第77回企業経営に関するアンケート調査結果

第77回企業経営に関するアンケート調査結果
―
景況判断BSIは4期連続でマイナス
―
東経連産業経済グループ
A.調
査
概
況
平成 27 年度下期の景況感実績は、BSI(景況感が「上昇した」と判断した企業の割合から「下降した」と判
断した企業の割合を引いた値)が、前回調査(27 年 10 月)に比べ 0.5 ポイント上昇し、▲3.8 となった。
業種別では、製造業が前回調査に比べ▲2.5 ポイント低下し▲4.9 となり、景況感は 11 業種中 3 業種で悪化、
5 業種で横ばいとなった。また、非製造業では同 2.3 ポイント上昇し▲3.1 となり、景況感は 6 業種中 3 業種で
改善した。
平成 28 年度上期見通しについては、BSIは上期実績に比べ▲12.0 ポイント低下の▲15.8 となった。
企業経営上で特に関心の高い事項については、製造業では「人材育成」
「コスト削減」
「生産性の向上」
、非製造
業では「人材育成」「生産性の向上」
「コスト削減」
「雇用対策」が上位となった。
B.調
査
要
領
C.調査企業の概要
1.調査対象
1.資本金別構成
当会会員のうち金融・保険業、電力・ガス熱供給・
水道事業を除く 285 社
資
本 金
〔配
〔回
布〕平成 28 年 4 月 1 日
収〕平成 28 年 4 月 26 日
50 百万円超
100 百万円以下
100 百万円超
300 百万円以下
300 百万円超 1,000 百万円以下
1,000 百万円超
3.調査方法
構成比
(社)
(%)
62
67
15
19
47
210
50 百万円以下
2.調査時期
回答数
合 計
29.5
31.9
7.1
9.0
22.4
100.0
郵送によるアンケート方式
2.当アンケートでの業種別構成と回答状況
4.調査対象期間
績〕平成 27 年 10 月~28 年 3 月期
(平成 27 年 4 月~27 年 9 月期と比較)
〔見通し〕平成 28 年 4 月~28 年 9 月期
(平成 27 年 10 月~28 年 3 月期と比較)
発送数
回答数
回答率
構成比
(社)
(社)
(%)
(%)
112
82
73.2
39.0
15
9
60.0
4.3
木材・木製品、パルプ・紙
5
2
40.0
1.0
化学・医薬品
8
5
62.5
2.4
石油・プラスチック製品
8
6
75.0
2.9
窯業・土石
8
4
50.0
1.9
鉄鋼
5
4
80.0
1.9
非鉄金属
4
3
75.0
1.4
金属製品
11
9
81.8
4.3
一般機械・輸送機械
18
16
88.9
7.6
電気機械
17
13
13
76.5
6.2
11
84.6
5.2
非製造業
173
128
74.0
61.0
運輸
24
21
87.5
10.0
卸・小売
48
36
75.0
17.1
不動産
10
7
70.0
3.3
その他サービス
10.0
〔実
5.回収状況
〔業種別内訳〕
発送社数
回答社数
回 答 率
(単位:社・%)
青森 秋田 岩手
回答社数
回答率%
構成比%
20
15
18
15
75.0 83.3
7.1
飲・食料品
(内製造業)
(内非製造業)
285 社 (112 社)
(173 社)
210 社 ( 82 社)
(128 社)
73.7% (73.2%)
(74.0%)
〔県別内訳〕
発送社数
製造業
7.1
26
20
その他製造
宮城 山形 福島 新潟 合計
125
90
30
19
29
25
37
26
285
210
76.9 72.0 63.3 86.2 70.3 73.7
9.5
42.9
9.0
11.9 12.4 100.0
合
‐1‐
35
21
60.0
鉱業
5
4
80.0
1.9
建設
51
39
76.5
18.6
285
210
73.7
100.0
計
D.調 査 結 果 の 概 要
Ⅰ.景 気 動 向
(注)BSI=Business Survey Index(企業業況判断指数)
