遺伝子生命科学特論 (Advanced Study on Molecular Genetics) 科 目 名 単位数(時間) 2単位(30時間) 担当者 檜枝 科目コード 305 選択区分 選択 履修時期 1前 美紀 近年明らかになってきた生命科学の中心課題として、ヒトを含めた多細胞生物の構 造と機能に主要な責任を持つエピジェネティクスについて解説し、その変化とヒト疾 患との関わりについて理解を深める。 授業目標 授業内容とスケジュール 内 容 担当者 従来の遺伝学(genetics)、遺伝子構造、遺伝情報発現機構、分子遺伝学、分子生物学、 ゲノムなどについての復習 回 1・2 3 多細胞動物の受精・発生・分化・成長・成熟・老化の全過程を司るエピジェネティクス (epigenetics)の概要 4 ヒストンの修飾、ヒストンコード、クロマチンリモデリング、ヘテロクロマチンとユーク ロマチン 5 哺乳動物におけるDNAのメチル化 6 遺伝子発現を調節するncRNA、miRNA、RNAiという現象 7 哺乳動物におけるゲノムインプリンティングの消去と再書き込み、X染色体の不活性化 8 哺乳動物以外のdosage compensation 9 ヒストンバリアントとエピジェネテイィクス 10 トランスポゾン様配列、ncRNA遺伝子の転写、プロセシングについて 11 胚性幹細胞と体細胞クローン動物、多能性幹細胞とiPS細胞、幹細胞のエピジェネティク ス、エピジェネティクスの可塑性 12 遺伝子発現の実態を解明する網羅的研究(オミクス) 、トランスクリプトミクス、プロテ オミクス、疾患とオミクスの変化、ポストゲノム研究、 13 エピジェネティクスの異常と疾患 14 エピジェネティクスの異常と癌の発生 15 エピジェネティクスと老化の進行、エピジェネティクスと生活習慣病、全体まとめ 成績評価方法 必携あるいは 参考図書・文献 備 レポート(100%)により評価する 各授業の中で提示・紹介する 考 - 58 -
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