2016年3月期決算

2016年5月30日
渋谷駅東口
2016年3月撮影
目
次
1.中期経営計画について・・・・・・・・・・・・・1
2.2016年3月期決算概要
事業環境・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8
損益の概要(連結)・・・・・・・・・・・・ 9
損益の概要(個別)・・・・・・・・・・・・10
売上高(個別)・・・・・・・・・・・・・・11
売上総利益(個別)・・・・・・・・・・・・12
販管費・営業利益・経常利益・当期純利益・・13
当期純利益増減要素・・・・・・・・・・・・14
連結財政状態・連結キャッシュフロー・・・・15
個別受注高・・・・・・・・・・・・・・・・16
主な完成工事・・・・・・・・・・・・・・・19
主な受注工事・・・・・・・・・・・・・・・20
3.2017年3月期の通期見通し
事業環境・・・・・・・・・・・・・・・・・24
連結損益・個別損益・・・・・・・・・・・・25
完成工事高・完成工事総利益・・・・・・・・26
個別受注高・・・・・・・・・・・・・・・・27
4.渋谷再開発への取り組み
当社が施工中の工事・・・・・・・・・・・・28
1. 中期経営計画について
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1
1.基本方針
1.『現場力の強化』による安全・品質・工程・利益の追求
2.『選別受注の実践』による現在・将来の利益へのこだわり
3.『収益多様化』に向けた取り組みの加速
豊富な建設需要がある中で
現場力の強化と、将来性・生産性・利益を軸とした選別受注を進めて、
土木・建築工事の収益力を高めるとともに、
将来を見据え収益の多様化に向けた取り組みを加速させる
土木は、官庁工事の工事実績・工事資格者を積み上げる
建築は、渋谷再開発などの大型工事に取り組みながら、
将来性やより高い生産性が見込める分野へ軸足を移す
それらに加え、利益の下支えとなる事業として、
リニューアル事業・国際事業・不動産事業等への取り組みを加速する
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2
1.進捗状況(数値・施策)
連結(抜粋)
売上高
2015年度 計画
2015年度 実績
2017年度 当初計画
2,680億円
2,963億円
2,690億円
営業利益(率)
80億円
3.0%
181億円
6.1%
95億円
3.5%
経常利益(率)
86億円
3.2%
197億円
6.7%
100億円
3.7%
親会社株主に帰属する
当期純利益(率)
60億円
2.2%
133億円
4.5%
67億円
連結自己資本
ROE
※期末自己資本による簡便計算
以上
2.5%
-
540億円
580億円
-
24.7%
11.5%
計画初年度で最終年度の目標値を前倒しで達成。将来に向けた施策への取り組みをさらに加速
1.『現場力の強化』による安全・品質・工程・利益の追求
すべての職場において「現場力=自ら課題を発見解決する能力」強化に向けた取組みに着手、改善の仕組みづくりが進む
2.『選別受注の実践』による現在・将来の利益へのこだわり
想定よりも堅調な市場環境に対し、生産性、利益率重視の取組みが浸透。将来利益に繋がる分野・顧客への取組みも順調
3.『収益多様化』に向けた取り組みの加速
国際事業はバングラデシュへ新規進出も、不動産事業は市況の高騰で賃貸物件の取得が進まず計画未達
国内請負業の繁忙下、将来に向けた収益多様化へのリソースシフトが課題
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3
1.環境認識
 2015年度の業績には、物価の落ち着きと優良顧客を中心とした大型PJの進捗が大きく寄与
内部
環境
堅調な市場環境を背景に、受注高は増加、受注時の採算性も改善傾向
 2016年度の利益は、前期比では減益予想となるが、中計の最終年度目標を上回る水準
 2017年度の見通しは、大型工事を含む手持工事が増加、当初計画よりも改善の予想
2014
2015
2016
2017
2018
比較的好況な市場環境
コスト高騰、人手不足が進む懸念
外部
環境
2018.7
渋谷南街区完成
2013.12
国土強靭化基本法成立
2019
2020
2021
2022
2023
2024
市場は不透明
建設市場が縮小し、競争が厳しくなる懸念
2019.7
渋谷駅街区東棟完成
2020.7
東京五輪開幕
2015年
リニア中央新幹線本格着手(2027東京~名古屋間開業 5.5兆円)
