平成28年6月1日 関 係 各 位 鹿沼市長 佐 藤 信 (公印省略) 入札制度改正について 陽春の候、益々ご清栄のこととお喜び申し上げます。また、日頃から本市行政にご協力 賜り、心からお礼申し上げます。 平成28年6月からの入札制度について、下記のとおり改正になりますので、各項目を 十分ご理解の上、入札に参加されますようお願いいたします。 記 1 現場専任の主任技術者の兼務の条件の緩和について ・・・別紙1 ・・・別紙1 金額が変更されます。 2 現場代理人の常駐義務緩和の試行の拡大について ・・・別紙2 ・・・ 別紙2 金額が変更されます。 ※上記変更は、平成28年4月1日「建設業法施行令の一部を改正する政令」の閣議決定 によるものです。 鹿沼市 財務部 契約検査課 契約係 ℡0289-63-2278 別紙1 主任技術者の兼務について 鹿沼市建設工事請負約款第 12 条に規定する主任技術者について、国からの通達と現場代 理人の常駐義務緩和試行の実施により、公共工事の品質確保を図るため兼務の明確化が必 要となったことから、平成 28 年 6 月 1 日から主任技術者の兼務を次のとおり規定します。 3,500万円以上の工事 1.現場専任の主任技術者の兼務について(建設業法施行令第 27 条第 2 項の当面の取扱い) (1)兼務を認める条件 ・工事は鹿沼市が発注したものであること。 ・工事の対象となる工作物に一体性若しくは連続性が認められる工事又は施工に あたり相互に調整を要する工事で、かつ、工事現場の相互の間隔が10km程 度の近接した場所において同一の建設業者が施工する場合。 (2)兼務の工事件数等 1人の主任技術者が兼務することができる工事は、2工事までです。営業所の専 任技術者Aは対象となりません。また、監理技術者の兼務は認められません。 工事1 工事2 主任技術者 B B 現場代理人 B C(※) ※ 工事1、2の一方又は両方が3,500万円以上であるため、現場代理人の 兼務はできない。 3,500万円未満の工事 2.現場専任でない主任技術者の兼務について (1)兼務を認める条件 それぞれの工事の請負額が兼務の届出をする段階で3,500万円未満であること。 また、変更で3,500万円を超え専任の主任技術者となった場合は、1.専任の主 任技術者の兼務についての条件に該当する場合を除いて、配置技術者等を変更しな ければなりません。 (2)兼務の工事件数等 ア 現場代理人、主任技術者の兼務(営業所の専任技術者 A) 現場代理人が兼務可能な工種の場合は、主任技術者・現場代理人を 2 か所まで兼 務できますが、Bはこれ以外の主任技術者・現場代理人を兼務できません。 工事1 工事2 主任技術者 B B 現場代理人 B B(※) ※ 現場代理人が兼務不可の工種の場合は、Cとなります。 イ 主任技術者のみ兼務(営業所の専任技術者 A) 現場代理人を兼務しない主任技術者は、3 か所まで兼務できます。 工事1 工事2 工事3 主任技術者 B B B 現場代理人 C(※) D(※) E(※) ※ 現場代理人が兼務可能な工種の場合は、2か所まで兼務可。 ウ 営業所の専任技術者が主任技術者・現場代理人を兼務(営業所の専任技術者 A) Aは1か所の現場代理人と2か所の主任技術者まで兼務できますが、Aはこれ 以外の主任技術者・現場代理人を兼務できません。 エ 工事1 工事2 主任技術者 A A 現場代理人 A B 営業所の専任技術者が主任技術者のみを兼務(営業所の専任技術者 A) Aは現場代理人を兼務しない場合は、3 か所までの主任技術者を兼務することが できます。 工事1 工事2 工事3 主任技術者 A A A 現場代理人 B(※) C(※) D(※) ※ 現場代理人が兼務可能な工種の場合は、2か所まで兼務可。 3.手続き・運用について (1)すべての工事の提出書類について 別記4の配置技術者等資料を、事後審査型一般競争入札の場合は入札参加資格 確認書類提出時に、指名競争入札の場合は建設工事請負契約書と同時に提出して ください。 (2)専任の主任技術者の兼務の場合の提出書類について 専任の主任技術者の兼務の場合には、先に契約を行った工事部署と後から契約 となる両方の担当部署に別表第1に定める別記3主任技術者兼任届を提出してく ださい。 別紙2 現場代理人の常駐義務緩和(試行)の変更について 平成 24 年 4 月 1 日以降、鹿沼市建設工事請負約款第 12 条に規定する現場代理人の常駐義 務について緩和の試行をしてきたところですが、平成 28 年 6 月 1 日から現場代理人の兼務 を認める金額を変更します。(下線部分が今回改正部分) 4.建設工事請負契約約款について 鹿沼市工事請負契約約款 第12条 3.発注者は、前項の規定にかかわらず、現場代理人の工事現場の運営、取り締まり 及び権限の行使に支障がなく、かつ、発注者との連絡体制が確保されると認めた場 合には、現場代理人について工事現場における常駐を要しないこととすることがで きる。 5.現場代理人の常駐義務の緩和の条件 (1)常駐義務の免除 (ア)現場作業着手前の期間 (イ)工事の施工を前面的に中止している期間 (ウ)工場製作のみが行われている期間 (エ)現場が完了(必要書類はすべて提出済)した後、完成検査までの間 (2)現場代理人の兼務を認める条件 (ア)兼務する工事が、いずれも鹿沼市が発注した工事であること。 (イ)1 1 件あたりの請負金額が 3,500 万円未満の工事。 万円未満 (ウ)兼務する工事件数が 2 件までであること。 (エ)兼務可能な工事は、平成 26 年 4 月以降に発注するすべての工種とする。ただし、 単抜設計図書の共通仕様書に現場代理人の兼務不可と記載がないもの。 (3)現場代理人の兼務を不可とする場合 (ア)営業所の専任技術者が現場代理人を兼ねる場合。 (イ) 鹿沼市工事請負契約約款第 12 条の規定により現場代理人の専任の必要がある場合。 6.手続き・運用について (1)提出書類について 現場代理人が複数の現場を兼任する場合には、先に契約を行った工事部署と後から契約 となった両方の担当部署に別表第 1 に定める様式第 20 号の 2 現場代理人兼任届を提出しな くてはなりません。
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