ヒトB細胞由来の完全ヒト抗体作製技術の実用性検証 ■期待される成果 ヒト由来で安全性が高い、ヒトの膜タンパク質抗原に対する 抗体が取得できる ■想定される実用化の時期 2017年頃 ■シーズの内容 膜タンパク質抗原に対する抗体を産生するB細胞を 体外で増殖・分化・選択する技術 ■プロジェクトリーダー 株式会社カネカ 中石 智之 ■実施機関 株式会社カネカ 学校法人 東京理科大学 ■実施期間 平成26年1月~平成28年12月 ■ 研究開発のポイント シーズ技術をヒトB細胞に応用し膜タンパク質抗原に対する抗体遺伝子を取得する。 血液からの B細胞分離 健常人ボラ ンティアから の採血 ヒトB細胞の 増殖・分化 サイトカイン 膜型IgG抗体 B細胞 (分化) BAFF受容体 CD40 BAFF CD40L 増殖・ 選択 分化 フィーダー細胞:40LB 細胞 膜型IgM抗体 (未分化) B細胞 B細胞:抗体を産生する 形質細胞になる細胞。 通常は、体外であまり 増殖できない。 特殊なフィーダー細胞と サイトカインの組合せに より10,000倍程度にまで 増殖させることが出来る。 抗原特異的 B細胞選択 Fas FasL フィーダー細胞上の抗原 とB細胞上の抗体が結合 すればB細胞は生存でき 抗原 る。 膜型抗原とFasLを発現する 40LB 細胞 Fas FasL フィーダー細胞上の抗原 とB細胞上の抗体が結合 できなければB細胞は死 んでしまう。 細胞上に発現した抗原に特異的な B細胞を選択できる。調製の難しい 抗原に対しても抗体を取得できる。 Copyright 2015 Japan Agency for Medical Research and Development. All Rights Reserved.
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