●2015年度の国内建設市場は想定よりも高い水準で推移したが、中長期的な見方に変更はない
●2016年度は、国内景気への不透明感や当期後半の労務逼迫、コスト上昇が懸念材料となる
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4
1.目標値の見直し(連結)
連 結
売上高
営業利益(率)
経常利益(率)
親会社株主に帰属する
当 期 純 利 益(率)
2017年度 当初計画
2017年度 見直し
2,690億円
2,990億円
95億円
100億円以上
67億円
連結自己資本
3.5%
142億円
3.7%
150億円以上
2.5%
106億円
増
減
300億円
4.7%
47億円
1.2P
5.0%
50億円
1.3P
3.5%
39億円
1.0P
580億円
690億円
110億円
11.5%
15.3%
3.8P
ROE ※
※期末自己資本による簡便計算
経常利益の推移
(単位:億円)
6.7%
197
2015
見直し後 経常利益率
予想
実績
2016
見直し後 経常利益
当初 経常利益率
100
実績
2014
当初 経常利益
150
130
86
80
5.0%
3.7%
3.2%
3.1%
4.9%
計画
2017
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5
1.目標値の見直し(個別)
個 別
売上高
売上総利益
2017年度 当初計画
2017年度 見直し
2,580億円
2,880億円
194億円
増
減
300億円
7.5%
254億円
8.8%
60億円
1.3P
営業利益(率)
90億円
3.5%以上
136億円
4.7%以上
46億円
1.2P
経常利益(率)
88億円
3.4%
138億円
4.8%
50億円
1.4P
当期純利益(率)
56億円
2.2%
95億円
3.3%
39億円
1.1P
受注高
2,100億円~2,500億円
2,500億円
営業利益の推移
ー
(単位:億円)
6.2%
178
4.7%
4.7%
3.5%
2.9%
2.2%
見直し後 営業利益
当初 営業利益率
90
75
見直し後 営業利益率
56
実績
実績
2014
136
119
当初 営業利益
2015
計画
予想
2016
2017
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6
1.追加施策の策定
ICTによる業務プロセスの革新と川上・川下へのバリューチェーン展開により
『Shinka(深化×進化)』し
建物・構造物のライフサイクルを通じて『真価』を提供し続ける
『ICTの積極活用』による新たな価値の提供と業務プロセスの革新
Shinka×ICT
シンカバイアイシーティー
当社は ポスト五輪の主要テーマをICT活用に定め 積極的に経営資源を投入する
IoT
ビッグデータ・AI
ロボティクス
BIM/CIMの展開
 生産性・安全性の飛躍的向上
 品質の見える化による信頼性の向上
 建物・構造物の維持管理効率化・高度化
建物・構造物の
ライフサイクル全体で
価値を提供
ICT活用を加速する「バリューチェーン・プラットフォーム(データ基盤)」を構築
コーポレート/ビジネス両面で、設計・施工から維持管理までのデータ収集・蓄積・連携・統合・分析・活用を行う
コーポレートITの
再構築
 ガバナンスの強化(個別最適⇒全体最適)
 業務効率の追求
ビジネスチャンスを
最大化
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7
2. 2016年3月期決算概要
2.2016年3月期の事業環境
1.景気は、個人消費は底堅く、企業業績も改善し、緩やかな回復基調となった
2.建設市場は、公共投資は底堅く、民間投資も企業業績持ち直しを背景に堅調に推移した
3.懸念された建設コストの上昇は一時的な落ち着きを見せ、好調な市場環境となった
中期経営計画(2015-2017年度)の基本方針
1.『現場力の強化』による安全・品質・工程・利益の追求
2.『選別受注の実践』による現在・将来の利益へのこだわり
3.『収益多様化』に向けた取り組みの加速
8
2.損益の概要(連結)
当社および世紀東急工業の好業績で経常利益・親会社株主に帰属する当期純利益が増加
単位:百万円
科
目
売 上 高
2015年
3月期
2016年3月期
東急建設
子会社
連結
対前年
増減
増減率
262,815
288,506
10,231
296,393
33,577
12.8%
売上総利益
16,968
30,305
800
31,088
14,120
83.2%
販売費及び一般管理費
10,958
