業務委託仕様書 [PDFファイル/239KB]

平成28年度福岡県「人と動物の共通感染症対策シンポジウム」
企画運営業務委託仕様書
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シンポジウムの趣旨
人に感染症を引き起こす微生物は、1,415種あり、このうち868種(61%)が人
と動物の共通する感染症(以下「共通感染症」という。)とされている。
共通感染症には、その病原体に動物が感染しても軽い症状や無症状であることがあり、知
らないうちに飼い主等に感染するものや、人が感染すると重症化する傾向にあるもの、有効
な治療法がまだ開発されていないものがあり、これらの共通感染症に対する意識付けはまだ
低い現状にある。
共通感染症に対しては、医療と獣医療の関係者と連携して原因究明とまん延防止に取り組
むことが必要であることから、本県では、医師、獣医師が連携して共通感染症対策を実施す
ることとしており、当該事業の一環として「人と動物の共通感染症対策シンポジウム」を開
催し、身近に存在する共通感染症に関する現状について医療及び獣医療分野での共通認識を
得るとともに、より多くの県民に対し、共通感染症及び動物との接し方に関する正しい知識
についての普及啓発を図る。
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シンポジウムの概要
一般県民を対象とし、身近な共通感染症に対する正しい知識の普及啓発を行う。
(開催日時・場所)
・ 平成28年11月12日(土)
11:30~14:45(予定)
・ 西日本総合展示場新館(北九州市小倉北区浅野3丁目8番1号)
最大収容数300名(予定)
(主催)
福岡県保健医療介護部保健衛生課
(後援)
・ 公益社団法人福岡県医師会(以下「県医師会」という)
・ 公益社団法人福岡県獣医師会(以下「県獣医師会」という)
・ 北九州市、福岡市、大牟田市、久留米市
・ 委託事業者等
(内容)
(1)
“One Health”に関する国際会議の内容及び身近な共通感染症に関する講演
(2)ステージイベント
(3)その他必要な事項
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シンポジウムの内容(委託業務の内容)
内容は以下のとおりとする。ただし、これらの事項に限定するものではなく、あくまでも目
安とする。
内容
具体的な事項
・シンポジウムの企画運営に係る台本等の作成及び調整、シンポ
全体の企画運営
ジウム開催を広く周知するための広報宣伝、当日の会場準備、
参加者アンケートの実施、シンポジウム終了後に主催者に提出
する報告書の作成等を行う。(詳細仕様のとおり)
第 2 回“One Health”に ・主催者が選定し、決定した講師に対し、講師・派遣依頼、必要
経費の支払等の諸手続きを行う。
関する国際会議の内容と
身近な共通感染症に関す
る講演(30~40 分程度)
ステージイベント
・パネルディスカッション
・トークショー
その他必要な事項
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・会場からの質疑応答を交えたパネルディスカッション等の企
画、運営を行う。
・パネルディスカッションの登壇者(※)は医師、獣医師、行政
部門、ゲスト各1名を含める。
・主催者が選定し、決定したパネルディスカッションの医師、獣
医師、行政部門の登壇者に対し、講師・派遣依頼、必要経費の
支払等の諸手続きを行う。
・参加者(県民)が動物とのふれあい方等に関心が持てるよう、
集客が期待できるゲストによる体験談を交えたトークショー
(会場からの質疑応答あり)の企画、運営を行う。
※パネルディスカッションにおける、ゲスト以外の登壇者は主催
者が選定し、決定します。
・会場等の使用については、主催者及び関係者と協議すること。
・会場使用料等の必要経費の支払いを実施すること。
・当日、シンポジウムの様子を小倉駅 JAM 広場にある大型ビジ
ョンに同時中継する。
・ステージイベントでの集客できるゲストについては、2016 動物
感謝デー in JAPAN “World Veterinary Day”における「一
日動物親善大使」を就任する。
・ポスター等に使用するイラストについてはデータにて提供す
る。なお、イラストについては、同日開催の動物感謝デー(日
本獣医師会主催)、動物愛護フェスティバル(北九州市主催)
でも使用する。
詳細仕様
(1)企画運営
ア 集客が期待できる内容とし、実施運営マニュアル、進行台本等を作成すること。
イ 準備から開催までのスケジュール調整及び関係機関・イベントの出演者・司会者等の選
定とその連絡調整、進行管理、各イベント出演者のアテンド(接待)等、全ての運営業
務を主催者と協議のうえ行うこと。併せて必要かつ適切な人員配置を行うこと。
ウ 会場には、運営に要する人員を適切に配置すること。
(2)広報宣伝
ア 主催者から提供されたイラストを用い、チラシ及びポスターの制作、印刷、配送を行う
こと。
イ 新聞・テレビ・ラジオ・雑誌・電車等中吊り広告等各種媒体を活用した告知や広告等の
企画を提案し、実施すること。
ウ その他、街頭での宣伝活動等、広報に有効なものがあれば提案し、実施すること。
(3)会場準備
ア 開催に必要な備品(名札等)や出演者(登壇者)の弁当、お茶等については、必要数等
を主催者及び関係者と協議のうえ準備等を行い、予算の範囲内で支払いを行うこと。
イ 会場内で使用する机、椅子、掲示壁等の設置、会場内の装飾・音響、会場の案内・看板
の設営及び撤去、使用する備品や配布資料等の搬入・設置・撤去は、主催者及び関係者
と協議の上、協力して行う。
ウ 会場設営にあたっては、会場管理者の使用規則に従うこととし、使用制限(区域や時間
等)に留意すること。
エ 当日、会場での開催の様子を小倉駅 JAM 広場の大型スクリーンに映像を同時放映する
ための準備及び実施をすること。
(4)
当日会場における資料の配布等
ア 総来場者数をカウントすること。カウントの方法等については主催者と協議すること。
イ 参加者に資料等を配布すること。
ウ 配布する記念品の作成、準備を行うこと。
エ その他必要な事項については、主催者と協議を行うこと。
(5)
アンケートの実施
ア 主催者が作成したアンケートを大会会場で配布し、回収すること。
イ 回収したアンケートを集計し、主催者に提出すること。
(6)
報告書の作成
業務完了に際しては、取組内容等を取りまとめ、業務完了報告書を作成する。
(7)
著作権
制作物の著作権は、主催者に帰属するものとするが、これによりがたい場合は、主催者と
委託事業者の双方で別途協議を行う。
(8)
その他
ア 委託料には、イベント出演者への謝礼・交通費の他、必要とする資材、機材及び出展物
の運搬費、会場使用料等を含む。
イ この仕様書に定めのない事項については、主催者と委託事業者の双方で別途協議を行う
こととする。