「上昇」と回答した企業の割合-「下降」と回答した企業の割合
1.東北の景況感
〔 実 績 〕 - 平成 27 年度下期実績は、4 期連続でマイナス -
東北地方の平成 27 年度下期の景況感は、景気が「上昇した」とする企業は 16.7%、「下降した」とする
企業は 20.5%で、BSIは▲3.8 となった。27 年度上期実績に比べ 0.5 ポイント上昇した。製造業は▲4.9
となり、27 年度上期実績に比べ▲2.5 ポイント低下。また、非製造業では▲3.1 となり、27 年度上期実績に
比べ 2.3 ポイントの上昇となった。原油価格の低位安定傾向などが好影響として寄与した一方で、不安定な
外国為替相場や海外経済変調などが影響したものと考えられる。
〔見通し〕 - 平成 28 年度上期見通しは、マイナス幅拡大 -
平成 28 年度上期の景況感見通しは、
「上昇する」が 9.0%、
「下降する」が 24.8%で、BSIは▲15.8 と
なり、平成 27 年度下期実績に比べ▲12.0 ポイント低下する見通しとなった。業種別には、製造業が▲8.5
となり、平成 27 年度下期実績に比べ▲3.6 ポイント低下、非製造業でも▲20.3 となり、同▲17.2 ポイント
低下の見通しとなっている。原油価格や為替、海外経済の動向などを懸念材料とし、先行きを厳しく見てい
るもの考えられる。
東北地方の景況感BSIの推移グラフ(実績・見通し対比)
60
見通し BSI
実 績 BSI
40
20
0
-20
-40
-60
-80
-100
16 17 17 18 18 19
下 上 下 上 下 上
19
下
20 20 21 21 22 22 23 23 24 24 25 25 26 26 27 27 28
上 下 上 下 上 下 上 下 上 下 上 下 上 下 上 下 上
景況感BSIの動向
27年度上期実績
27年度下期実績
28年度上期見通し
前回比
全
産
▲4.3
▲3.8
0.5
▲15.8
製造業
▲2.4
▲4.9
▲2.5))
▲8.5
非製造業
▲5.4
▲3.1
2.3
▲20.3
業
‐2‐
2.業種別の景況感
- 28 年度上期見通しは、製造業、非製造業ともにマイナス幅拡大 -
業種別の景況感は、平成 27 年度下期実績をみると、製造業では 11 業種中、飲・食料品、一般機械・
輸送機械など 3 業種が改善、金属製品、その他製造など 3 業種が悪化した。非製造業では 6 業種中、そ
の他サービス、卸・小売など 3 業種が改善、運輸、鉱業など 3 業種が悪化した。
平成 28 年度上期見通しについては、製造業では 11 業種中、石油・プラスチック製品、金属製品など
4 業種が改善、窯業・土石、非鉄金属など 7 業種が悪化した。非製造業では 6 業種中、卸・小売、建設
など 5 業種が悪化した。
業種別景況感BSIの動向
27年度上期
実
27年度下期
績
実
績
28年度上期
見通し
前回比
▲2.4
▲4.9
▲2.5
▲8.5
▲9.1
0.0
9.1
▲11.1
0.0
0.0
0.0
▲50.0
40.0
40.0
0.0
20.0
▲42.9
▲33.3
9.6
0.0
0.0
0.0
0.0
▲50.0
▲50.0
▲50.0
0.0
▲25.0
非鉄金属
0.0
0.0
0.0
▲33.3
金属製品
22.2
0.0
▲22.2
11.1
▲20.0
0.0
20.0
▲18.8
28.6
7.7
▲20.9
▲7.7
▲12.5
▲27.3
▲14.8
9.1
▲5.4
▲3.1
2.3
▲20.3
運輸
▲5.6
▲19.0
▲13.4
▲23.8
卸・小売
▲2.6
2.8
5.4
▲19.4
28.6
14.3
▲14.3
0.0
その他サービス
▲22.7
9.5
32.2
▲9.5
鉱業
▲25.0
▲100.0
▲75.0
▲50.0
建設
▲2.5
0.0
2.5
▲25.6
製造業
飲・食料品
木材・木製品、パルプ・紙
化学・医薬品
石油・プラスチック製品
窯業・土石
鉄鋼
一般機械・輸送機械
電気機械