12,495
431
12,910
1,952
17.8%
営 業 利 益
6,009
17,810
369
18,178
12,168
202.5%
経 常 利 益
8,024
18,081
467
19,768
11,743
146.3%
親会社株主に帰属する
当 期 純 利 益
5,805
11,788
388
13,340
7,534
129.8%
連結子会社
持分法適用関連会社
当期純利益
東建産業
13
世紀東急工業
東急リニューアル
19
東急グリーンシステム
トウキュウ・コンストラクション・インドネシア
266
ゴールデン・トウキュウ・コンストラクション
52
あすか創建
リッチフィールド美浦
29
持分法適用関連会社 合計
大阪消防PFI
連結子会社 合計
チョウカンチャン・トウキュウ コンストラクション
持分法損益
1,207
1
235
86
1,530
7
388
9
2.損益の概要(個別)
完成工事総利益が大幅に増加し、営業利益は217%、当期純利益は156%と大幅な増加
単位:百万円
科
2015年
3月期
目
完 成 工 事 高
2016年3月期
決算
比率
対前年
増減
増減率
木
築
251,946
61,864
190,082
286,496
64,626
221,870
(100)
22.6
77.4
34,550
2,762
31,788
13.7%
4.5%
16.7%
完成工事総利益
土 木
建 築
16,269
5,002
11,266
29,823
5,422
24,401
10.4
8.4
11.0
13,554
419
13,134
83.3%
8.4%
116.6%
不動産事業等売上高
不動産事業等総利益
2,126
△61
2,009
482
(100)
24.0
△117
543
△5.5%
-
254,073
16,208
288,506
30,305
100
10.5
34,433
14,097
13.6%
87.0%
10,590
12,495
4.3
1,904
18.0%
営 業 利 益
5,617
17,810
6.2
12,193
217.1%
経 常 利 益
6,541
18,081
6.3
11,540
176.4%
当 期 純 利 益
4,602
11,788
4.1
7,185
156.1%
土
建
売 上 高
売 上 総 利 益
販売費及び一般管理費
10
2.売上高(個別)
近年の受注高増加に伴い増加した手持工事は順調に進捗し、完成工事高が増加
単位:百万円 %
科
2016年3月期
目
決算
比率
対前年
増減
増減率
売 上 高
288,506
100
34,433
13.6%
完 成 工 事 高
286,496
64,626
221,870
(100)
22.6
77.4
34,550
2,762
31,788
13.7%
4.5%
16.7%
2,009
(100)
△117
△5.5%
土
建
木
築
不動産事業等売上高
(参考)受注高の推移
288,506
220,098
254,073
2,009
2,126
2013年度
不
動
産
2,037
166,128
190,082
221,870
単位:百万円
建
築
51,932
64,626
2014年3月期
2015年3月期
2016年3月期
土
木
2015年度
土木
85,881
93,388
69,532
建築
198,562
239,925
227,259
合計
284,443
333,313
296,792
(参考)繰越工事高の推移
2013年度
61,864
2014年度
単位:百万円
2014年度
2015年度
土木
99,403
130,927
135,833
建築
173,034
222,877
228,266
合計
272,437
353,804
364,099
11
2.売上総利益(個別)
完成工事高の増加と利益率の改善により、建築工事の利益は116%と大幅な増加
単位:百万円 %
科
2016年3月期
目
決算
対前年
増減
比率
増減率
売 上 総 利 益
30,305
10.5
14,097
87.0%
完成工事総利益
29,823
5,422
24,401
10.4
8.4
11.0
13,554
419
13,134
83.3%
8.4%
116.6%
482
24.0
543
-
土
建
木
築
不動産事業等総利益
11.0%
土木
8.1%
8.2%
建築利益率+5.1P 改善
8.4%
受注時の採算性改善に伴い全体的に利益率が改善
採算性の良い短工期の大型工事が進捗し利益率を押し上げ
労務コストは落ち着きを見せ、利益率押上げの一因となった
30,305
5.9%
建築
4.7%
12,866
