それぞれの思い

特集 男女共同参画 —女男が認め合い輝き生きる社会—
月
日 に「 女 性
全ての人が能力発揮できる
社会へ
年
緒沙 さん
なぜ消防士という職業を選択
したのか。
知花 数少ない女性消防士に憧
れがありました。
金城 私は正義感が強く、正義
感=消防士だと思い、消防士に
年 当 時 に 新 聞 社 のイ
なりたいと思いました。
平成
内容のものが出来るようになり
ではトレーニングも訓練も同じ
ンタビューで、 知花さんは「男
ました。甘やかさなかった職場
性 が 多い現 場で 女 性 が
もいたら、役立つことがあると
現場や訓練で、全然通用しなく
知花 消防士になった頃、体力・
筋力には自信があったのですが、
ありますか。
消 防 士 と して 思 う こ と は 何 か
こ と は 出 来ていま す か。 女 性
年経った今、 自分が思っていた
りたい」と語っていますが、
もあります。
「男だから」
「女だ
現場だけではなく、事務の仕事
てませんが、消防は体力勝負の
金城 理想像には、近づいてい
ますがまだまだです。
でよかったと思える瞬間ですね。
もらえた時は、この仕事を選ん
いてくれてよかった”と言って
救助や救急の現場で、女性や
て初めは葛藤の毎日でした。し
から」で区別されることはあり
思う」
、 金城さんは「頼られる
かし、女だから男だからといっ
ません。事務方がいてこそ、消
年配の方に“女性消防士さんが
て区別することなく厳しい訓練
防車や救急車を購入したり消防
男女共同参画社会実現のために
の中には色々な人がい
ます。
行政を運営できるのだと思いま
す。今は現場を支える存在であ
りたいと思っています。
知花・金城
市民の安全や財産を守るとい
う思いは、みんな一緒。所属や
性別は関係ありません。
組むべき課題はたくさんあって、
男女共同参画社会の実現に向け
た不断の活動を継続していく必
要があります。
家での習いが、外での習い
(やーなれー ふかなれー)
するワークライフバランスの社
互いに調整して家庭生活を両立
て行って働ける社会、働き方を
ていい。男性も女性も社会に出
形だけではなく、その逆もあっ
が働いて女性が家を守るという
を平等に享受できること。男性
に参画して、結果得られる利益
ている力を十分に発揮し、社会
男性も女性も自分たちが持っ
現場でも男女混合名簿の実施な
また、家庭だけでなく、教育
ては最大の学びとなるのです。
の姿、母親の姿が子どもにとっ
育児や家事に参加している父親
を見て育つものです。積極的に
子どもは、母親や父親の背中
学んでいくという事が重要です。
して、子どものときから自然に
日常的に営まれる家庭生活を通
はないんだという意識や感覚は、
例えば、再婚禁止期間が6か月
に浸透してきていると思います。
す。そういった性の多様性を受
ている子どもたちは確実にいま
自分の性への違和感を持っ
4
広報
平成
の職業生活における活躍の推
進 に 関 す る 法 律( 女 性 活 躍 推
消防士長 知花
世
私 は、 男 女 共 同 参 画 社 会 と
いうのは全ての人が住みやすい、
生きやすい社会にするというこ
とが大きな目標であると思って
会。そういった多様性を受け入
ど、性別の違いを理由に区別や
性別などで区別されること
れ、一人一人が生き生きと輝け
差別はされることはないという
ことを子どもたちが肌で感じ取
れる環境を整えてあげることが
から100日に短縮決定される
け止めて、全ての人がお互いの
大事です。
など、法律や社会制度も時代に
であって欲しいと願います。
人権を認めて尊重し合える社会
性にとっては不合理な事や取り
す。とは言っても、まだまだ女
あったものに変わってきていま
画」という言葉や考え方が社会
昔に比べれば、
「男女共同参
共同参画社会だと思います。
る社会を作って行くことが男女
います。
体力ではもちろん男性には勝
をさせてもらったおかげで、今
消防官、スーパーウーマンにな
環境に感謝しています。
人で
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進法)
」が施行されました。
月から約
浦添市消防本部予防課
名帆子 さん
|
|
こ の 法 律 は、 女 性 が 働 く 場
