基本仕様書 泉大津市スポーツ施設予約システム構築業務委託 基本仕様書 第 1 条(適用範囲) 本仕様書は、泉大津市(以下「甲」という。)が受託者(以下「乙」という。)へ委託す る「泉大津市スポーツ施設予約システム構築業務委託(以下本業務という。)」に適用する ものである。 第 2 条(業務目的) 本業務は、公共施設予約における更なる市民の利便性の向上、市民サービスの向上、 並びに窓口業務の軽減と公共施設の利用促進を図るため、既存のスポーツ施設予約シス テムの更新を、パッケージ等の利用によりコストを抑えた運用を踏まえた上で行うもの である。 第 3 条(業務概要) 本業務の概要は、以下の通りとする。 1. 導入時作業(要件定義・システム開発・システム設定・データ移行等) 2. 泉大津市スポーツ施設予約システム、またはインターネットによる機能の提供 3. システム保守及び運用(サポート窓口の設置含む) 4. 管理対象施設 ・現行システム登録者数:4,500 ・導入対象施設数:11 ・上記対象施設内の部屋等の数:28 ・各施設利用件数(平成 26 年度実績) 施設名 利用件数 総合体育館 107,672 助松公園テニスコート 1,696 なぎさテニスコート 1,334 中央緑地テニスコート 615 中央緑地多目的広場 232 中央緑地サブ広場 141 中央緑地フットサル場 433 汐見公園多目的広場 199 助松公園野球場 471 1 基本仕様書 古池公園運動場 280 三十合池公園運動場 131 第 4 条(ソフトウェア及びハードウェアの設置場所) 1.泉大津市スポーツ施設予約システム(以下、 「本システム」という)で導入するソ フトウェア及びハードウェアを、ASP 方式で設置・運用するものとする。 2.本業務に用いるハードウェアを格納するデータセンターは、個人情報保護とシス テムの安定稼動を実現するために、有人監視による運営を必須条件とする。 第 5 条(履行期間) 本業務の履行期間は、以下の通りとする。 自 契約日 至 平成 29 年 3 月 31 日 第 6 条(履行場所) 本業務の履行場所は以下のとおりとする。 泉大津市役所または総合体育館 第 7 条(セキュリティ) 1.SSL 暗号化通信について 施設利用者側画面については、インターネットからの利用者登録画面、ログイン画 面において、SSL 暗号化通信を行い、システム上の機密情報(ID,パスワード等)を 含め暗号化した運用を行うこと。また、SSL 証明書は年 1 回の取得・更新を乙が実施 するものとする。 2. 職員向け端末(管理者側)におけるセキュリティ対策について 管理者機能を使用する際は、ID とパスワードで個人認証による運用を行い、ID/パ スワードが漏洩しても、未登録のパソコンからの「管理者機能」を利用できない構造 (端末固有の MAC や IP アドレスによって制御)とした運用を行うこととする。 3.個人情報保護について 本システムでは個人情報の漏洩を予防するため、次のような仕様とする。 1) 職員からは利用者のパスワードを見ることができない。 2) システムの管理者であっても、利用者や職員のパスワードを見ることができない。 3) パスワードについては、データベース内でも暗号化して保管し、データベース を直接操作できる権限を持っていても、パスワードを知ることができない。 2 基本仕様書 第 8 条(システムの機能等) 本業務において、甲が乙より提供される「スポーツ施設予約システム」の性能・機能は、 別表に記載する「システム要求機能(機能確認書) 」に準拠するものとし、動作環境及び利 用可能な機器は次の通りとする。 項目 施設利用者(PC) 施設利用者(PC以外) 職員用端末(管理用) 端末 PC 携帯電話 PC (docomo/au/Softbank) PHS(ウィルコム) ※スマートフォン、タブレット端末 含にも対応 台数 - - 総合体育館内8台以上 OS Windows/MacOS - Windows8/Windows7/ ブラウザ Internet Explorer11 - Internet Explorer11 以上 以上 ファイヤフォックス オペラ サファリ グーグルクローム その他 インターネット接続 インターネット接続 インターネット接続 ※Windows10及びMicrosoft Edgeに対応または対応予定のこと 第9条(システム構築時作業) 乙は、本システムの導入にあたり、本稼動前に以下の作業を実施するものとする。 