監査結果に基づく措置事項(PDF文書)

調布市監査委員告示第 7 号
平成26年度財政援助団体等監査の結果に基づき,別紙のとおり改善措置
を講じた旨の通知を受けたので,地方自治法(昭和22年法律第67号)第
199条第12項の規定により公表する。
平成28年 5 月26日
調布市監査委員
玉
木
國
隆
調布市監査委員
岩
倉
哲
二
調布市監査委員
広
瀬
美知子
平成26年度財政援助団体等
監査結果に基づく措置事項
課
監 査 項 目
留
意
事
項
等
2 個別留意
事項
(1) 福 祉 健
行政財産の目的外使用許可につ
康部障害 いて
福祉課
事業団の事務室等は調布市知的
障害者援護施設なごみ内にある
が,行政財産の目的外使用の許可
がなされていない。
早急に行政財産の目的外使用の
許可手続を取られたい。
名
措
障害福祉課
置
事
項
法人設立当初は,市から
の委託事業のみであり,そ
の部屋の用途についても委
託事業のために使用してい
ることから,行政財産の使
用許可は不要としていまし
た。
しかしながら,法人設立
から15年以上が経過し,
法人の自主事業も増えてき
たことから,平成27年度
から使用許可の申請を受
け,許可しています。
平成26年度財政援助団体等
監査結果に基づく措置事項
課
監 査 項 目
留
2 個別留意
事項
(2) 事 業 団 ア
イ
意
事
項
等
文書管理について
補助金実績報告に係る起案に
おいて,文書の施行年月日や発
信文書の記号番号等の記載がな
いもの,また,市が発行した補
助金交付決定通知書について,
収受及び供覧の手続を行ってい
ないものが見受けられた。
適正な事務処理に努められた
い。
証ひょう類の保存について
補助金の対象経費に係る伝票
等の証拠書類の中に,長期保存
に不適当とされている感熱紙を
用いた領収書等がそのまま添付
されているものが見受けられ
た。
適切な事務処理に努められた
い。
ウ
規則等の整備について
事業団が所管している規則,
規程,要綱等において,引用し
ている法令等の名称及び引用条
項が誤っているもの,その内容
が実態に即していないもの,誤
字・脱字があるもの,その他規
定内容が不適当なものが多数見
受けられた。
所管している規則等を点検
し,適正な規則等の整備に努め
られたい。
名
調布市社会福祉事業団
措
置
事
項
文書事務の知識はあるも
のの,それに対する意識の
低さから,不適切な処理が
発生したものです。当該文
書の他に不適切な文書がな
いか点検すると同時に,文
書事務に対する知識と意識
の向上のため,施設長会で
周知し各施設においても勉
強会等を実施しました。
感熱紙の耐用年数に対す
る意識が低く,長期保存の
証拠書類としたものです。
感熱紙のもので保存が必要
なものは,コピーをとった
後,保存するよう施設長会
で周知し各施設においても
勉強会等を実施しました。
規則等の見直しが不足し
ており,引用している条項
が更新されていなかったも
のです。全ての規則等を順
次再点検しており,不適当
なものを修正するととも
に,今後このようなことが
ないよう,施設長会で周知
し各施設においても勉強会
等を実施しました。
エ
印章使用簿について
印章使用簿の意識がな
事業団印章規程第7条第2項 く,備えていなかったもの
の規定による印章使用簿が備え です。規程に基づき整備い
られていない。
たしました。
規程の規定に従い,適正な帳
簿の整備に努められたい。
オ
財務諸表の計数について
平成25年度財務諸表の一部
に計数の誤りが見られた。
社会福祉法人会計基準の一般
原則に従い,財務諸表を適正に
作成されたい。
平成25年度まで使用し
ていた会計システムでは,
直接印刷することができ
ず,エクセルに置き換え印
刷していました。本件につ
いては,エクセルに置き換
える際に転記間違いをした
ものです。平成26年度か
らは会計システムを更新し
たことにより,直接印刷で
きるようになり,同様の問
題は起きませんが,計数誤
りがないよう細心の注意を
払って参ります。
カ
備品管理について
使用することができない備品
が市の備品台帳に登録されたま
まになっていた。
市と協議し,適正な備品管理
に努められたい。
備品については,簡単に
廃棄できないものと認識し
ており,使用できない状態
でもそのまま保管しておい
たものです。当該備品につ
いては,廃棄するとともに
市へ報告し備品台帳から削
除いたしました。