平成28年度学校教育の努力点 Ⅰ 研究主題 仲間と心地よくかかわることができる露橋っ子の育成 Ⅱ 研究のねらい 子どもが将来の夢を抱き、他者と協力しながら学びを一歩一歩 確実にすすめることが できる よう 、平 成2 7年度 に名 古屋 市学 校教育 の努 力目 標が 新しく 、「夢に 向か い と もに歩む」と示された。各学校では、一人一人の個性を尊重し、他者とのかか わりの中 でその 伸長 を図 ると ともに 、「生き る力 」をは ぐく む教 育実 践が求 めら れて いる 。本校 でも、運動会や学芸会などの行事、縦割り活動を中心とした異学年交流、委員会や係活 動などの特別活動等 の場において 、一定の成果を得た。 しかし、その一方で、周囲から気に掛けてもらえない、また、頑張りを認めてもらえ ないと感じて、教育相談の中でつらい思いを訴える子がいた り、相手の気持ちを考えず 、 心ない 言動や 行動によってトラブルが生じ ることがあったりするなど、他者とのかかわ り方が課題として挙げられた。 そ こで 今年度 、「仲間 と 心 地よく か かわる こと ができ る 露橋っ 子の 育成」 と いうテ ー マで学校努力点研究を進めることとした。互いを理解し、認め合うことができるように する実践、互いに心地よさを感じるような言動や行動ができるように する 実践を、学級 の実態や児童の発達段階に応じて 行い、仲間との心地よい かかわり方について日常 的に 学ぶことができるように支援していきたい。 次年度以降は、今年度の実践の課題を基に、課題を解決させていくことができるよう な実践 を行い 、さ ら なる成 果が得 られ る ような 研究へ と深 化 させて いきた いと 考 える 。 Ⅲ 研究の内容 (1) 本研究で目指す児童像 ○ 互いを理解し、よさの認め合いができる 児童 ○ 適切なコミュニケーション の方法を理解し、実践することができる児童 ○ 誰にでも様々な思いやりの行動 ができる児童 (2) 実践方法(1年次の取り組み) 仲間との心地よいかかわり(上記の児童像)を目指して、授業実践、日常実践を行 い、児童観察やアンケートなどを 通して 、結果を分析して 実践を評価する。 ① 心地よいかか わりができるようにする授業<授業部会> 各担任は、年に1回学習指導案を作成し、授業実践を行う。学年で前期・後期に 分け、実践する単元や時期について、年間の見通しをもつ。また、事前・事後検討 会を実施する。また、全体授業研究を行う。授業のねらい については、下記のよう なものが考えられる。 ・ ・ ・ 仲間と心地よくかか わっていきたいという 意欲を高める 仲間と心地よくかか わるためのスキルを身に付け させる 仲間と心地よくかか わることができているか 振り返り 、今後の見通しをも た せる -1- ② 心地よいかかわりを 日常の中で習慣化させる 取り組み<習慣化 部会> ・ 学年の実態、発達段階に合わせ、心地よいかか わりを目指した常時活動を行う ・いいところみつけ ・今日のMVP ・お悩み相談会 ・クラス会議 ③ ・ありがとう 探し 評価<評価部会> ・ 心地よいかかわりができているかどうかを確かめるアンケートを作成し、実 践 前、中間時、実践後の計3回 行って集計、分析する 「心のアンケート」を生かし、 アンケートを作成する。 -2-
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