797
7,816
16,208
482
不
動
産
24,401
建
築
11,266
4,252
5,002
5,422
2014年度3月期
2015年3月期
2016年3月期
△ 61
土木利益率+0.3P 改善
民間鉄道工事、一般土木とも高利益率を維持、
JVサブ工事は期初から利益改善も利益率を押し下げ
土
木
12
2.販管費・営業利益・経常利益・当期純利益(個別)
為替差損や保有不動産の減損損失を本業利益で補い、当期純利益は156%と大幅な増加
単位:百万円
科
目
2016年3月期
決算
比率%
対前年
増減
増減率
売 上 高
売 上 総 利 益
288,506
30,305
100
10.5
34,433
14,097
13.6%
87.0%
販売費及び一般管理費
12,495
4.3
1,904
18.0%
営 業 利 益
17,810
6.2
12,193
217.1%
営業外収益
営業外費用
(営業外損益)
639
368
271
経 常 利 益
18,081
特別利益
特別損失
(特別損益)
19
542
△522
税引前当期純利益
17,558
法人税等
5,770
当 期 純 利 益
11,788
為替差損益の差額 △757
受取配当金の増加 +105
△519
133
△652
6.3
11,540
176.4%
△80
523
△603
6.1
10,936
処遇改善に伴う人件費増 849
保有不動産の減損
△533
課税所得増加に伴う法人税増等の増加
165.2%
3,750
4.1
7,185
156.1%
13
2.当期純利益の増減要素(個別)
利益増加
利益減少
(単位:百万円)
20,000
不動産利益の増加
543
法人税等の増加
課税所得増加に伴う
法人税増等の増加
3,750
特別損失の増加 特別利益の減少
営業外費用の増加
523
80
133 営業外収益の減少
15,000
519
建築利益の増加
13,134
10,000
受注時採算性の改善
大型案件進捗による完工高増
労務コストの落ち着き
1,904
処遇改善等人件費増
5,000
2016年3月期
当期純利益
11,788
土木利益の増加
2015年3月期 419
当期純利益
販管費の増加
高利益率の維持
4,602
0
14
2.連結財政状態・連結キャッシュフロー
利益剰余金の積上げにより純資産額が増加、自己資本比率も2.0P改善
■連結財政状態
科
目
(単位:百万円)
単位:百万円
2014年
3月31日
2015年
3月31日
2016年
3月31日
増減
資産合計
169,685
192,226
214,526
22,300
負債合計
134,427
147,364
160,288
12,923
9,047
7,080
1,967
8,967
4,081
4,886
4,886
81
4,804
△4,081
△3,999
△81
35,258
44,861
54,238
9,377
20.7%
23.2%
25.2
2.0P
有利子負債
(短期借入金)
(長期借入金)
純資産
自己資本比率
■連結キャッシュフロー
利益剰余金
+11,418
その他有価証券評価差額金 △1,689
25.2%
自己資本比率
2.0P改善
23.2%
20.7%
単位:百万円
2014年
3月期
2015年
3月期
純資産
2016年
3月期
営業活動によ る CF
△9,302
2,111
39,003
投資活動によ る CF
△2,072
△1,525
△334
財務活動によ る CF
6,476
△675
△6,035
現金及び現金同等物に
係 る 換 算 差 額
15
192
△277
現金及び現金同等物の
増
減
額
△4,882
102
32,356
現金及び現金同等物の
期
末
残
高
18,215
18,318
50,674
54,238
44,861
35,258
有利子負債
9,047
8,967
4,886
2014年
2015年
2016年
3月31日
3月31日
3月31日
15
2.個別受注高(全社)
一般民間と海外は増加、国内官公庁と東急グループは減少、全体では11.0%の減少
単位:百万円
2016年
3月期
全 社 国内官公庁
国内民間
内、一般民間
内、東急グループ
海外
合 計
74,585
対前年
増減
△18,949
(単位:百万円)
333,313
増減率
△20.3%
215,719
△19,016
△8.1%
190,379
53,775
39.4%
25,340
△72,792
△74.2%
6,487
1,445
28.7%
296,792
△36,521
△11.0%
5,041
284,443
16,128
