仕様書 1 件名 2 目的 中野区外国人観光客受入環境整備事業委託 平成28年3月に策定の中野区まち・ひと・しごと創生総合戦略に基づき、グローバルな展開 を視野に入れた都市観光を推進するため、区内大学との連携による外国人留学生による外国人の 目を通して区の魅力の創出・多様な媒体での配信を行い、外国人観光客の誘致・誘客など、来街 者の増・回遊性向上を目指す。 3 委託期間 契約締結日の翌日から平成29年3月15日(水)まで 4 業務内容 (1)動画作成 区内の観光資源である「食」「ショッピング」「文化・歴史」など、外国人目線による区の魅 力を表現し、物語性を持った展開により訪れてみたいと思わせる動画を多言語で制作する。 ア 構成案の提示 (ア)動画撮影前の企画の段階、動画撮影後の編集前の段階、それぞれの段階において構成 案を提示すること。 (イ)上記構成案について絵コンテ等を含め複数案(3 案以上)を区に提示、区と協議し承認 を受けること。 イ 字幕(言語)及び動画時間 字幕(言語) 日本語 英語 中国語 中国語 (繁体字) (簡体字) ハングル語 計 音声 日 英 日 英 日 英 日 英 日 英 (ア)15 秒動画 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 10 (イ)1 分動画 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 10 (ウ)6 分動画 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 10 (エ)10 分動画 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 10 1 分 15 分動画 (ア)の全字幕(言語)の動画を連続再生できるよう一つの動画に編集した動画(各音声) 2 5 分動画 (イ)の全字幕(言語)の動画を連続再生できるよう一つの動画に編集した動画(各音声) 2 30 分動画 (ウ)の全字幕(言語)の動画を連続再生できるよう一つの動画に編集した動画(各音声) 2 50 分動画 (エ)の全字幕(言語)の動画を連続再生できるよう一つの動画に編集した動画(各音声) 2 合計 ウ 音声 1 48 日本語及び英語 エ 字幕 音声を利用しない放映を想定し、全動画において4(1)ウで示す音声を日本語、英語、 中国語(繁体字・簡体字)、ハングル語で表示すること。ただし、字幕数は映像に影響しない 範囲とする。 オ 翻訳字数 動画 1 分あたり 400 文字程度を想定している。 カ 翻訳 (ア)日本語内容の要約とし、最適な翻訳表現に努め作成すること。 (イ)翻訳実施者については、翻訳表現の的確性を考慮し、観光事業翻訳実務経験者等を選 任すること。また、受託者の責任をもってネイティブによるダブルチェックを行うとと もに翻訳証明書を提出すること。 (ウ)施設名等の表現は、東京都が策定した「国内外旅行者のためのわかりやすい案内サイ ン標準化指針」及び別紙を踏襲すること。ただし、不明な点は区と協議の上決定するこ と。 (エ)レイアウト上の制限等により説明内容の簡略化等必要な場合は、表現の変更について 区と事前に協議し、区の承認を受けること。 キ 注意事項 (ア)制作には画像、映像、音声など制作する上での必要なマルチメディア情報の知識と技能 を持つ従事者を配置するとともに、映像制作責任者となるディレクターを配置すること。 (イ)BGM、音響効果は必要に応じて挿入すること。ただし、著作権法等の関係法令を遵守 すること。 (ウ)取材・撮影において、取材相手方への本事業の主旨説明(動画やパンフレットへの掲載 や、配布先等も含む)を行った上で、撮影利用許可を得ること。また、使用する写真やコ メント内容等についても、必ず取材相手に書面で確認を取ること。 (エ)撮影にあたり施設利用申請等が必要な場合は、事前に相手方への本事業の主旨説明を行 った上で手続きを行うこと。なお、施設等利用に必要な費用は受託者の負担とする。 (オ)交通の遮断や照明等により現場周辺の住民生活に支障が生じると想定される撮影を行 う場合は、必ず警察、消防等の関係機関へ届け出るとともに、事前に地域住民への説明と 協力依頼を行うこと。また、始終安全確保に努め、交通整理等の人員を配置するなどの必 要な措置をとること。 (カ)万が一、撮影中に事故が発生した場合は、直ちに被害者の救護、被害の拡大防止に必 要な措置を講じるとともに、警察・消防・区へ報告すること。 ク 校正・校閲 (ア) 納期までに最低三回、区が校正・校閲を行う機会を設けること。 (イ)区の校正以前に基本的な校正・校閲を実施すること。 (以下は内容) ・映像の被写体の正誤確認・レイアウト調整 ・音楽・効果音等 2 ・その他必要な校正及び校閲 (ウ)区より修正及び変更の指示があった場合は、速やかに対応すること。 (2)観光パンフレットの作成 上記4(1)による動画制作と併せ、外国人の目を通して区の魅力を表現し、外国人個人観 光客が中野のまち歩きを行ってみたいと思わせる観光パンフレットを多言語で制作する。 ア 仕様等 部数 10万部 サイズ等 コート紙 仕上がり姿 四つ折り 言語 日本語・英語(併記) 翻訳字数 1 ページあたり 750 文字とし、6,000 文字を想定 90Kg B3 両面 4 色刷り (ア)デザイン等 ・紙面はイラストや写真を多用するなど、効果的かつわかりやすいデザインとし、区と 協議の上作成すること ・イラスト及び写真、図表等は第三者の著作権を侵害しないものであること。 (イ)構成内容 受託者が外国人留学生からの提案協力を受けつつ、基本的な構成や内容は決めていくが パンフレット作成にあたり区担当と協議の上で決定すること。 また、観光パンフレットの作成にあたり掲載を必須とする項目は以下の通りとする。 ・東京駅から中野までの交通案内 ・外国人観光客が、自ら施設までたどり着けるような分かりやすいエリアマップ ・移動を容易とするため、施設までのアクセス方法や駅から徒歩での所要時間や営業時 間等の記載 ・モデルコース、おすすめの季節など ・表紙上部への「TAKE FREE」の文言、及び発行日、発行元 (ウ)校正 ・納期までに最低三回、区が校正・校閲を行う機会を設けること。 ・区より修正及び変更の指示があった場合は、速やかに対応すること。 ・区が校正・校閲を行う前に受託者が以下の項目について校正・校閲を行うこと。 誤字の訂正、脱字の挿入 レイアウト、フォントタイプデザイン、文章表現、用語・単位・ふりがな等の統一 組織・人物・地名等の固有名詞や電話及びファクシミリ番号、住所等の正誤確認 写真の被写体の正誤確認やレイアウトの調整 その他必要な校正及び校閲 (エ)翻訳 ・日本語内容の要約とし、最適な翻訳表現に努め作成すること。 ・翻訳実施者については、翻訳表現の的確性を考慮し、観光事業翻訳実務経験者等を選任す 3 ること。また、受託者の責任をもってネイティブによるダブルチェックを行うとともに翻 訳証明書を提出すること。 ・施設名等の表現は、東京都が策定した「国内外旅行者のためのわかりやすい案内サイン標 準化指針」及び別紙を踏襲すること。ただし、不明な点は区と協議の上決定すること。 ・レイアウト上の制限等により説明内容の簡略化等必要な場合は、表現の変更について区と 事前に協議し、区の承認を受けること。 (3)留学生への指導・管理 上記(1)、 (2)の制作に関し、受託者は区内大学に在籍する外国人留学生(以下「留学生」 という。 )に対して以下の業務を行うこと。 なお、本事業に係る区内大学への留学生の参加協力依頼は区が行い、募集手続は受託者が行 うものとする。 ・留学生同士の交流支援 ・留学生による撮影場所選定協力の支援 ・留学生の動画等への出演依頼 ・取材・撮影等における編集上の留学生に対する指導 ・取材先に不快感を与えない留学生に対するマナー指導 ・留学生が参加する打ち合わせ会の実施(最低 2 回) 。 ・留学生の活動中の事故に備えた傷害賠償責任保険に加入すること ・撮影に係る交通費等の実費は受託者が負担すること。 ・留学生に対する協力謝礼金の支払いを行うこと(留学生は 5 名の参加を想定している。) 。 (4)動画やパンフレットの活用 外国人観光客が多く立ち寄る場所での動画及びパンフレットの効果的な活用や、その他外国 人が観光するために利用する媒体等の活用により区への来街機会を創出する。 動画配信及びパンフレットの設置場所 会場 動画配信 はとバス 15 秒動画をシャトルバス 10 浜松町営業所での設 Tokyo TOKYO が指定する方法で納品する 3か月配信 3か月設置 こと。 3か月設置 また、配信期間を終えた 3か月間配信 動画を保存した媒体及びバ 10 分動画を 1 日 5 か所で放映 3か月設置 ンフレットは設置期間終了 3か月間配信 後回収・区へ送付すること。 5 千部 報センター 5 左記会場を運営する企業 置配布 東京都観光情 6 分動画の配信 その他 運営方法 台の車内 1 日 2 回放映 City 10 分動画を 1 日 6 回放映 i TIC パンフレット 区が別途指定する方法で納 品すること。 提案内容による 納品等 4 (1)成果物 ア 動画 (ア)ファイル形式 mp4(h.264)形式及び Mpeg-2 (イ)提出方法 放映用 DVD 各2枚(計48枚) 映像シナリオ イ 映像素材データ DVD 2枚 2部 パンフレット (ア)日英併記パンフレット 10 万部 (イ)データ用 DVD(PDF 及びAIデータ)1 枚 (ウ)翻訳証明書 ウ 動画及びパンフレットの納期 平成28年12月15日(木) エ 納品場所 中野区役所内の区が指定する場所 オ 検査 区の検査合格の後、上記4(4)で指定する会場が指定する方法で納品すること。 (2)動画及びパンフレットの配信及び設置 ア 設置期間 動画及びパンフレットの納品後、平成29年3月15日(水)までの3カ月間 イ 完了報告書の提出 動画の配信及びパンフレットの設置状況の写真及び1か月毎のパンフレットの残数につい て報告書としてまとめること。 (3)その他業務 外国人留学生の指導・管理についても、業務完了後、報告書を提出すること。 (4)検査について 受託者は区が指定する成果物及び完了報告書を提出し、区の検査を受けるものとする。 (5)支払方法 上記(4)の検査合格後、一括で支払うものとする。 6 個人情報の扱いについて (1)受託者は、法令等の定めるところにより個人情報の適切な管理に努め、個人情報の漏えい、 紛失、改ざん及び破損の防止等について、必要な措置を講じなければならない。 (2)受託者は、受託業務に際して扱った個人情報を業務の目的の範囲を超えて使用してはならな い。 (3)受託者は、本委託業務が完了したのちも、その業務に関して知り得た個人情報の内容をみだ りに他人に知らせ、または不当な目的に利用してはならない。 (4)受託者は、委託業務として指示された場合を除き、個人情報の複写及び複製を行ってはなら 5 ない。 (5)受託者は、受託業務に際して扱った個人情報について、業務完了後、甲に返還するものを除 き、漏えい無きよう速やかに廃棄しなければならない。 (6)受託者は、委託業務に際して扱った個人情報を第三者に提供してはならない。 (7)受託者は、個人情報に係る業務の全部または一部の処理を第三者に委託しまたは請け負わせ てはならない。 (8)受託者は、個人情報の保護に関し事故が生じた場合は、直ちに区に通知し、当該事故の解決 に努めるとともに遅延なくその状況について書面をもって区に報告しなければならない。 (9)区は、受託者が上記に掲げる個人情報の保護に関する義務に違反し、又は怠った場合は、区 の個人情報保護審議会の意見等を聴いて、その事実を公表することができる。 (10)上記の場合において、区が損害を受けた時は、受託者はその損害を補償しなければならな い。 7 受託者の責務について (1)関係法令等を遵守し、受託者の責任において適切に業務を行うこと。 (2)業務上知り得た個人及び団体の内部情報が漏えいすることのないよう受託者の責任において 十分な管理体制を整備すること。