オモイデヒカル。

特集
オモイデヒカル。
三芳町竹間沢。春は鮮やかな黄色の菜の花が地域を彩り
6 月初旬にはこぶしの里にホタルが舞い、幻想的な光を放ち
秋にはコスモスが広がります。その光景の背景には
竹間沢小
は、子どもを経て大人に
成長するもの。鬼ごっこ
や缶蹴り……。日が暮れ
るまで夢中で遊んだ記憶。子どもの
ころの故郷での思い出は、大人に
なっても、色あせることなく、ずっ
と脳裏に焼き付いているもの――。
「あっ!いたよ!」。竹間沢にある
公園『こぶしの里』の脇を流れるこ
どもの川から、子どもたちの悲鳴に
も似た声が聞こえます。その手には、
逃れようと必死に抵抗をするザリガ
ニがいました。「僕たち、よくここ
でザリガニ釣りをしてるんだ」と話
す地元の小学6年生5人を、目を細
めて見つめる人物がいました。竹間
沢ほたる育成会会長の古寺貞之さん
です。
「私があの子たちくらいの時、こ
のこぶしの里も、今は工業地帯と
なった竹間沢東地区も田んぼだった
んですよ。初夏になるとホタルが飛
び、その光景が忘れられないんです。
だから……」と言いかけた古寺さん
に、先の子どもたちが「ホタルのお
じちゃんだ。こんにちは!」と大き
な声であいさつをしました。
地域の繋がりが希薄と言われてい
る昨今ですが、「一軒一軒の家をこ
ども神輿で練り歩く伝統ある行事を
行うなど、竹間沢という地域は人と
の繋がりが昔から、強いと感じます。
子どもたちも、こうしてあいさつを
しっかりしますし」と胸を張って語
る古寺さん。
想いと思い出物語
なぜ古寺さんのことを子どもたち
は知っていたのでしょうか。その理
由は地域を愛する人たちの「想い」
と「思い出」から始まった、素敵な
物語がありました。
ホタル観賞の時期、最も多い日には 700 人が訪れるこぶしの里。
住所:埼玉県三芳町竹間沢 1081 番地(みずほ台駅徒歩 30 分)
今月の特集は「オモイデヒカル」。
こぶしの里になぜホタルが舞うの
イエローハット
資料館入口
か、その秘密に迫ります。■
英インター
花蹊記念資料館
アルペン
跡見学園女子大
OSC デオシティ新座
西武台高
ケーズデンキ
西武台高校
竹間沢 こぶしの里
254
歴史民俗資料館
歴史民俗資料館
254
ヤマダ電機
泉蔵院
主稲荷神社
みずほ台駅入口
竹間神社
2
MIYOSHI
MIYOSHI
3
人
志木ニュータウン入口
地域を愛する人たちの「想い」と「思い出」が深く関係していました。