芳樹 さん
1
面 で、 十 分 に 能 力 を 発 揮 し、
活躍できる環境を整備するた
め の も の で す。 こ れ に よ り、
労働者 301 人以上の大企業
P
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および市役所などの地方公共
団 体 は、 自 ら の 現 状 把 握 と 課
題 分 析 を 行 い、 一 定 期 間 で 達
成 す る 目 標 値 を 設 定 す る な ど、
行動計画を作成し公表するこ
とが義務づけられました。
年間で達成
本市も把握項目から最優先
aternity leave 男性の育児休業
消防士長 金城
浦添市消防本部消防署
第一警備係
4
課 題 を 挙 げ て、
歳)
の 人家族です。第二子
度が無いために、私が育 休 取 得
することについて考えるようにな
年
り、妻の産 休 終 了と復 職のタイ
ミングで、平 成
ら、 時間おきのミルク、落ち
ンがけ、沐浴など、育児と家事
の両立はとにかく大変で、あっ
という間の か月間でした。
だとよく聞きますが、本当にそ
の通りだなと思います。世の中
の母親の偉大さを知ると同時に、
生後 か月の娘と過ごした時間
はかけがえのないものだったと
実感しています。
男性が育休を取得する事例が
少なく、取得することについて
不安がありましたが、快く認め
ていただいた職場の上司や環境
に感謝しています。
役職に就いた今、色々と相談
される立場にあります。育休体
験者として、今後取得を考えて
いる人の背中を押してあげられ
プロフィール
幸子 さん
1
5
最優先課題および今後5年間で
達成する目標値
する目標を設定し公表してい
働く妻と息子
( 歳)
と娘
が 家は、嘱 託 職 員 として
れぞれの立場から〝思い〟を語っていただきました。
か月間育休を取得しました。
2
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・各役職段階に占める女性職員の割合
・男女別の育児休業取得率や平均取得期間
・男性の配偶者出産休暇、育児参加のため
の休暇取得率・平均取得日数
かけがえのない時間を過ごすことができました
ます。
我
駆的存在である現・浦添市男女共同参画審議会会長を務められている新垣幸子さんにお話を伺い、そ
5
妊 娠の時に、妻の職 場に育 休 制
(
た 2 人、男性の育児休業休暇取得者にインタビューを行いました。また、沖縄で女性の社会進出の先
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「育児」=「育自」
(自らの成長)
2
ればと思います。
Firefighter 女性消防士 素敵に輝く
平成16年10月 沖縄県庁で福祉保健部長等を務めあげ、女性初の出納長に就任。以後、沖縄県信用
保証協会会長、公益財団法人おきなわ女性財団理事長を務める。
現在は、公益社団法人沖縄県青少年育成県民会議会長、浦添市男女共同参画審議会会長を務める。
浦添市が取り組む最優先課題にスポットを当て、平成 17 年に浦添市初の女性消防士として採用され
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朝、妻と息子を送り出してか
2
着いたら掃除機に洗濯、アイロ
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〝守りたい〟
という思いに性別は関係ない
Pioneer 女性の社会進出の先駆的存在
浦添市男女共同参画審議会 会長 新垣
それぞれの思い
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男性職員の育児休業取得率
5.2%(26年度までの3か年平均)
⇒ 目標13%以上
女性消防職員の採用率
2.1%(平成27年度時点) ⇒ 目標4%
浦添市役所企画部 国際交流課
広報広聴係 係長 上江洲
市役所のみが行う把握項目
2016 年6月1日
2016 年6月1日
広報
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と
ひ