平成 27 年 4 月 17 日 経済調査室 市場情報課 田頭浩二 エイチ・エス 銘柄レポート 株式会社海帆 居酒屋を中心とした飲食店舗の企画開発及び運営 コード番号:3133 主要上場市場:マザーズ市場 居酒屋「なつかし処昭和食堂」などの飲食店を運営。通常の居酒屋チェーンと 異なり、店舗の多くが郊外に立地。近隣住民や大学生、工場の勤務者などが主 要のターゲット。 「幸せな食文化の創造」 飲食を通して地域の活性化、新しい食文化の醸成を目的 当社及び子会社 1 社(株式会社魚帆)により構成。飲食事業並びにこれに付帯 する事業が主たる業務。 事業の内容 市場区分 代表者の役職氏名 居酒屋(「なつかし処昭和食堂」など)を中心とした飲食店舗の 企画開発及び運営 東京証券取引所マザーズ市場 代表取締役社長 久田 敏貴 1単元の株式数 100 株 ◎最近の連結業績動向 決算年月 売上高 (百万円) 経常利益 (百万円) 当期純利益 (百万円) 平22. 3月期 1,987 29 -2 平23. 3月期 2,593 100 1 平24. 3月期 3,237 129 7 平25. 3月期 3,776 179 159 平26. 3月期 4,072 159 102 (※)上場時発行済株式数1,783,200株(予定) (※)平成26年6月27日付で1株から20株への分割を実施。 1株の数値は分割修正後の数値 1株当り 純利益(円) 1株当り 純資産(円) -207.00 3,231.61 146.33 3,377.94 71.15 67.67 129.11 182.43 70.27 251.75 (会社資料より) 居酒屋を中心とした飲食事業は、中核事業であり、飲食店舗の企画開発及び運営を おこなっており、居酒屋・レストランを 11 業態 75 店舗(平成 27 年 2 月 28 日現在) 展開。ニーズの多様化から都心・郊外といった立地特性や利用シーンに応じたター ゲット業態を開発しサービスを提供。地域に密着した使い勝手の良い店づくりを追 求。永く愛される丁寧な店づくりを心掛ける。 1/6 ■事業内容 (1)飲食事業 飲食事業は、複数の業態を有し、居抜き物件を活用して初期投資をおさえる低投資 型の出店を戦略。また、多店舗を展開する中で、出店した業態がマーケットのニー ズに適合しなかった場合や、嗜好の変化等により適合しなくなった場合、柔軟に業 態変更をすることによって全店的に安定した店舗運営が可能。 それぞれの業態については、明確なコンセプトを持たせるとともに、送迎サービス 等をおこなうことで他社との差別化を図る。一方、鮮魚については子会社である株 式会社魚帆を介することで、量・質・コストの面で安定的な仕入れ及び付加価値の 高い料理を提供。 ~具体的店舗展開~ ドミナント方式 特定地域の都心から郊外にかけて知名度を確立させながらその地 域において店舗数を拡大していく。 都心ビルインモデルについては繁華街やビジネス街等の中心地へ の出店。 郊外ロードサイドモデルについては学生街や新興住宅地周辺への 出店。 ~展開地域~ 主に愛知県・岐阜県・三重県の東海地区及び福岡市・熊本市・宮崎市・鹿児島市の 九州地区の主要都市をドミナント拠点及びその候補としており、関東地区・関西地 区にも店舗を展開。 (2)その他の事業 子会社である株式会社魚帆は、鮮魚等の卸売業をおこなっている。主要な取扱品目 は、キハダマグロ・タイ・サーモン・カンパチ等。名古屋市内の柳橋中央市場内に 売り場を持ち、創業以来、鮮度・旬・価格にこだわり続け、マグロを中心とする全て の鮮魚を取り扱うことで、新鮮な魚を安定して仕入れることが可能となっており、 店舗ではより価値の高い料理を提供。なお、店舗にて調理し易くするために鮮魚を 棚切りした状態に加工し、配送することで、店舗での負荷を低減。また、併せてプ ライベートブランド商品(「虎焼きのたれ」「チゲのタレ」等)の製造もおこなって いる。 2/6 ■飲食事業の各業態の詳細 3/6 (出所:各種資料等より HS 証券作成) ■出店状況 (平成27年2月28日現在) 中部は東海地区と静岡県を含む 出所:会社資料より HS 証券作成 4/6 ■事業系統図 (出所:各種資料等より HS 証券作成) 5/6 【ご投資にあたって】 本レポートの記載の内容を参考にしてお取引をされる場合、店舗における国内の金融商品取引所に上 場する株式(売買単位未満を除く)の場合は約定代金に対して最大 1.0476%(税抜)(但し約定代金の 1.0476%に相当する額が 3,000 円(税抜)に満たない場合は 3,000 円(税抜)の委託手数料をご負担いた だきます。 また、株式相場、金利水準、不動産相場、商品相場等の価格の変動等及び有価証券の発行者の信用状 況(財務・経営状況含む)の悪化等、それらに関する外部評価の変化等により損失が生じるおそれ(元 本欠損リスク)があります。なお、信用取引などを行う場合には、対象となる株式等または指標等の価 格変動により損失の額がお客様の差し入れた委託保証金などの額を上回るおそれ(元本超過損リスク) があります。なお、商品毎に手数料及びリスク等は異なりますので、当該商品の目論見書及び契約締結 前交付書面をよくお読みください。 【免責事項】 ■本レポートは、信頼できると考えられる情報に基づいて作成されたものですが、エイチ・エス証券は その正確性、完全性、適時性を保証するものではありません。 ■本資料に基づき投資を行った結果、お客様に何らかの損害が発生した場合でも、エイチ・エス証券は、 理由の如何を問わず責任を負いません。 ■本資料は、お客様への情報提供のみを目的としたものであり、特定の銘柄等の勧誘、売買の推奨また は相場動向の保証等を行なうものではありません。投資に関する最終決定は、お客様ご自身の判断でな されるようにお願い申し上げます。また、本資料をお客様ご自身のためにのみ、お客様の限りでご利用 ください。なお、当社の事前の承諾なく、本資料の全部もしくは一部を引用または複製、転送等により 使用することを禁じます。 【利益相反情報について】 ■当社および関係会社又はその役職員は、本資料に記載された証券についてポジションを保有している 場合があります。また、本資料に記載された会社に対して、引受等の投資銀行業務、その他のサービス 提供の勧誘を行なう場合があります。 ■当社の役員(会社法に規定する取締役、監査役又はこれに準ずる者をいう。)が、以下の会社の役員を 兼務しております。 :澤田ホールディングス、エイチ・アイ・エス、クリーク・アンド・リバー社 (商号等) エイチ・エス証券株式会社 金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第 35 号 (加入協会) 日本証券業協会、一般社団法人 金融先物取引業協会 6/6
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