6,487
25,340
167,584
海
外
東
急
G
32,284
68,446
土木建築の比率
98,132
296,792
136,604
93,535
190,379
民
間
74,585
土木23.4% 建築76.6%
2014年
2015年
2016年
3月期
3月期
3月期
官
公
庁
16
2.個別受注高(土木)
官公庁と民間は減少、東急グループと海外が増加し、全体では25.5%の減少
単位:百万円
2016年
3月期
対前年
増減
(単位:百万円)
増減率
93,388
土 木 国内官公庁
国内民間
内、一般民間
内、東急グループ
海外
47,229
△27,113
△36.5%
15,907
486
3.2%
8,104
7,803
6,394
69,532
△997
1,484
2,770
△23,856
△11.0%
23.5%
85,881
3,624
6,318
14,201
9,102
・国内官公庁は大型工事を受注も前期(東京外環など)から反動減
・分野では「鉄道」が増加、「道路」は減少
・海外はバングラデシュで初めての受注があり増加
・依然として受注高は高水準となり、受注時採算性も引続き改善
6,394
14,460
7,803
8,104
14,160
海
外
東
急
G
民
間
74,343
76.4%
△25.5%
69,532
43,058
47,229
2014年
2015年
2016年
3月期
3月期
3月期
官
公
庁
17
2.個別受注高(建築)
東急グループ減少が反動減、国内官公庁と一般民間が増加し、全体では5.3%の減少
単位:百万円
2016年
3月期
対前年
増減
(単位:百万円)
増減率
239,925
1,417
建 築 国内官公庁
国内民間
内、一般民間
内、東急グループ
27,355
8,163
42.5%
199,812
△19,503
△8.9%
182,275
54,773
43.0%
17,536
△74,277
△80.9%
198,562
1,926
17,823
227,259
92
17,536
91,813
182,275
153,423
海外
92
△1,324
△93.5%
227,259
△12,665
△5.3%
・一般民間では、「工場」、「研究施設」、「医療福祉」が増加
・東急グループは前期(渋谷駅街区東棟、南街区)から反動減
・依然として受注高は高水準となり、受注時採算性も引続き改善
海
外
東
急
G
民
間
127,502
27,355
25,387
19,192
2014年
2015年
2016年
3月期
3月期
3月期
官
公
庁
18
2.主な完成工事
土木工事
建築工事
発注者
工事名
場所
発注者
工事名
場所
岩手県
防衛省
美保(25)格納庫新設等建築その他工事
鳥取県
平成27年度港川高架橋下部工(下り
P4、P5)工事
沖縄県
京急蒲田西口駅前地区第一種市街地再開
発事業に伴う施設建築物新築工事
東京都
東京都水道局
美住給水所から東村山浄水場間送水管
(2000mm)新設及びトンネル用到達立
坑築造工事
京急蒲田西口駅前
地区市街地再開発
組合
東京都
富士電機株式会社
(仮称)富士電機株式会社
新東1号館建設工事
東京都
東日本旅客鉄道
株式会社
南武線稲城長沼駅付近4工区高架橋新
設他1
東京都
村田機械株式会社
村田機械株式会社
工工場建設工事
東京急行電鉄
株式会社
東横線菊名駅可動式ホーム柵設置工事
(土木工事その1)
神奈川県
東京急行電鉄
株式会社
(仮称)梶が谷駅前計画
国土交通省
国道45号
内閣府
国道45号
釜石トンネル工事
釜石トンネル工事
京急蒲田西口駅前地区第一種市街地再開発
事業に伴う施設建築物新築工事
(仮称)富士電機株式会社
新東1号館建設工事
東京工場
東京工場
犬山事業所
恒温加
愛知県
神奈川県
村田機械株式会社 犬山事業所 恒温加工
工場建設工事
19
2.主な受注工事
土木工事
発注者
工事名
場所
独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援
機構
北海道新幹線、野田追トンネル(南)他
北海道
中日本高速道路株式会社
新東名高速道路 湯触トンネル他1トンネル工事
神奈川県
東京都下水道局
中川水再生センター耐震補強及び設備再構築に伴う建設工事
東京都
千葉県
社会資本整備総合交付金工事(内浦・(仮称)新実入トンネル工)
千葉県
ダッカ都市交通会社
ダッカ都市交通整備事業(MRT)6号線1工区ウッタラ車両基地造成工事
ダッカ
建築工事
発注者
工事名
場所
米陸軍工兵隊日本地区
嘉手納621ビル下士官クラブ新築工事
沖縄県
市川市