項番 作業項目 1 要件・仕様打合せ・整理 仕様 システム設定の基準を,甲(生涯学習課、情報シス テム担当,施設管理担当者)に説明し、設定条件を決 定する。 主な項目は,次の通り ・施設の運用内容(料金体系、貸出時間割、休館日、 予約受付開始/終了日時、抽選方法 ・必要な帳票の種類及び表示内容 ・各画面の入出力項目の過不足 ・予約不使用時のペナルティの扱い など 3 等) 基本仕様書 2 マスターデータの登録 システムを使用する上で必要な施設に関する情報 (コード情報、施設情報 (料金体系、貸出時間割、休館日、備品等)や施設の 等) 種類,使用目的の種類,減免の種類等についてシステ ムに登録する。 なお、登録項目は乙の指定する様式に従って甲が作 成する。 3 動作確認・運用テスト システムを利用する機器(職員端末)上でシステム が問題なく動作することを確認する。 甲が動作確認や検証や練習等をした際に生じた問 題点・疑問点についての説明やシステムの対応を行 う。 4 施設管理者等への操作 説明 5 本番運用支援 システムを利用する施設管理担当職員等に対し,操 作説明会を実施する。 システム公開当初、現場に混乱が発生しないよう運 用支援を行う。 6 提出図書の作成 提出図書(完了届、システム設計定義書、システム 動作確認書、操作説明書等)を納品する。必要な場合 には、導入作業の途中時期における一次納品も行う。 システム管理者用に、操作説明書を作成する。 7 旧システムのデータ移 行 8 帳票カスタマイズ 旧システムより提供される、利用者情報等を取り込 んで利用できるように設定する。 甲の運用に合わせた帳票のカスタマイズを本機能 要件に従って行う。 第 10 条(システムの稼働開始予定時期) 本システムの稼働日(稼働予定日)は、以下の通りとする。 平成 29 年 4 月 1 日 第 11 条(システム保守及び運用要件) 本システムの保守及び運用要件は、以下の通りとする。 1) 本システムは 24 時間 365 日稼働するものとする。ただし、システムのメンテナンス 等を実施する場合はこの限りではない。 2) システムのメンテナンスを実施するために一時的にシステムを停止する際は、事 前に甲の承認を得るとともに、施設利用者及び職員側利用者に対して、事前にシ ステムトップページでその内容及び期間を予告周知し、システムメンテナンス中 も可能な限りその旨を周知するものとする。 4 基本仕様書 3) 障害電話受付は 24 時間とする。 4) 障害が発生した場合は、1 時間以内に復旧に着手することを原則とする。 第 12 条(データの提出) 本システムを将来リプレース等により移行する場合には、無償で全データを CSV また は Excel 等のファイル形式で排出し提供すること。(ただし、本システムに、利用者情 報登録データ、収納情報データを排出する機能を有する場合は、甲にて排出する。)ま た、排出ファイルのデータ項目説明資料を提示すること。 第 13 条(システムの変更) システムの全部または一部が、機能改良や法令改廃、社会環境の変化等に伴い変更を 必要とする場合は、乙はシステムを変更できるものとし、その内容については、甲と乙 の協議により対応の方針を決定するものとする。 第 14 条(システムの中断) 次の各号のいずれかに該当する場合には、一次的にシステムの一部または全部を中断 することができる。 1) 乙の責によらない事由によりシステムの保守点検を緊急的に行う場合。 2) 通信設備の故障、停電など第三者の責により、システムの提供ができなくなった 場合。 3) 天災地異等により、システムの提供が出来なくなった場合。 4) その他、乙の責によらない事由によりシステムの提供が出来なくなった場合。 第 15 条(権利許諾) 本業務に利用するために、甲が乙に提供する施設等の情報等に関しての著作権、商標、 その他の知的財産権のすべては、甲に帰属するものとする。乙はこれらの施設等の情報 等(データを含む)については、システムに使用する以外、甲の許可なくして他に流用 してはならない。 2 本契約に基づき、乙が本業務の対象として甲に提供するコンピュータプログラムの著 作権、商標、特許権その他の知的財産権のすべては、乙または乙がその利用に関する権 利の許諾を受けた第三者に帰属するものであり、甲は対価を乙に支払うことを条件に、 予め定められたコンピュータ機器とオペレーティング・システム上で、その用法に従っ て自ら使用し、本業務の対象となった甲のホームページにアクセスしてくる者に使用許 諾する譲渡不能の非独占的権利のみを取得するものとする。 