インドネシア:Cokal 社 BBM プロジェクト東地区の JORC を更新 2016 年 5 月 26 日掲載 4 月 29 日付けの地元報道によると、豪州の原料炭グループ Cokal (CKA) 社は、中央 Kalimantan の Bumi Barito Mineral(BBM)石炭プロジェクト東地区の石炭資源報告を更新した。 報告によると、2015 年 1 月石炭資源レポート以来、当該地での新規探査はなかった。2012 年 JORC Code では、全資源量 2 億 6,660 万トン、内訳に変更はなく、精測資源量 1,950 万トン、概測 2,310 万トン、予 測資源量 2 億 2,400 万トン。 豪州の研究機関での分析では、石炭種別は原料炭、うち 90%は原料炭(コークス用炭)、10%は高炉吹き 込み用微粉炭(PCI)と確認された。BBM では、高品質 PCI および原料炭(コークス用炭)が生産できる。 PCI 製品炭は、低灰分(一般的に 3~7%)、低揮発分(一般的に 10%以下)、低硫黄分(0.4%)、微少のリン (0.005%)、高発熱量 (7,500~8,200Kcal/kg)であり、アジア地域での PCI 市場、とりわけベトナムでは魅 力的な高品質炭である。 同様に、BBM の 95%の原料炭(コークス用炭)も、低灰分、低硫黄分、微少のリンを含む高品質炭であ り、るつぼ膨張指数(CSN)9、灰分 3~7%、低揮発分 18~20%で、アジアの大部分の製鉄所、特に中国 の製鉄所には理想的である。 BBM の石炭資源には、露天掘り・坑内掘り何れの方式でも、経済的に可能性のある資源を含んでいる。 (石炭開発部 辻 誠) おことわり:本レポートの内容は、必ずしも独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構としての見解を示すものではありません。正確 な情報をお届けするよう最大限の努力を行ってはおりますが、本レポートの内容に誤りのある可能性もあります。本レポートに基づきとら れた行動の帰結につき、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構及びレポート執筆者は何らの責めを負いかねます。なお、本資料の 図表類等を引用等する場合には、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願 い申し上げます。
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