なお、契約期間外においても同様とする。 (3)受託者は、本事業の実施に当たり、区又は第三者に損害を及ぼしたときは、区の責任に帰す る場合のほかは、その賠償の責任を負うものとする。 (4)業務において、第三者に取材を行うときは、取材者の身分を明らかにすること。 (5)文献、写真等を引用する場合においては、その出典を明らかにするとともに、その文献、写 真等に著作権、人格権、財産権が存する場合においては、必ず許可を得て引用すること。 (6)業務を遂行する上で必要な資料等は、受託者が用意するものとする。 8 作成物に関する権利の帰属 (1)無償譲渡 成果物が著作権法(昭和 45 年法律第 48 号)第 2 条第 1 項第 1 号に規定する著作物(以下「著 作物」という。 )に該当する場合には、受託者は当該成果物に係る著作権(著作権法第 21 条か ら第 28 条までに規定する権利をいう。以下同じ。)を当該成果物の引き渡し時に区に無償で譲 渡するものとする。 (2)公表 成果物が著作物に該当する場合において、受託者(前項に該当する場合にあっては、関係者 を含む。以下同じ。 )は、区が当該成果物の内容を自由に公表することを無条件に同意するもの とする。また、区は、成果物が著作権に該当しない場合には、当該成果物の内容を受託者の承 諾なく自由に公表することができる。 (3)内容の改変 受託者は、成果物が著作権に該当する場合において、区が当該著作物の利用目的の実現のた めにその内容を改変しようとするときは、その改変に同意するものとする。また、区は、成果 6 物が著作物に該当しない場合には、当該成果物の内容を受託者の承諾なく自由に改変すること ができる。 (4)著作者人格権の不行使 受託者は、前記(2)及び(3)に該当する場合、区及び区が許諾する者に対して、著作者 人格権を行使しないものとする。 (5)著作物、人物の許諾等 成果物の制作に際して、他の著作物及び人の許諾、記録素材の借用等が必要な場合は、受託 者がその手続きを行うものとし、当該許諾、借用等に発生する費用は当初の契約金額に含むも のとする。 (6)第三者の権利侵害 受託者は、区に対し、成果物が第三者の有する著作権、特許権、実用新案権、意匠権、商標 権その他一切の権利(以下「著作権等」という。 )を侵害せず、かつそのおそれのないことを保 証するものとする。 なお、万一成果物に関して、著作権等を侵害するとして区と第三者との間で紛争が生じた場 合には、受託者は自己の責任と負担においてその解決を図るものとし、区に何らの迷惑をかけ ないものとする。また、受託者はかかる紛争により区に生じた損害について賠償するものとす る。 9 自動車使用にあたっての制限 本事業の履行に当たって自動車を使用し、又は利用する場合は、都民の健康と安全を確保する 環境に関する条例(平成 12 年東京都条例第 215 号)の規定に基づき、次の事項を遵守すること。 (1)ディーゼル車規制に適合する自動車であること。 (2)自動車から排出される窒素酸化物及び粒子状物質の特定地域における総量の削減等に関す る特別措置法(平成 4 年法律第 70 号)の対策地域内で登録可能な自動車の利用に努めること。 当該自動車の自動車検査証(車検証)粒子状物質減少装置証明書等の提示又は写の提出を 求められた場合には、速やかに提示し又は提出すること。 10 環境への取組み 中野区本庁舎は、 「ISO14001」に基づいた環境マネジメントシステムを構築し、中野区本庁舎内 の組織が行う事業活動における環境配慮及び環境保全に関する行動を適切に実行することとして いる。 この取組みには請負者の協力は不可欠であり、本委託業務関係者の業務管理等に当たっては、 この制度の趣旨の理解に努め、地球環境保全に十分配慮するものとする。 11 その他 本仕様書に明記されていない事項又は内容の解釈に疑義が生じた場合は、区と受託者が速やか に協議の上、決定する。 7
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