平成28年度地域包括ケアシステム推進に向けたモデル事業の実施 及び地域資源の調査業務委託 仕様書 1 委託業務件名 平成28年度地域包括ケアシステム推進に向けたモデル事業の実施及び地域資源の調査業務 2 委託業務の概要及び目的 当該業務は、 「地域包括ケアシステム」の実施に向けて、今年度区内全域の地域特性・地域資源等の 基礎調査・分析やモデル地域における住民ニーズ及び地域課題の把握を行い、モデル地域の活動から 明らかになった地域課題に対し、解決につながる具体的な取組を実施する。また、全区の基礎調査や モデル地区での取組を分析し、区内他地域での地域ネットワークづくりを展開する上での基礎資料を 作成し、多様な主体と連携した地域の課題解決のプロセスを検証することを目的とする。 3 委託業務内容 (1) モデル地区(※1)の調査・把握及び課題解決に向けた取組 ア モデル地区自治会役員等にこれまでの課題解決の取組、解決事項、未解決の課題等のヒアリン グを行い、その成果を整理し報告する。また、電子データを区に提出する。 (概ね 30 人程度、 計 15 時間程度) イ モデル地区住民が感じている地域の課題等を把握するためのアンケート調査を実施するに当た り、設問項目の作成及び結果の集計・分析を行う。アンケート票の印刷・配布・回収について は区が行う。 (対象世帯数約 800 世帯、アンケート票 A4 判 4 ページ以内、回収率約 50%を想定) また、アンケート票の集計・分析結果の電子データを区に提出する。 ウ モデル地区での解決に向けた取り組みを検討するためのワークショップを企画・運営する。福 祉施設、教育機関、市民活動団体などの多様な主体の参加を検討し、実施時期や規模及び企画 内容等については、モデル地区自治会と協議を図り実施する。 (年 3 回程度) エ 上記ウのワークショップを通じて出された取組・アイデア等の効果や改善点等を検証する取組 を区が主体で実施するに当たり、ポスターやチラシ等を用意する。 (2) 区の状況把握のための資料作成に係る業務 ア 区の状況把握のための資料の企画 区の状況把握のための資料を作成するに当たり必要となる情報、資料の体裁、データの形式、 データ更新の仕組み等を企画する。 イ 区の情報の収集・整理・分析 市が所管し提供する資料を収集・分析し、必要とするその他の情報についても収集する。また、 区と協議の上、必要な関係者等(※2)に対して、区の情報を収集するための調査を行う。調 査に当たり、調査シートを企画・作成し、その結果の整理・分析を行う。なお、調査シートの 印刷、配布・回収については区が行う。 その他、調査シートの電子データを区に提供する。 ウ 区の状況把握のための資料作成 上記ア∼イの調査等成果を踏まえ、区の状況把握のための資料作成を行う。 (3) 地域ネットワークの構築・推進に向けた検討 上記(1)(2)を踏まえ、今後各地域で「地域ネットワークづくり」を展開する手法を検討し提示 する。 (4) 報告書の作成 上記(1)∼(3) の検討成果を報告書として取りまとめ、電子データを区に提供する。 (5) その他 契約に当たり事業の実施に伴う業務のうち、上記(1)∼(4)の他、受注者の企画提案書内容から発 注者が決定したもの全てを含むものとする。 4 履行期間 契約締結日から平成29年3月31日までとする。 5 留意事項 (1) 本仕様書に明示が無いもの及び疑義を生じた事項については、区と協議して定めるものとする。 (2) 本仕様書の内容を変更する必要が生じた場合、契約者両者が協議して決めるものとする。 (3) 印刷物又は写真等の資料を引用する必要がある場合、受託者の責任において著作権管理者の了解 を得るものとする。 (4) 成果物及び過程での著作権・版権等の権利は、すべて区に帰属するものとする。また、区はこれ ら全てについて二次利用する権利を有するものとする。 (5) 事業を遂行する上で知り得た事項について、 「川崎市個人情報保護条例」の規定を遵守し、個人情 報の保護並びに漏えい防止に関して周知徹底を図るものとする。 ※1 住所…多摩区西生田5丁目 世帯数…約 800 世帯 概要…多摩区の生田南地区内に位置し、丘陵地の開発によりできた住宅が多く、緑豊かで閑静な 住宅街が広がっています。防犯パトロールや美化活動、消防訓練等のイベント等を通じた 地域の交流が進んでいる地域です。 ※2 市職員、福祉施設、教育機関、町内会自治会、市民活動団体、医療関係者等
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