生徒指導通信 第1号 H28.5.25(水) 発行 創立 136 周年大運動会 5 月 13 日(金)創立 136 周年大運動会が開催されました。多くの保護者の方にご来場いただきありが とうございます。生徒指導課では、今年度の重点目標の一つに「部活動、生徒会活動、行事等を通して自 己指導能力、社会的リテラシーの育成を図る」を掲げています。具体的には、 「自己存在感を感じられる 集団づくり、共感的人間関係の育成を図る」、 「自己決定・自己責任を促し、全員で協力して行事等を成功 させようとする態度を養う」取り組みを行っています。これらの取り組みを生徒がどう感じているか、運 動会についてアンケートを行いました。結果は次のとおりです。 ① 自己存在感を感じる場があったと答えた生徒の割合…57.7% ② 共感的人間関係を育むことができたと答えた生徒の割合…67.5% ③ 自己決定の機会があったと答えた生徒の割合…61.3% ④ 先生方は全員で生徒の活動を支援したと答えた生徒の割合…64.5% この調査は今回が初めてですので、過年度や他の行事との比較はできません。今後、行事ごとにアンケー トを実施し、自己指導力、社会的リテラシーの育成が図られているかを検証していきたいと思います。 自己指導能力 … 「自分も喜び、みんなも喜ぶ」ということを基準にして、自分の行動を決定することができる 力。 社会的リテラシー … 社会の目的を達成していく包括的・総合的な力。 自己存在感 … 「私はここにいていいんだ」 、 「僕の居場所はここにある」という感覚。 共感的人間関係 … 「私は私でいい、あなたもあなたでいい」と、自他の違いを認めるとともに、その違いの中で 互いに折り合える点を見つけていくことのできる力。 自己決定 … 「自分の生き方を自分で決める」こと。 いじめ防止について 5 月 17 日(火)岩手県高等学校生徒指導連絡協議会が開催されました。今回の協議会では、いじめに ついての岩手県教育委員会説明、いじめ防止対策を中心にした各校の事例発表が中心でした。平成 26 年 施行のいじめ防止対策推進法では、 「この法律において『いじめ』とは、児童等に対して、当該児童等が 在籍する学校に在籍する等、当該児童と一定の人間関係にある他の児童等が行う心理的又は物理的な影 響を与える行為(インターネットを通じて行われるものを含む。 )であって、当該行為の対象となった児 童等が心身の苦痛を感じているものをいう」としています。社会通念上のいじめには「力の差」 (強いも のが弱い者に対して) 、 「継続的」 、 「意図的」という要素が加わりますが、この状態になればいじめ防止対 策推進法では「誰もが重篤な事態と認識するだろう深刻な事案」に位置付けられるということになりま す。学校としても、いじめ防止対策推進法の定義により、いじめの未然防止、早期発見に努めていかなけ ればなりません。気になることがありましたら、些細なことであっても学校にご連絡くださるようお願い いたします。 なお、本校における「学校いじめ防止基本方針」は本校 HP でご覧いただくことができます。また、裏 面に岩手県内の電話相談等一覧を掲載しています。 (文責:岩手県立盛岡第一高等学校生徒指導主事 青 木 裕 信)
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