その他製造
非製造業
不動産
‐3‐
Ⅱ.経営概況
1.売
-
上 高
・経
常
利
益
平成 28 年度上期見通しは、売上高・経常利益BSIともにマイナス ―
平成 27 年度下期の売上高・経常利益実績をみると、売上高は「増加した」とする企業が 35.2%、
「減少した」
とする企業が 27.1%で、BSIは 8.1 となり、前回に比べ 5.7 ポイント上昇した。業種別では、製造業が 7.4
となり前回比▲1.1 ポイント低下、非製造業では 8.6 となり同 10.1 ポイント上昇となった。経常利益は「増加
した」とする企業が 32.5%、「減少した」とする企業が 29.6%で、BSIは 2.9 となり、前回比 5.7 ポイント
の上昇となった。業種別では、製造業が▲9.8 となり前回比 2.4 ポイント上昇、非製造業は 11.2 となり同 8.1
ポイント上昇となった。
平成 28 年度上期の売上高・経常利益の見通しについては、売上高は「増加する」が 19.1%、
「減少する」が
25.8%で、BSIは▲6.7 となり、平成 27 年度下期実績に比べ▲14.8 ポイント低下の見通しとなった。業種別
では、製造業が 7.3 となり下期実績比▲0.1 ポイント低下、非製造業が▲15.7 となり同▲24.3 ポイント低下と
なった。経常利益は、
「増加する」が 16.6%、
「減少する」が 30.7%で、BSIは▲14.1 となり、平成 27 年度
下期実績に比べ▲17.0 ポイント低下の見通しとなった。業種別では、製造業が▲1.2 となり平成 27 年度下期実
績比 8.6 ポイント上昇、非製造業が▲22.6 となり同▲33.8 ポイント低下の見通しとなった。
売上高BSI、経常利益BSI(全産業)
60
売上高 BSI
経常利益 BSI
40
H28年上期は見通し
20
0
-20
-40
-60
-80
16
下
17
上
17
下
18
上
18
下
19
上
19
下
20
上
20
下
21
上
21
下
22
上
22
下
23
上
23
下
24
上
24
下
25
上
25
下
26
上
26
下
27
上
27
下
28
上
売上高BSIの動向
27年度上期実績
27年度下期実績
28年度上期見通し
前回比
全 産 業
製造業
非製造業
2.4
8.1
5.7
▲6.7
8.5
7.4
▲1.1
7.3
▲1.5
8.6
10.1
▲15.7
経常利益BSIの動向
27年度上期実績
27年度下期実績
28年度上期見通し
前回比
全 産 業
製造業
非製造業
▲2.8
2.9
5.7
▲14.1
▲12.2
▲9.8
2.4
▲1.2
3.1
11.2
8.1
▲22.6
‐4‐
2.企業経営上で特に関心の高い事項(複数回答)
企業経営上で特に関心の高い事項についてみると、製造業では「人材育成」
(54.9%)への関心が最も
高く、次いで「コスト削減」
(43.9%)
、
「生産性の向上」
(43.9%)
、
「新製品・技術開発、新サービスの提
供」
(40.2%)
、と続いている。非製造業では前回調査同様、
「人材育成」
(78.9%)が最も高く、次いで「生
産性の向上」(35.2%)
、「コスト削減」(32.8%)、「雇用対策」
(32.8%)、「販売シェアの拡大」(31.3%)
と続いている。
経営上関心の高い事項
製 造 業
60%
50%
54.9%
43.9%
前々回
前 回
43.9%
40.2%
今 回
40%
30.5%
30%
20%
14.6%
13.4%
10%
12.2%
9.8%
8.5%
12.2%
4.9%
4.9%
0.0%
1.2%
2.4%
産
学
官
連
携
そ
の
他
0%
コ
ス
ト
削
減
人
材
育
成
生
産
性
の
向
上
販
売
シ
ェ
ア
の
拡
大
財
務
体
質
の
強
化
新
サ
ー
ビ
ス
の
提
供
新
製
品
・
技
術
開
発
、
新
規
事
業
分
野
へ
の
参
入
雇
用
対
策
I
C
T
へ
の
対
応
海
外
市
