元気いっぱい 笑顔輝く 中沢っ子

元気いっぱい
笑顔輝く
中沢っ子
校長 大竹 貴子
暑すぎずほどよい天気に恵まれ、平成28年度の運動会が無事終了しました。当日は、早朝より多く
の来賓・保護者・地域の方々にお越しいただき、運動会の様子を見守り、終始温かなご声援と心からの
拍手をいただきました。多くの皆様から声援を送っていただけたことは、子ども達にとってたいへんな
励みになりました。この運動会までの活動で築かれた学年・学級の絆は、これからの子ども達の学校生
活でさらに深まっていくことと思います。
今年度も「撮影席」を設けましたが、譲り合って参観をしていただいたおかげで、滞りなく運動会を
進めることができました。また、PTA役員の方々をはじめ多くの保護者の皆様が、前日や早朝の準備
だけでなく、運動会後には率先して後片付けを進めてくださいました。中沢小学校は、保護者の皆様に
支えていただいていることを実感し、心強く思いました。保護者・地域の皆様の深いご理解とご協力に、
感謝申し上げます。本当にありがとうございました。
さて、運動会での子どもたちの様子を見ていると、今の子どもたちの運動能力が落ちていることが信
じられないような気がしますが、中沢小学校の子どもたちの日々の様子では、進んで体を動かして遊ん
だり放課後にスポーツをしたりする子どもと、比較的室内で過ごすことが多く、放課後もゲームやテレ
ビを楽しむ子どもの二極化が進み、体力不足ではないかと思われる子どももいるようです。実際に、中
沢小学校では、昨年度のインフルエンザの罹患率が高かったそうで、免疫力が弱いのではないかと心配
しております。さらに、4月からの学校でのけがでは、休み時間や清掃時間に転んで頭を打つ事故がと
ても多くびっくりいたしました。どこかの講演会で「昔の子どもは日頃から外で遊ぶことにより多様な
動きを経験し、バランスの能力や体感と手足を連動させる感覚を養うことができていたが、現代の子ど
もたちは体を動かす経験が少なく、体を思い通りに繰れない。」と聞いたことがあります。中沢小学校の
子どもたちの中には運動の経験が少ない子も多くいるのではないかと思われます。
そこで、子どもたちに、体を動かすことを気持ち良いと感じ進んで運動に親しんでもらいたいと考え、
今年度の学校保健委員会のテーマを「元気いっぱい
笑顔輝く 中沢っ子 元気もりもり大作戦」とし、
体力づくりを推進することにいたしました。まず、6月8日に、元NHK体操アシスタントで現在は大
学講師や各地で講演を行っている藤元直美さんをお招きし、実際に体操をして体を動かす楽しさを味わ
ったり、運動することの大切さについてお話を伺ったりしたいと考えております。
その後、各学級で体力づくりの取組を話し合い、1年間取り組んでまいります。
これから梅雨に入りますが、体を動かし心もすっきりとして安全に生活してもら
いたいと思います。