甲斐市地域防災リーダー養成講習実施要領 (趣旨) 地震災害をはじめ、台風や集中豪雨等による災害教訓として、「自助」「共助」による 地域防災力の重要性、自主防災組織の必要性が指摘されております。 甲斐市でも135の自主防災組織が結成されていますが、十分な活動が展開されてい るとは言い難く、地域防災力の強化が急務であります。 そのためには、地域において防災知識の普及啓発や住民主体の防災対策の積極的な推進、 また、災害時には、自主防災会長を補佐し、自主防災組織の中心的役割を担う防災リーダー の育成及び知識・技能の向上が必要となります。 よって、基本的なスキルアップの内容を定め、以後の運用に資することを目的に、 「甲斐市 地域防災リーダー養成講習実施要領」を定める。 (目的) 防災に関する正しい知識及び技能を習得し、活動を含め、自主防災組織の中心的役割を 担う人材の育成。 (講習期間) 開講式・閉講式(修了証授与式)及び全3回の講習。 (講習内容) 別紙、「甲斐市地域防災リーダー養成講習実施標準」のとおり。 (定員) 150名 (対象人数) 【推薦公募】 各自治会より責任ある立場で選出された者・・・1 名 【一般公募】 甲斐市在住の方で防災に関し意欲があり、 自主防災活動に積極的に取り組む者 ・・・若干名 甲斐市地域防災リーダー養成講習実施標準 実 施 標準時間(分) 単位 備考 30 0.5 平日夜間 90 1.5 平日夜間 30 0.5 休日 30 0.5 休日 120 2・0 休日 120 2・0 休日 180 3・0 休日 開講式 ― ― 平日夜間 修了証授与式(閉講式) ― ― 休日 600分 10単位 項 目 内 容 災害時における市の対応と現状 【甲斐市役所 防災危機管理課】 被災地における「自助」 「共助」 講 【特定非営利法人 災害・防災ボラン 防災一般 ティア未来会 代表 山下博史】 災害時優先電話の使用方法について 習 【NTT東日本 山梨災害対策室】 住民の自主防災について事例発表 応急手当 実 止血、骨折、搬送(消防署) 【甲府地区広域事務組合消防本部】 自主防災マップの作成 習 【特定非営利法人災害・防災ボランティア未来会 訓 練 代表山下 博史】 避難所運営訓練(HUG) 【特定非営利法人災害・防災ボランティア未来会 代表山下 博史】 計 1 講習60分を1単位とし、全て受講した場合、10単位である。(開講式、閉講式は含まない。) 2 実習訓練の3項は、必須項目とする。 3 必須項目全てを受講し、かつ95%以上の単位を取得した者に修了証を交付する。 4 救急救助法の修了者又は有資格者は、応急手当の単位の全部を免除する。 5 取得単位不足の場合の措置 ・当該年度に取得単位不足のため、講習を修了できない受講者については、翌年度の 講習にて不足の単位を受講することによって講習終了とする。 ただし、2年を経過した場合、受講単位は無効とする。 6 地域防災リーダーの拡充を期するため、本講習の受講は未受講者を優先するが、再受講 は妨げない。
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