場
の
動
向
株
価
動
向
為
替
相
場
の
動
向
エ
ネ
ル
ギ
のー
動
向・
資
材
価
格
他
企
業
等
と
の
連
携
非 製 造 業
90%
前々回
78.9%
80%
前 回
70%
今 回
60%
50%
40%
35.2%
32.8%
32.8%
31.3%
30%
21.1%
20%
14.8%
14.8%
10.2%
10%
0.8%
0.0%
0.8%
1.6%
I
C
T
へ
の
対
応
海
外
市
場
の
動
向
株
価
動
向
為
替
相
場
の
動
向
3.9%
3.9%
他
企
業
等
と
の
連
携
産
学
官
連
携
0.8%
0%
コ
ス
ト
削
減
人
材
育
成
生
産
性
の
向
上
販
売
シ
ェ
ア
の
拡
大
財
務
体
質
の
強
化
新
サ
ー
ビ
ス
の
提
供
新
製
品
・
技
術
開
発
、
新
規
事
業
分
野
へ
の
参
入
雇
用
対
策
‐5‐
エ
ネ
ル
ギ
のー
動
向・
資
材
価
格
そ
の
他
Ⅲ.トピックス(東日本大震災関連)
(1)現在、震災後の生産・売上回復の障害となっていること(複数回答)
震災後の生産・売上回復の障害となっていることについては、全産業では、
「資材・人件費の高騰(人
手不足含む)
」
(68.6%)
、
「取引先の変化」
(23.3%)、
「商圏地域の復旧」(22.4%)、
「物流コストの増加」
(16.2%)の順となった。製造業においては、
「資材・人件費の高騰」
(53.7%)
、
「取引先の変化」
(26.8%)
、
「エネルギー価格の上昇」(22.0%)、
「物流コストの増加」
(20.7%)の順となった。非製造業において
も、「資材・人件費の高騰」(78.1%)が多く、次いで「商圏地域の復旧」(29.7%)、「取引先の変化」
(21.1%)の順となった。
生産・売上水準回復の障害
製造業
80%
70%
60%
50%
40%
30%
20%
10%
0%
非製造業
68.6%
全 体
22.4%
生
産
・
販
売
等
道
路
・
鉄
道
)
復
旧
イ
ン
フ
ラ
(
港
湾
・
商
圏
地
域
の
復
旧
物
流
コ
ス
ト
の
増
加
13.8%
12.4%
6.7%
3.8%
設
備
の
復
旧
23.3%
16.2%
(
人
手
不
足
含
む
)
資
材
・
人
件
費
の
高
騰
(
風
評
被
害
含
む
)
原
子
力
災
害
被
害
5.7%
取
引
先
の
変
化
為
替
相
場
2.9%
エ
ネ
ル
上ギ
昇ー
価
格
の
設
備
手・
当運
て転
資
金
3.3%
そ
の
他
(2)今後の震災復興においての要望事項(複数回答)
今後の震災復興に対する要望事項としては、全産業では、「社会インフラ(港湾・道路・鉄道・まち
づくり等)の早期整備」
(53.8%)
、
「継続的な復興財源の確保」(43.3%)、
「企業誘致・雇用創出への取
組み強化」
(36.2%)
、
「観光産業復興への支援」
(22.9%)の順となった。製造業では、
「継続的な復興
財源の確保」
(39.0%)
、
「社会インフラの早期整備」
(31.7%)、
「企業誘致・雇用創出への取組み強化」
(30.5%)の順となった。非製造業においては、
「社会インフラの早期整備」
(68.0%)、
「継続的な復興
財源の確保」
(46.1%)
、
「企業誘致・雇用創出への取組み強化」(39.8%)の順となった。
復興における要望事項
製造業
70%
非製造業
53.8%
60%
43.3%
50%
全 体
36.2%
40%
30%
22.9%
21.0%
18.1%
13.8%
20%
8.6%
10%
4.8%
3.8%
2.9%
0%
道
路
等
)
の
早
期
整
備
社
会
イ
ン
フ
ラ
(
港
湾
・
具
体
的
施
策
風
評
被
害
沈
静
化
に
向
け
た
雇
用
支
援
被
災
企
業
に
対
す
る
金
融
・
取
組
み
強
化
エ
ネ
ル
ギ
ー
対
策
へ
の
除
染
