下の一覧表にあげた病気は学校感染症といわれ、法定上、 出席停止となる感染症一覧 『出席停止』となるものです。医師の許可があるまで家庭で安静 にする必要があります。子どもさんが回復し、登校できるように 第1種学校感染症 発生はまれだが重大な感染症 なったら、渡された『欠席届』に記入し、学校へご提出ください。 エボラ出血熱、クリミア・コンゴ出血熱、重症急性呼吸器症候群(SARS)、痘そう、南米出血熱、ペスト、 マールブルグ病、ラッサ熱、急性灰白髄炎、ジフテリア → 治癒するまで出席停止 第2種学校感染症 飛沫感染する感染症で児童生徒の罹患が多く、学校において拡大の恐れのあるもの 病名 出席停止 主な症状 インフルエンザ 解熱後2日経過 するまで ※ 本 校 規 定 では 3日経過するま で。 発熱、頭痛、腰痛、全身 倦怠感、鼻づまり、くし ゃみ、たん 百日咳 特有の咳が消失 するまで 麻疹(はしか) 解熱後3日経過 するまで 流行性耳下腺炎 耳下腺の腫脹が 消失するまで 風疹 (3日はしか) 発疹が消失する まで 水痘 (みずぼうそう) す べ ての 発 疹 が 痂皮化するまで 咽頭結膜熱 (プール熱) 主要症状が消失 した後2日を経過 するまで 結核 病状により学校 医 その他 の 医師 において伝染の 恐れがないと認 められるまで 感染 経路 気道 潜伏 期間 1~3日 伝染可能 期間 発病後 3~4日 罹患による 免疫 あり、 再罹患あり (型ちがい) 1~2週 発病後 28日 あり 9~12 日 発疹の出る 5日前から 出た後4日 間 あり 飛沫 1~2週 発病前7日 から発病後 9日 飛沫 2~3週 発疹の出る 7日前から 出た後の7 日間 発疹の出る 1日前から 出た後の6 ~7日 発病後 2~3週 飛沫 はじめは軽 い咳、 のど の発赤がみられる。発 病後1週間くらいからコ ンコンという咳がでる。 発熱、せき、鼻水、めや に。頬の内側に白い斑 点、コブリック斑ができ る。発熱後4日目より皮 膚に発疹。 37~38℃の発熱。ま ず片側、ついで両側の あ ご の 後 ろ が 大 き くは れ て痛 む。食 欲 不振、 えん下困難 発熱、発疹、耳のうし ろ、首、わきの下などが はれる。咳や結膜が充 血する。 水ほうのある発疹が体 中に次々とでる。かさぶ たとなり、先にでたもの から治っていく。 発熱、 の どの 痛 み、結 膜炎、くびのリンパ節の 腫れ 気道 気道結膜 接触 汚染物 5~7日 初期は自覚症状なし。X 線 で発 見 され る こ とが 多い。疲労感、寝汗、微 熱、体重減少、肩こり、 咳、たん 飛沫 1~2月 飛沫 気道 飛沫 2~3週 気道 流行時期 流行時には、人ごみの中ではマス ク、うがい、手洗いを。予防注射も効 果があるが、菌型が異なると効力が ない。 冬 患者に近づけない。予防接種 ① 生後3~48 ヶ月 ② ①の予防接種後12~18 ヶ月 ③ 12歳に達する年 患者の隔離 予防接種 夏 あり 患者の隔離。 患者のだ液のついたものが健康な 人の口に触れないようにする。 冬~春 あり 患者の隔離 予防接種 春~夏 あり 患者の隔離 冬~春 あり、 再罹患あり 眼やのどの健康観察を行い、充血し ている者や目やにの出ている者は 水泳禁止とする。水泳後よく流水で 洗う。 BCG接種 X線による早期発見 栄養と休養に注意 夏~秋 飛沫 気道 予防方法 あり? 冬~春 なし 第3種学校感染症 飛沫感染が主体ではないが、放置すれば学校において流行拡大の可能性があるもの →病状により学校医その他の医師において伝染の恐れがないと認められるまで出席停止 病名 流行性角結膜炎 急性出血性結膜炎 腸管出血性大腸菌 感 染 症 ( O- 1 5 7 、 O-26等) ヘルパンギーナ 溶連菌感染症 マイコプラズマ 肺炎 手足口病 伝染性紅斑 (りんご病) その他 主な症状 感染経路 潜伏期間 涙がよくでる。 目やに、異物が入ってい る感じ。結膜が充血する。 気道結膜 接触 汚染物 5~7日 きつい充血 出血してくる。 激しい腹痛→数時間後に 水様性下痢。嘔吐、嘔気 結膜 汚染物 経口 1~2日 発熱、食欲不振、嘔吐 鼻咽頭分泌物、 便→飛沫、経口 咽頭分泌物 →飛沫、接触 上気道分泌物 →飛沫→気道 咽頭分泌物、糞 便→飛沫、経口 咽頭分泌物→ 飛沫 2~5日 発熱、咽頭痛、咽頭発赤 痰、咳、咽頭痛、鼻水、発 疹 発熱、口内痛、咽頭痛、発 疹 発熱、両頬紅斑 伝染可能 期間 発病後 2~3週 罹患による 免疫 不完全 発病後 5~7日 不完全 4~9日 2~7日 7~12 日 3~7日 17~18日 不完全 咽頭:1~2週間 便:3~4日間 2~7日 (未治療) 発病前1週間~ 後6週間 咽頭:1~2週間 便:3~5週間 感染後 5~10 日 間、発疹期は感 染なし。 あり、 再罹患あり 不完全 予防方法 伝染力が非常に強いので患者の触っ たものを良く消毒しておく。 手洗いの励行。 プールの衛生管理(特に塩素消毒) 患者の触ったものを良く消毒しておく。 手洗いの励行。 手洗いの励行。加熱消毒を十分にす る。衛生管理(特に食品衛生) 手洗い・うがいの励行。 咳エチケット。 不完全 不完全 再罹患あり あり 伝染性膿痂疹、伝染性単核症、伝染性軟属腫、疥癬、帯状疱疹など その他医師が伝染すると認めたもの *感染症の種類および出席停止期間は学校保健安全法施行規則第18条および第19条より抜粋 流行時期 夏~初秋 5月頃 春~夏 1年中
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