(仮称)市川市新第2庁舎新築工事
千葉県
学校法人東邦大学
(仮称)東邦大学医療センター新大橋病院建設工事
東京都
花王株式会社
生産棟建設工事
愛媛県
野村不動産株式会社
PMO渋谷新築工事
東京都
株式会社伊藤園
株式会社伊藤園 神戸工場新築工事
兵庫県
学校法人帝京大学
帝京大学可児高等学校中学校
岐阜県
教室棟増築及び体育館改修工事
20
2. 主な受注工事
「ダッカ都市交通整備事業(MRT)6号線1工区ウッタラ車両基地造成工事」
工事件名: ダッカ都市交通整備事業(MRT)6号線1工区ウッタラ
車両基地造成工事
発 注 者 : ダッカ都市交通会社
Dhaka Mass Transit Company Limited (DMTC)
施工場所: バングラデシュ人民共和国 ダッカ市 ウッタラ地区
工
期: 25 ヵ月(2016 年6月着工予定)
概
要: 造成面積22ha
地盤改良
サンドコンパクションパイル工法 (φ700)483,000m
動圧密工法147,000m2
盛土777,000m3
21
2. 主な受注工事
「(仮称)東邦大学医療センター新大橋病院建設工事」
工事件名 :(仮称)東邦大学医療センター新大橋病院建設工事
発 注 者 :学校法人東邦大学
工事場所 :東京都目黒区
工
期 : 2015年11月~2018年5月
概
要 : 地下1階、地上7階
敷地面積 16,953㎡
建築面積
8,918㎡
延床面積 27,476㎡
完成イメージパース
22
2. 主な受注工事
「株式会社伊藤園 神戸工場新築工事」
工事件名 :株式会社伊藤園 神戸工場新築工事
発 注 者 :株式会社伊藤園
工事場所 : 兵庫県神戸市
工
期 : 2015年12月~2016年6月
概
要 : 地上2階
敷地面積 15,024㎡
建築面積 7,143㎡
延床面積 9,782㎡
完成イメージパース
23
3. 2017年3月期の通期見通し
3.2017年3月期の事業環境
1.景気は、政策効果による改善が期待されるが、新興国経済等の動向が下振れ懸念となる
2.建設市場は、東京五輪関連の建設需要もあり、堅調に推移するものと予想される
3.大都市圏の大型案件本格稼動に伴う労務のひっ迫による建設コスト高騰が懸念される
中期経営計画(2015-2017年度)の基本方針
1.『現場力の強化』による安全・品質・工程・利益の追求
2.『選別受注の実践』による現在・将来の利益へのこだわり
3.『収益多様化』に向けた取り組みの加速
中期経営計画の目標値を見直すとともに、ポスト五輪に向けた新たな施策として
『ICTの積極活用』による新たな価値の提供と業務プロセスの革新 『Shinka×ICT(シンカバイアイシーティー)』
を追加、好調な業績を背景に、中計に含まれる将来に向けた施策への取り組みをさらに加速する
24
3. 連結損益・個別損益
連結・個別とも前期比で減収、減益となり、減配を予想
【連結】
単位:百万円
2016年
3月期
実績
2017年
3月期
予想
高
296,393
263,500
△11.1%
299,000
営 業 利 益
18,178
12,000
△34.0%
14,200
経 常 利 益
19,768
13,000
△34.2%
15,000
親会社株主に帰属する
当 期 純 利 益
13,340
8,500
△36.3%
10,600
科
売
目
上
【個別】
増 減
2018年
3月期
計画
2017年
3月期
予想
高
288,506
254,500
△11.8%
288,000
売 上 総 利 益
30,305
24,200
△20.1%
25,400
営
業
利
益
17,810
11,900
△33.1%
13,600
経
常
利
益
18,081
12,100
△33.1%
13,800
当 期 純 利 益
11,788
7,600
△35.5%
9,500
売
目
上
増 減
2015.3月期 実績 13円(連結配当性向23.9%)
2016.3月期 予定 25円(連結配当性向20.0%)
2017.3月期 予想 16円(連結配当性向20.1%)
2017年3月期
売上高・売上総利益の内訳
単位:百万円
2016年
3月期
実績
科
配当予想
2018年
3月期
計画
[売上高]
完成工事高
2,500億円(△ 12.7%)
内、土木
630億円(△ 2.5%)
内、建築
1,870億円(△ 15.7%)
不動産事業等売上高 45億円(+124.0%)
合 計
2,545億円
[売上総利益]
完成工事総利益
236億円(△ 20.8%)
内、土木
59億円(+ 8.8%)
内、建築
177億円(△ 27.5%)
不動産事業等総利益 6億円(+ 24.5%)