作
業
の
早
期
実
施
土
地
の
嵩
上
げ
の
早
期
実
施
‐6‐
観
光
産
業
復
興
へ
の
支
援
継
続
的
な
復
興
財
源
の
確
保
取
組
み
強
化
企
業
誘
致
・
雇
用
創
出
へ
の
原
発
事
故
対の
策汚
染
水
処
理
そ
の
他
Ⅳ.その他(給料・賃金(賞与を含む年間賃金)の引き上げについて)
(1)昨年度(平成27年度)の給料・賃金の引き上げについて
「昨年度(平成27年度)の給料・賃金の引き上げ」については、「引き上げた」が 78.6%、
「引き上
げなかった」が 21.0%となった。「引き上げた」と回答した企業は、製造業で 73.2%、非製造業で
82.0%となり、昨年度(平成27年度)に賃金・給料を引き上げた企業の割合は、非製造業が多い結果
となった。
平成27年度の給料・賃金の引き上げ状況
製造業
非製造業
全 体
その他
0.0%
その他
0.8%
その他
0.5%
引き上げ
なかった
17.2%
引き上げ
なかった
26.8%
引き上げた
73.2%
引き上げ
なかった
21.0%
引き上げた
82.0%
引き上げた
78.6%
(2)今年度(平成28年度)の給料・賃金の引き上げについて
「今年度(平成28年度)の給料・賃金の引き上げ」については、「引き上げた、引き上げる予定」
が 51.9%、
「引き上げを検討中」が 29.0%となり、合わせて8割強の企業が給料・賃金の引き上げに前
向きな意向を示している。
「引き上げた、引き上げる予定」および「引き上げを検討中」と回答した企業
は、製造業で 78.0%、非製造業で 82.8%となり、賃金・給料の引き上げに前向きな企業の割合は、非製
造業が多い結果となった。
平成28年度の給料・賃金の引き上げ状況
製造業
非製造業
その他
0.0%
その他
1.6%
引き上げる
予定なし
15.6%
引き上げる
予定なし
22.0%
引き上げ
を検討中
26.8%
引き上げた、
引き上げる
予定
51.2%
引き上げ
を検討中
30.5%
‐7‐
全 体
その他
1.0%
引き上げる
予定なし
18.1%
引き上げた、
引き上げる
予定
52.3%
引き上げを
検討中
29.0%
引き上げた、
引き上げる
予定
51.9%
Ⅴ.その他(人材(非正規を含む)の採用状況について)
(1)平成28年度の採用数(前年度比)について
「平成28年度の採用数(前年度比)」については、「増やした」が 38.9%、
「前年と同水準」が
44.7%、
「減らした」が 13.5%となった。
「増やした」と回答した企業は、製造業で 45.7%、非製造業で
34.6%となり、前年度比で採用数を増やした企業の割合は、製造業が多い結果となった。また、
「減らし
た」と回答した企業は、製造業で 7.4%、非製造業で 17.3%となり、前年度比で採用数を減らした企業
の割合は、非製造業が多い結果となった。
平成28年度の採用数(前年度比)
製造業
非製造業
その他
2.5%
減らした
7.4%
減らした
17.3%
前年と
同水準
44.4%
全 体
その他
3.1%
その他
2.9%
減らした
13.5%
増やした
34.6%
増やした
45.7%
増やした
38.9%
前年と
同水準
44.7%
前年と
同水準
44.9%
(2)採用増の内訳について(複数回答)
平成28年度の採用数(前年度比)を「増やした」と回答した企業の「採用増の内訳」については、「新
卒採用」が 85.2%で最も多く、続いて「中途採用」が 53.1%、「非正規社員」が 13.6%となった。製造
業と非製造業を比較すると、非製造業では中途採用を増やした割合が多くなっている。
平成28年度の採用増の内訳
100%
90%
86.5%
新卒採用
85.2%
84.1%
中途採用
80%
非正規社員
70%
59.1%
60%
50%
53.1%
45.9%
40%
30%
20%
13.6%
13.5%
13.6%
10%
0%
製
造
業
非
製
造
業
‐8‐
全
体