平成27年度学校評価に係る自己評価の結果(定時制課程)

平成27年度学校評価に係る自己評価の結果(定時制課程)
1 実施方法
(1)教職員・学校関係者(保護者・定時制OB・PTA役員・市内中学校・関係機関)に学校評価表を配布。
(2)評価項目毎に目標を達成しているかどうか4段階(A~D)評価を行うとともに、課題や意見などを記載した。
なお、評価表ではE(判断できない、分からない)の区分も設けた。
※A:十分である B:概ね十分である C:不十分である D:改善を要する E:判断できない
2 実施回答数
教職員8名
関係者40名(保護者22名、定時制OB3名、PTA3名、市内中学校7校、関係機関5社)
3 学校評価結果
評価項目
A
2
25%
24
60%
教職員
関係者
1 定時制の教育活動
評価項目
2 昼間4年制の意義
B
(上段:回答人数、下段:割合)
D
E
C
5
62%
14
34%
1
13%
1
3%
1
3%
合 計
8
100%
40
100%
【考察】
定時制職員による評価について、A・B評価を合わせると87%に達する。さまざまな教育活動を通して、
生徒一人一人が成長できた。また、学校関係者からは、94%の方からAまたはB評価をいただいたことか
ら、本校定時制教育の方向性や地域からの要望に応えている点について、ご理解ご支援をいただいてい
ると考える。
【意見等】
・作る喜び、収穫した作物を販売する等、地域の皆様の要望にしっかりと応えていると思います。
A
B
C
D
E
合 計
3
4
1
8
教職員
37%
50%
13%
100%
25
12
1
1
1
40
関係者
61%
30%
3%
3%
3%
100%
【考察】
定時制職員による評価において、自己を厳しく見つめるという観点から少数ではあるがC評価がつけられ
た。学校関係者からは91%の方がAまたはB評価であったことから、本校定時制は昼間4年制の意義を理
解し、その役割を果たしていると言える。
【意見等】
・大変ありがたい教育制度と考えております。
・早期離職の問題からみると良い仕組みであると思います。
・4年次は月1回の登校で子どもたちも悩み事などの話せる機会があり大変良いと思います。
評価項目
A
教職員
関係者
3 体験学習の重視
評価項目
4 開かれた学校づくり
B
1
13%
25
61%
C
6
74%
11
28%
D
1
13%
1
3%
E
1
3%
合 計
2
5%
8
100%
40
100%
【考察】
定時制職員は、87%がAまたはB評価をしておりおおむね目標が達成されていると評価できるが、より充
実した体験学習にするために事前指導・事後指導が必要であるとコメントしている。学校関係者からは昨
年度と同様にAまたはB評価で一定の評価を受け、体験学習の必要性、重要性について理解いただいて
いると考える。
【意見等】
・2、3年生とも、5日間の就労体験はとても素晴らしい体験学習と思います。
・5日間の農家委託実習は、本人にとって貴重な体験だったと思います。働くことの大変さや素晴らしさを
知ることになったと思います。
A
B
C
D
E
合 計
2
5
1
8
教職員
25%
62%
13%
100%
16
20
1
1
2
40
関係者
39%
50%
3%
3%
5%
100%
【考察】
学校全体としてホームページの更新や各種大会・行事の新聞報道なども行った。またPTA活動等への保
護者の参加が少なく、コメントにもあるように、実施にあたっては時期や内容、参加の呼びかけなど検討が
必要である。
【意見等】
・ホームページが定期的に更新されいた。
・PTA活動等に参加する保護者が少ないため、次年度の大きな課題である。
評価項目
A
教職員
関係者
5 生活習慣・マナー
評価項目
6 異校種との交流
評価項目
7 食農教育の成果
評価項目
8 経済的負担軽減
B
1
13%
20
50%
C
4
50%
14
34%
D
3
37%
4
10%
E
1
3%
合 計
1
3%
8
100%
40
100%
【考察】
定時制職員及び学校関係者からの評価はA、B評価もあるが、不十分とする評価もある。今後は、更なる
指導法の改善、実効性のある指導の継続が求められていると捉えている。
【意見等】
・マナーが身に付いてきていると思います。
・大変良くなっています。これからも頑張って下さい。
A
B
C
D
E
合 計
8
8
教職員
100%
100%
20
13
1
1
5
40
関係者
50%
32%
3%
3%
12%
100%
【考察】
評価全体で見ると、A,B評価の割合が高い結果であった。コメントにもあるように、異校種との交流を通
してねらいである「健全な心」が育ってきていると捉えることが出来る。一方少数ではあるが、不十分との評
価もあるので、指導法の工夫が必要である。
【意見等】
・老人ホームけいせい苑との交流体験を通して、介護職に就く生徒も多く、交流の成果が現れている。
・お年寄りと触れ合う事で、気遣いや優しい心を学んだと思います。
A
B
C
D
E
合 計
7
1
8
教職員
87%
13%
100%
26
10
1
1
2
40
関係者
64%
25%
3%
3%
5%
100%
【考察】
学校関係者はA「十分である」と評価している方が64%と高くなっているが、本校教職員はA評価は無く、
87%がB「概ね十分である」と答えている。指導法等についてまだ工夫の余地があり、生徒への期待も大
きいことの表れであると考える。
【意見等】
・自分たちで育てた作物を、自分たちの手で加工、調理してとても良い経験だとおもいます。
・自分たちで生産した野菜を食べる機会が増えたことにより、食に対する感心が深まっていると感じる。
A
B
C
D
E
合 計
1
5
2
8
教職員
13%
62%
25%
100%
26
8
1
1
5
40
関係者
64%
20%
3%
3%
10%
100%
【考察】
評価者全体で見ると、概ねA、B評価の割合が多く支持されていると考えられる。特に、保護者からの評
価は高く、経済的負担軽減がなされていると伺える。
【意見等】
・働く心や働く辛さなどが分かる機会なので大変良いことだと思います。
・アルバイトは、就職する際にとても良い経験になると思います。
4 課題と来年度に向けた対応
学校関係者からは、本校定時制課程の特色ある教育活動・学校づくりについて、全般的に高い評価をいただいた。また、基本的生活
習慣、社会的マナーについても、大変良くなってきていると評価をいただいているが、不十分である・改善を要するとのご指摘もいただ
いたことから、次年度は今まで以上にきめ細かく丁寧に生徒指導を行う。
教職員からは、定時制課程の特色でもあります、体験学習・体験実習・交流学習を実施するに当たって、より充実した実習等にするた
めに事前指導・事後指導の工夫が必要と考える。
PTA活動等に参加される保護者が少ないため、保護者からもご指摘があったように、郵送等配布方法の検討や実施時期等の検討を
する。
卒業時には、社会的なマナーをわきまえた、心豊かで自立精神に溢れた生徒、さらには働くための様々な力を身に付け、働くことを通
して社会参加できる生徒を育成し社会に送り出すことが出来るよう、今年度の反省を具体的な改善策につなげていく所存である。
平成27年度募集停止となりますが、今後も色々な場面で教育活動に関して情報発信し、地域の方々からご理解、ご協力をいただけ
るよう努力して、地域から信頼される学校づくり、活力のある学校経営に取組んでいきたい。