平成28年度秋田県高等学校学力・学習状況調査実施業務 仕様書 1 本調査の目的 高校段階での基礎的な学習の達成度、進路志望、学習意欲、学習理解に関する現状 等を把握し、その結果を分析することにより、各校における学習指導の改善・充実に 資するとともに、授業改善の方向性を定め、高校教育の質の保証を図る。 2 本調査の対象 学力調査は、県内の全ての県立高等学校2年生、学習状況調査は、県内の全ての県 立高等学校1・2年生。ただし、秋田県内の市立高等学校及び私立高等学校について は、希望があれば調査の対象とする。 3 本調査の調査事項 (1)学力調査 ① 実施教科・科目:国語(国語総合)、数学(数学Ⅰ)、英語(コミュニケーション英語Ⅰ) ② 時間:各60分 ③ 解答方式:マークシート方式 ④ 内容:基本的な知識及びそれらを活用する力を問う問題 学習指導要領で求められている資質や能力がどの程度身に付いているか、指 導上の課題は何かを明らかにするとともに、授業改善に資することができるよ う、基本的な知識及びそれらを活用する力を問う問題について出題する。 (2)学習状況調査 ① 調査項目:進路志望、授業理解度、家庭学習等に関する内容 ② 調査方法:質問紙によるアンケート方式 ③ 回答方式:マークシート方式 (3)本調査の実施体制 ① 委託者は、学力調査の問題、解答解説資料及び学習状況調査の質問を作成(用 紙の印刷を含む。)を行う。 ② 事業者に対し、業務の一部(6 委託業務内容のとおり)を委託する。 4 本調査の実施日等 (1)実施日:平成28年10月25日(火) ※ 生徒の欠席等により後日実施する場合は、平成28年10月27 日(木)まで (2)調査結果資料納品日:平成28年11月30日(水)まで - 1 - (3)調査対象学年・校数・生徒数・教科等 校数 生徒数 教科等 高校1年生 60校 8,300名程度 学習状況調査 高校2年生 60校 8,500名程度 学力調査(国語、数学、英語)、 学習状況調査 ※ 調査対象校の内訳:県立全日制高校45校、県立全日制高校分校2校、 県立定時制高校6校、秋田市立高校2校、私立高校5校 (別紙1「調査対象校一覧」のとおり) ※ 生徒数と実際の受験者数に相違が生じた場合であっても、契約金額の変更は しない。 5 委託期間 契約締結日から平成29年3月31日(金)まで 6 委託業務内容 (1)業務計画の策定及び業務の遂行に必要となる一連の仕組みの構築 (2)学力調査問題用紙等の作成補助 (3)実施マニュアルの作成 (4)解答用紙等の作成 (5)解答用紙等の納品 (6)解答用紙等の回収 (7)データ処理プログラムの開発 (8)集計処理及び調査結果資料の作成 (9)調査結果資料の納品 7 業務計画の策定及び業務の遂行に必要となる一連の仕組みの構築 (1)受託者は、契約締結後、本業務の円滑かつ確実な遂行に必要となる一連の仕組み を構築し、以下の書類を契約締結後3週間以内に提出し、委託者の承認を受ける。 ア 業務計画書 イ 業務スケジュール ウ 各業務の責任者及び組織体制 (2)受託者は、委託者と打合せを行った場合には、遅滞なく打合せ議事録を作成し、 2週間以内に委託者に提出する。 8 学力調査問題用紙等の作成補助 (1)学力調査の問題は、委託者が作成する。 (2)学習状況調査の質問は、委託者が作成する。 (3)委託者は、学力調査の問題の作成と併行し、解答解説資料の作成を行う。 (4)上記(1)、(2)、(3)に関し、委託者の要請がある場合、受託者は、学力調査 問題用紙、学習状況調査質問用紙及び解答解説資料の作成に関して、以下の業務を サポートする。 - 2 - ① 学力調査問題用紙、学習状況調査質問用紙及び解答解説資料の組版を補助し、 印刷データの作成をサポートする。 ② 図版の作成をサポートする。(数学3件程度) ③ 原文の著作権処理をサポートする。(国語・英語合わせて3件程度) 9 実施マニュアルの作成 受託者は、委託者に内容等の確認を受けた上で、各調査対象校で使用する「実施マ ニュアル」を契約締結後3週間以内に作成し、電子データで秋田県教育庁高校教育課 に納品するものとする。 ※ 実施マニュアルの印刷は不要とする。 10 解答用紙等の作成 (1)受託者は、学力調査解答用紙及び学習状況調査回答用紙(以下「解答用紙等」と する。)の組版を行い、印刷データを作成する。 (2)受託者は、解答用紙等を委託者が指示する数量で印刷する。 (3)仕様及び予定数量は、別紙2「解答用紙等仕様・予定数量」のとおりとする。 11 解答用紙等の納品 (1)受託者は、解答用紙等を仕分・梱包した上で、平成28年10月18日(火)ま でに、各調査対象校へ納品する。 (2)上記(1)の納品は、別紙1「調査対象校一覧」をもとに行う。 (3)上記(1)の納品に際しては、セキュリティに充分に配慮した上で再委託業者の 選定を行う。 12 解答用紙等の回収 (1)受託者は、各調査対象校から解答用紙等を回収するために使用する回収用資材(送 り状、段ボール箱等)を作成する。 (2)受託者は、各調査対象校から、解答用紙等を平成28年10月28日(金)に回 収する。 (3)上記(2)の回収に際しては、セキュリティに充分に配慮した上で再委託業者の 選定を行う。 13 データ処理プログラムの開発 (1)受託者は、学力調査及び学習状況調査の結果をもとに、調査結果のデータ集計処 理と各調査結果資料作成までの一連の処理を行うプログラムを開発する。 (2)プログラムについては、事前にテストデータを用いて動作確認テストを実施し、 その結果を委託者に報告する。 (3)受託者は、上記(2)の結果を受けて、必要がある場合はプログラムの修正を行 う。 - 3 - 14 集計処理及び調査結果資料の作成 (1)受託者は、回収した解答用紙等の読み取りを行う。 (2)受託者は、上記(1)で読み取ったデータを、前記13で開発したプログラムに取 り込み集計処理を行い、委託者が指定する調査結果資料を作成する。 (3)受託者は、学力調査と学習状況調査の結果を、前記13で開発したプログラムに取 り込み集計処理を行うとともに、クロス集計し、委託者が指定する調査結果資料を 作成する。 (4)上記(2)及び(3)の調査結果資料は、紙及び電子データで作成する。 (5)作成する調査結果資料は、別紙3「調査結果資料一覧」のとおりとする。 15 調査結果資料の納品 (1)受託者は、上記14で作成した調査結果資料を平成28年11月30日(水)まで に、秋田県教育庁高校教育課及び各調査対象校に納品する。 (2)上記(1)の納品に際しては、セキュリティに充分に配慮した上で再委託業者の選 定を行う。 (3)受託者は、調査結果資料の納品後、委託者の指示に従い、解答用紙等の廃棄・溶 解を行う。 16 その他 (1)受託者は、この委託業務の全部を第三者に委託してはならない。ただし、この委 託業務の一部を第三者に委託しようとする場合は、あらかじめ、書面により委託者 の承認を受けなければならない。 (2)受託者は、次の企業認定・認証のいずれかを取得していることとする。 ア プライバシーマーク イ 情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS) (3)この仕様書に定めのない事項については、委託者及び受託者が、協議の上、決定 するものとする。 - 4 -
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