体力向上「1校1取組」運動を位置付けた体力向上プラン【計画書】

平成28年度
体力向上「1校1取組」運動を位置付けた体力向上プラン【計画書】
学校名
1
行橋市立行橋小学校
校長名
岡 真由美
記載責任者
前田 裕哉
体力テストの調査結果の分析・考察
平成27年度の新体力テストの結果を全国平均と比較すると、男子では反復横とび、20mシャトルランの
項目が全学年とも下回っている。また、女子では、握力、反復横とびの項目が下回っている。全体的に見てみ
ると、低学年よりも高学年の方が全国平均との差がひらく傾向にある。
これらのことから、行橋小学校の児童の体力は、全国平均よりも低いと捉える。さらに、個別の結果を見て
いくと、体力や運動能力が高い児童とそうでない児童の二極化傾向があることがわかった。二極化の背景には、
日常生活における運動遊びや身体活動の減少、特に仲間と一緒に遊ぶ機会が少なくなったことが考えられる。
児童の実態として、運動に対する関心や意欲は高く、体育科の授業や体育的行事などでも意欲的に取り組ん
でいる。休み時間には、運動場で元気よく遊んでいる児童もいる。その多くは、ボールを使った遊びや遊具を
使った遊びをしている。鬼遊びのように走り回る遊びやなわとびなどの跳ぶ運動の入った遊びをする児童は少
なく、遊びに偏りが見られる。また、体育の学習では一定の時間数ごとに学習内容が変わり、それにより継続
した運動が十分にできていない。例えば、短なわや長なわを使った全身運動は冬のみに集中して行っており、
他の時間では実施できていない。さらには年間を通して「体つくり運動」は位置づけられているものの、他領
域の運動が重点的に行われているため、「多様な動きをつくる運動」および「体力を高める運動」が十分に実
施されていないことが課題として挙げられる。
2
目標指数・数値
(1)体力テストの平均値を握力や反復横跳びの記録を2ポイント、シャトルランの記録を10ポイント高める。
(2)体育の学習のウォーミングアップの時間に、一年間継続して短なわを使った全身運動を取り入れる。
(3)体力アップシートの活用率・・・80%
(4)スポコン広場登録学級数・・・1学級
3
評価方法
年度末に再度体力テスト(反復横とび・シャトルラン)を実施し評価する。
4
「1校1取組」運動名
みんなでチャレンジ!なわとび大会!
5
本年度の「1校1取組」運動の設定
「1校1取組」で行うなわとび運動は全校児童を対象として実施する。1月にある全校なわとび大会を見据え
て、日頃の体育の授業から短なわを使った全身運動を取り入れていくようにする。体力テストの結果から敏捷
性や持久力に特に課題があることが分かったので、この二つの課題を解決できる運動を重点的に行っていきた
い。なわを跳んだりタイミング良くくぐり抜けたりすることで敏捷性を、長い時間跳び続けることによって持
久力を高めていきたいと考える。また、体育の学習のウォーミングアップの時間にも取り入れることで、年間
を通して継続して行っていきたい。