからである。しかし、信じたことのない者を、どうして呼び求めることが
あろうか。聞いたことのない者を、どうして信じることがあろうか。宣べ伝える者がいなくては、どうして聞くこ
とがあろうか。つかわされなくては、どうして宣べ伝えることがあろうか。『ああ、麗しいかな、良きおとずれを
告げる者の足は』と書いてあるとおりである。」(ローマ 10:9-15)
「あなたがたがわたしを選んだのではない。わたしがあなたがたを選んだのである。そして、あなたがたを立てた。
それは、あなたがたが行って実をむすび、その実がいつまでも残るためであり、また、あなたがたがわたしの名に
よって父に求めるものはなんでも、父が与えて下さるためである。」(ヨハネ 15:16)
お元気でおすごしでしょうか。今月のテーマは「よきおとずれ」です。現代風に言えば「グッドニュース」です
ね。今年はイザヤ書を学んできましたが、預言者イザヤの時代にイスラエルはアッシリヤとバビロンの攻撃を受け
ました。特にバビロンがペルシャの手に落ちるまで(BC 539 年)の70年間イスラエルの人々は捕囚の民となって
いました。彼らにとって「よきおとずれ(音信)」とは「解放」「祖国帰還」そして神がエルサレムで「礼拝」さ
れることでした。イザヤは、未だ実現していない歴史的事実を、預言したのです。「シオン」とはエルサレムのあ
る丘の名であり、ふる里を総称する名です。さて新約聖書のパウロは「よきおとずれ」を私たちの救いの約束とし
て用いました。(ローマ 10:15)人間はサタンの奴隷となっていて、罪の呵責の下に縛られています。イエスキリス
トによって、罪のゆるしを得るばかりか、聖霊によって新しい者に造りかえられ、神との和解と平和の交わりに導
かれるのです。これを「福音」(ゴスペル、グッドニュース)と言います。そしてこの福音との出会いが「救いの
体験」となり、福音に生きることが人間の幸福となるのです。あえて言えば「福音」を伝えることこそ人間の最も
素晴らしい業です。神はあなたをこの「福音に生きる道へ」導いて下さいました。ハレルヤ。
(お知らせ)
*地区集会のご案内
6月14日(火)13:00 CFI 横浜集会(福音喫茶メリー ℡ 045-231-6773)
6月15日(水)11:00 CFI 賛美の集い(田園調布チャペル)、14:00 ジョイコーラス
6月21日(火)13:00 CFI 千葉集会(京葉銀行文化プラザ7F ℡ 043-202-0800)
*6月11日(土)16:00 東日本大震災復興超教派一致祈祷会(淀橋教会)
*4月29日紀尾井ホールメサイア 2016 公演の DVD が出来ました。出席できなかった皆様も映像で
ご覧下さい。(3,000 円、2 枚組、150 分)
*バイブルアカデミーは毎月第3木曜日 11:00~17:00 まで。自由が丘本部事務所でいたします。
(要登録、1回 3,000 円)
◇◆◇ CFI会員投稿原稿
第 48 回 ◇◆◇
「2015 年のバイブルアカデミーで学んで。」
山﨑知恵子(神奈川県)
「神のなさることは、すべて時にかなって、美しい。」新改訳(伝道の書 3:11)
2015 年 4 月、不思議な神の手により、バイブルアカデミ
ーの学びに参加することになりました。
両親の信仰に守られ、結婚するまでは、カトリック教会
で、結婚後は、友人の影響でペンテコステ派の教会に転会
し、韓国教会、その枝教会での開拓のお手伝いと導かれ、
2010 年、もう一度、自分の信仰を立て直しなさいと、夫と
二人、家庭礼拝へと導かれました。牧師さんや人に頼るの
でなく、神様と一対一で向き合い、純粋な御言葉信仰に立
ち返りなさい、もう一度、初めの愛に立ち返りなさい、今のキリスト教界の流行りに振り回されるので
なく、しっかり御言葉を蓄えなさい、と神様から語られているように感じていました。
今の私の信仰生活には、知性によるみ言葉の理解と聖霊の働きのバランスが大切だなと思わされつつ
ある時に、小田牧師のバイブルアカデミーに出会いました。
「バックストン師」
「ハーレーの聖書ハンドブック」
「笹尾鉄三郎師」、私には、初めて聞く先人のお名前、
事典の名前でした。この一年は、「摂理」や「神の時」「神の沈黙」などのテーマに沿って、その意味を
学びながら、今まで学んできたことや断片的にしか理解できなかったことが、パズルのように、組合わ
されて、総合的に理解でき、「あー、ここはこういう意味なんだ!」という発見が多くありました。
特に、心に残っていること、感謝だったことは、今まで教えられてきた教会観、主が喜ばれるクリス
チャンの在り方が変えられてきたことです。「向きを変えて、出発せよ。」新改訳(申命記 1:7)
目に見える世界の中では、家を引っ越すことも、教会を変わることもしていませんが、私の心の方向、
向きが変えられつつあることに大きな気づきと喜びを頂いています。
【バイブルアカデミー2015 年度を終えて】
2015 年 4 月よりバイブルアカデミーが始まりました。クリスチャンリーダー、あかし人の霊的スキル
アップを求める方のための学びとしてスタートしました。誰が来るかも、わからず、主のみ声に従って
開設しました。折しも、霊的学びの場を求めていた山﨑義人・知恵子夫妻が最初の受講生となりました。
鹿児島からT姉、宮崎からU師、ライトハウスのI姉など加わって小さなセミナーになりました。
旧約聖書概論、聖書入門、福音書序説、そして毎回テーマ、例えば「神の時」を選び、1日考え語り
合いました。11 時から 6 時頃まで第三木曜日の1日、深い学びをして来ました。アカデミアはギリシャ
時代どんな事でも語り合える学窓と言われましたが、信仰についてどんな事でも語り合える集いとなり
つつあります。2016 年度はイザヤ書と使徒行伝を中心に学び始めています。
小田
彰