合 計
242億円
25
3. 完成工事高・完成工事総利益
建築の完成工事高が減少、工事利益率は土木が改善、建築はリスクを織り込み低下
土木
利益率
9.4%
8.1%
8.4%
受注高
(単位:百万円)
完工高
93,388
61,864
2015年3月期
建築
69,532
64,626
2016年3月期
11.0%
受注高
2017年3月期 予想
利益率
9.5%
5.9%
239,925
190,082
2015年3月期
227,259 221,870
2016年3月期
・海外工事を含め過年度の受注工事が順調に進捗
・JVサブ工事の利益率が全体の利益率を押し下げも、
前期比では売上構成比が低下
63,000
50,000
(単位:百万円)
完工高
完成工事高
630億円
完成工事総利益 59億円
工事利益率
9.4%
210,000
187,000
2017年3月期 予想
完成工事高
1,870億円
完成工事総利益 177億円
工事利益率
9.5%
・完工高は前期に大型工事があった反動減、渋谷の
大型案件が、翌期以降ピークを迎えるため一時減少
・利益には、下半期の労務コスト高騰リスクを見込む
・足元の受注時採算性は依然として高い
26
3. 個別受注高
施工能力と調整しつつ、将来を見据えた選別を進め、全社で2,600億円の受注を予想
単位:億円
2017年
3月期
予想
土 木 国内官公庁
国内民間
内、一般民間
内、東急グループ
海外
350
△25.9%
150
△5.7%
80
△1.3%
70
建 築 国内官公庁
国内民間
内、一般民間
内、東急グループ
海外
合 計
2,844
△28.1%
110
△59.8%
1,950
△2.4%
1,800
△1.2%
150
△14.5%
40
-
2,100
△7.6%
2,600
△12.4%
3,333
50
161
△10.3%
- △100.0%
500
(単位:億円)
受注高推移
増減
2,049
14
2016予想
2,967
64
2,600
海外
40
2,385
2,271
1,966
国内建築
2,060
1,587
448
2013年
3月期
716
2014年
3月期
897
2015年
3月期
631
2016年
3月期
国内土木
500
2017年
3月期予想
27
3. 渋谷再開発事業への取り組み
4. 渋谷再開発事業への取り組み
4. 弊社が施工中の工事
③駅南街区プロジェクトJV
④渋谷駅南街区土地区画整理事業
に伴う公共施設整備
②渋谷駅街区東棟JV
①東急百貨店東横店
東・中央館解体JV
⑤ 渋谷駅東口基盤整備
(Ⅰ工区)
⑪渋谷駅東口歩道橋架け替え
⑩渋谷駅東口地下歩道構築
渋谷駅東口
2016年4月上旬撮影
銀座線渋谷駅改良
⑥東館工区
⑦渋谷東口・明治通工区
⑧金王工区
⑨坑口工区
28
発注者:東京急行電鉄株式会社
東日本旅客鉄道株式会社
東京地下鉄株式会社
設計者:株式会社日建設計
東急設計コンサルタント
JR東日本建築設計・メトロ開発
構造規模:地下RC造 地上S造
地下7階 地上46階 塔屋2階
敷地面積:4,145.18㎡
建築面積:4,014.85㎡
法延床面積:174,287㎡
施工延床面積:268,378㎡
最高高さ:228.6m
建物深さ:41.7m
渋谷駅街区東棟
ヒカリエ
西棟
道玄坂街区
中央棟
銀座線
JR
ハチ公広場
29
渋谷駅街区東棟 現況写真(2016年3月)
30
南街区プロジェクト
発注者 :東京急行電鉄株式会社
設計者 :東急設計コンサルタント
構造規模 :SRC造、S造
地下4階 地上35階 塔屋3階
敷地面積 : 4,984.52㎡
建築面積 : 4,643.74㎡
法延床面積:108,779㎡
最高高さ : 179.95m
31
渋谷駅南街区プロジェクト新築工事 現況写真(2016年4月)
32
東京メトロ銀座線渋谷駅 (現況と将来イメージ)
新 銀座線渋谷駅 予定位置
現 銀座線渋谷駅
約130m移設
将来ホームイメージ
←表参道
現在の渋谷駅側→
東京地下鉄㈱提供
33
渋谷駅南街区PJ
2018年竣工予定
渋谷駅街区東棟
2019年竣工予定
ヒカリエ
桜丘口街区
(今後)
中央棟・西棟
(今後)
その他、渋谷における大型計画
道玄坂街区
渋谷区庁舎建替
宮下公園再整備
34
この資料には、業績予測や将来の見通しに関する記述がございます。
これらの情報は、公開時点で入手可能な情報に基づき、当社の判断した予想や
見通しであり、不確実性が含まれておりますので、予めご了承ください。
【お問い合わせ先】
管理本部 経営企画部 渡鍋 佐藤
TEL 03-5466-5008
URL [email protected]
35