第 16 条(保証) 5 基本仕様書 乙は、システムが本仕様通りに機能することを保証するものとする。 第 17 条(賠償責任) システム障害等によりシステムの提供が中断され、甲に損害が生じた場合、乙はシス テムの管理を適正に行っていた限り、責めを負わないものとする。また、乙が責めを負 う場合であっても、乙に故意または重大な過失がない限り、乙の責任は直接損害の賠償 に限られるものとする。(但し、賠償総額は、本契約で締結された契約に基づく既支払 済み総額を超えないものとする。 ) 2 甲がシステムを利用したことにより、第三者から甲に対して著作権または工業所有権 等の侵害の申立が甲になされた場合、甲が申立を受けた日から 5 日以内に乙に対し申立 の事実及び内容を通知すること、申立に対する調査解決について乙に全面的に協力する こと、解決についての決定権限を乙に与えることを条件として、乙は当該申立を解決す るのに要した費用を負担するものとする。 3 前各項所定の場合を除き、乙のシステムまたは甲もしくは甲のホームページにアクセ スした者のシステム利用に関して、甲または甲のホームページにアクセスした者その他 第三者に発生した損害については、乙は責任を負わないものとする。 第 18 条(権利義務の譲渡等) 乙は、この契約により生じる権利又は義務を第三者に譲渡し、又は承継させてはならな い。ただし、あらかじめ、甲の書面による承諾を得た場合は、この限りではない。 第 19 条(一括委任又は一括下請負の禁止) 乙は、義務の全部又は一部を一括して第三者に委任し、又は請け負わせてはならない。 ただし、あらかじめ、甲の書面による承諾を得た場合は、一部委託に関しては、この限 りではない。 第 20 条(情報セキュリティの遵守) 乙は、本業務内で取り扱う利用者情報等の個人情報の情報保護、及びデータ管理の観 点から「泉大津市情報システムの管理運営に関する規程」に基づき、以下の資格を取得 している証明として、契約時に登録証(写)を提出するものとする。 1)情報セキュリティマネジメントシステム(JIS Q 27001) 2)プライバシーマーク(JIS Q 1500) 第 21 条(秘密保持) 乙は、業務の処理上知り得た秘密を他人に漏らしてはならない。 6 基本仕様書 第 22 条(個人情報の保護) 乙は、業務の実施に伴い、個人情報を取り扱うときは、泉大津市の個人情報保護条例 に規定する受託者の責務を遵守しなければならない。 第 23 条(個人情報の取扱いにおける遵守事項) 1. 個人情報の使用及び管理 借用した個人情報の使用及び管理は、厳重かつ適正に行うこと。なお、本業務を適 正に遂行するために、臨時職員の雇用又は業務の再委託を実施する場合は、甲に書面 にて報告し承諾を得るとともに、臨時職員及び再委託先に対しても、個人情報の適正 な使用及び管理が行われるよう監督するものとする。 2. 個人情報の記録の複写及び複製の禁止 借用した個人情報を含むすべての記録については、システム障害時の復旧用を除き、 いかなる形態でも複写及び複製してはならない。 3. 個人情報の委託目的以外の使用及び第三者への提供の禁止 借用した個人情報については、本業務の遂行以外には利用してはならない。また、 本業務の遂行に関係のない第三者に対して提供してはならない。 4. 個人情報の記録の適正な使用、保管及び搬送 借用した個人情報の使用、保管及び搬送にあたっては、善良な管理者としての注意 義務に従い、細心の注意を払って行わなければならない。 5. 借用した個人情報の返還義務 借用した個人情報は、甲から借用した時点と同一の記録状態及び形態で、借用期限 内に返却しなければならない。 6. 事故発生時の報告及び対応 万一、借用した個人情報の漏洩や流出、使用目的以外の利用が認められた場合は、 速やかに甲に対して文書で報告するとともに、その後の措置は、甲の指示に従わなけ ればならない。 また、乙の責に起因する事故により、第三者から甲が損害賠償を請求されたことに よる係争費用及び判決により発生した弁償額は、乙が負担しなければならない。 第 24 条(納入成果品) 1. 打ち合わせ協議簿 1部 2. 操作説明書(職員用) 1部 3. 上記データファイル(MS-Word 及び PDF ファイル) 1式 4. システム動作確認書 1部 5. 施設マスターデータ登録内容一覧 1部 6. 職員情報登録内容一覧 1部 7 基本仕様書 7. 納入成果品データ 1部 8
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