⇓∏∐ Ŭ とわだびと − 第49回 − ʴ 街地や県外に移り住むため、子ども 働いていた親たちは仕事を求め、市 校 の 生 徒 数 は8 人 。 ホ テ ル や 民 宿 で 和 田 湖 小 学 校 の 児 童 数 は5 人 、 中 学 こで働く従業員数も激減。現在の十 十和田湖畔は年々観光客が減り、 ホテルや民宿が衰退していく中、そ ﹁私たちの考えた野菜の加工品が、 売しています。 ダ、道の駅﹁とわだぴあ﹂などで販 り、市内のアートステーショントワ の新たな特産品として湖畔はもとよ 新商品を発案。商品化し、十和田湖 ど7 種 類 を 使 用 し た し ょ う ゆ 漬 け の 援事業﹂を活用し、大根やゴボウな の数は毎年減っているのが現状です。 を 営 む7 人 。 同 農 園 は 十 和 田 湖 小 学 この現状を少しでも変えていこう と立ち上がったのが十和田湖畔農園 商売は﹃半年商売﹄といわれていま 湖は秋から春まで閑散となるので、 えられたらと思っています。十和田 十和田湖の観光にプラスの影響を与 アール。 す 。 観 光 シ ー ズ ン が 始 ま る5 月 ま で 校のそばにあり、面積は 7 人 の 構 成 は 男 性5 人 、 女 性 2 人 。 の期間、特産物の加工業を行うこと み出すことです﹂と目を輝かせます。 以外の産業を興して通年の雇用を生 が目標で、夢は加工所を作り、観光 歳ぐらいが主で、うち4 人 年齢は は地元の十和田湖小学校、十和田湖 中学校の卒業生です。 7 人は休屋や焼山で仕事や商売を しながらそのかたわら、畑を耕作し 小笠原さんは、﹁ 歳過ぎてから も夢を持ち、新たに活動するのは遅 ﹁十和田湖といえば、ヒメマス、乙 らめないで自分の夢を突き進んでほ くないし、同年代の人たちも、あき ています。代表の小笠原良太さんは、 女の像、遊覧船ですが、そのほか何 しい。継続こそが一番﹂と話します。 合間に仲間で畑を耕作し、野菜を 年春から農園 作って販売してみようということに なりました﹂と平成 を作ったきっかけを話します。 小笠原さんたちが栽培している 野菜は、大根や人参、ゴボウ、カボ チャ、ネギ、食用菊、シソの実、サ ツマイモ、ししとう、唐辛子など。 そのうち商品にできる野菜を休屋の 店で販売していましたが、このほど、 野菜加工の特産品で湖畔の賑わいを取り 戻そうと燃える十和田湖畔農園の皆さん Ŭ җԧဋ 10 かできないかと考えた結果、仕事の 40 45 市の﹁買ってもらえる商品づくり支 広報 2016年(平成28年)6月号 23 25 Ŭ Ŭ 十和田湖の 観光みやげに一役 十和田湖畔農園代表 小 笠原 良 太 さん MEM0 十和田湖畔住民が毎年減っていく中、湖畔に住む十和田 湖小・中学校卒業の同級生4人を含む7人が、「十和田湖 畔農園」を営み、野菜加工の特産品を発案して、盛んだっ た頃の十和田湖観光を再び取り戻そうとしています。
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